サフ吹き&シリンダーの制作など [1/43 TNGベンツ・アクトロス]
久々の模型記事。このところの進捗です。
あちこちまだ途中ながら、モチベUPと全体像の把握を兼ねて、サフ吹きました。
サフ色になるだけで、なんとなくまとまり感が出て、完成が近づいたような錯覚。
ただ、改めて見ていてバランスが気になるところなども。
前にも書いた通り、トラクターが1/43で、プラモのTNGイングラムは1/48。かつ、1/48イングラムは例の等身大の実物とはバランスが異なるため、スケール的にはもう縮尺がぐっちゃぐちゃです。
そのアンバランスさのつじつま合わせを随所で行いつつどうにかまとめてる感じなので、どうしても歪みは出てしまうもので。
気になったのは、グースネック上の謎の箱。けっこう目立つ、メインのパーツの一つです。
サイズ確認のための厚紙工作ダミーからプラ板に置き換える際、ハッタリ感も含めてちょっと大きめにしようと前後を伸ばしたのですが、結果として割とスクエアに近い実物に対して、前後に長い印象になってしまっています。
他とのバランスでいうと、2mmほど上下方向も伸ばした方がよさそう。
とはいえ、0.5mmのプラ板で造形してるので、端を2mmだけ伸ばすのはけっこう困難です。側面の下端を少しはぎ取って接着しろを確保する形で延長しました。
こんなかんじ。
そして、脳内設計は前からできてたものの面倒くさいので後回しにしていた、デッキアップ用シリンダーの造形に入ります。
使用するのはWAVEのプラ=パイプ。
わりと最近出たマテリアルです。
それなりに実物に忠実に制作してしまってるので、実物どおり5段伸縮にしないとうまく収まりませんが、油圧シリンダー的なものを模型サイズで作ると、どうしても各段の直径に差がありすぎる感じになってしまいます。
でもこのプラパイプは比較的肉薄なので、多段で組み合わせてもそこまで違和感はなさそう。
溝を切って、内側のパイプに植えた0.5mmの真鍮線をストッパーにして伸縮を再現する作戦です。
写真の銀テープは、模型界隈ではメジャーなラピーテープ。よくメタリック表現に使われるアレです。
現物のシリンダーも鏡面メタリック調になってるのですが、伸縮するパーツということで、塗装では絶対に剥げてくること必至。擦っても剥げない鏡面メタリック、となると、ラピーテープ一択です。
当然、テープを巻く分、太さが増すので、それぞれのパイプは内側をヤスってクリアランスを確保しています。
出来上がり。
一番太いところは黒く塗装予定。
このシリンダーについてはもう一つ、「伸びる順番」も気になるところ。実車ではデッキアップ時、シリンダーは太いほうから順番に伸びていきます。
これを模型で再現するのは至難の技ですが、それぞれのパイプの内径を微妙に変えることでキツさに差を付け、引っ張ったときにゆるい方から伸びるようにします。実際モーターで駆動したときにうまいこといくかどうかは分かりませんが、とりあえず手動テストではそれっぽくなりました。
現物比較。
やっぱりどうしてもサイズ的な限界で太さの違いは出てしまいますが、かなり忠実に再現できたのではないでしょうか!
前述の通りクリアランスは余裕を持った調整になってるので、最大伸張時には多少遊びの部分でたるみが出てしまうことがありますが、それは致し方ないかなと。いちおう長さはジャストになるよう調整しているので、イングラム積載時に重さでピンと張ってくれれば、完全にデッキアップしたところでの見た目はちゃんとするはずです。
とまぁそんなこんなで、やっと主なパーツは揃いました。
いけるところは塗装に入りたいですが、もちろん今回も電飾を仕込む予定なので、工程の組み方にちょっと頭を悩ませていたり。
とりあえずここまでは悪くない出来な気がしてるので、このまま進めていきましょう!
ではまた次回!
あちこちまだ途中ながら、モチベUPと全体像の把握を兼ねて、サフ吹きました。
サフ色になるだけで、なんとなくまとまり感が出て、完成が近づいたような錯覚。
ただ、改めて見ていてバランスが気になるところなども。
前にも書いた通り、トラクターが1/43で、プラモのTNGイングラムは1/48。かつ、1/48イングラムは例の等身大の実物とはバランスが異なるため、スケール的にはもう縮尺がぐっちゃぐちゃです。
そのアンバランスさのつじつま合わせを随所で行いつつどうにかまとめてる感じなので、どうしても歪みは出てしまうもので。
気になったのは、グースネック上の謎の箱。けっこう目立つ、メインのパーツの一つです。
サイズ確認のための厚紙工作ダミーからプラ板に置き換える際、ハッタリ感も含めてちょっと大きめにしようと前後を伸ばしたのですが、結果として割とスクエアに近い実物に対して、前後に長い印象になってしまっています。
他とのバランスでいうと、2mmほど上下方向も伸ばした方がよさそう。
とはいえ、0.5mmのプラ板で造形してるので、端を2mmだけ伸ばすのはけっこう困難です。側面の下端を少しはぎ取って接着しろを確保する形で延長しました。
こんなかんじ。
そして、脳内設計は前からできてたものの面倒くさいので後回しにしていた、デッキアップ用シリンダーの造形に入ります。
使用するのはWAVEのプラ=パイプ。
わりと最近出たマテリアルです。
それなりに実物に忠実に制作してしまってるので、実物どおり5段伸縮にしないとうまく収まりませんが、油圧シリンダー的なものを模型サイズで作ると、どうしても各段の直径に差がありすぎる感じになってしまいます。
でもこのプラパイプは比較的肉薄なので、多段で組み合わせてもそこまで違和感はなさそう。
溝を切って、内側のパイプに植えた0.5mmの真鍮線をストッパーにして伸縮を再現する作戦です。
写真の銀テープは、模型界隈ではメジャーなラピーテープ。よくメタリック表現に使われるアレです。
現物のシリンダーも鏡面メタリック調になってるのですが、伸縮するパーツということで、塗装では絶対に剥げてくること必至。擦っても剥げない鏡面メタリック、となると、ラピーテープ一択です。
当然、テープを巻く分、太さが増すので、それぞれのパイプは内側をヤスってクリアランスを確保しています。
出来上がり。
一番太いところは黒く塗装予定。
このシリンダーについてはもう一つ、「伸びる順番」も気になるところ。実車ではデッキアップ時、シリンダーは太いほうから順番に伸びていきます。
これを模型で再現するのは至難の技ですが、それぞれのパイプの内径を微妙に変えることでキツさに差を付け、引っ張ったときにゆるい方から伸びるようにします。実際モーターで駆動したときにうまいこといくかどうかは分かりませんが、とりあえず手動テストではそれっぽくなりました。
現物比較。
やっぱりどうしてもサイズ的な限界で太さの違いは出てしまいますが、かなり忠実に再現できたのではないでしょうか!
前述の通りクリアランスは余裕を持った調整になってるので、最大伸張時には多少遊びの部分でたるみが出てしまうことがありますが、それは致し方ないかなと。いちおう長さはジャストになるよう調整しているので、イングラム積載時に重さでピンと張ってくれれば、完全にデッキアップしたところでの見た目はちゃんとするはずです。
とまぁそんなこんなで、やっと主なパーツは揃いました。
いけるところは塗装に入りたいですが、もちろん今回も電飾を仕込む予定なので、工程の組み方にちょっと頭を悩ませていたり。
とりあえずここまでは悪くない出来な気がしてるので、このまま進めていきましょう!
ではまた次回!
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