イングラム1号機-26:バイザー部・ヒートプレスチャレンジ(前編) [彩工家 イングラム1号機]
やる気になってるウチにがしがし進めますよ〜。
いよいよ最後の難関、メインカメラのクリアバイザー部へのトライです。
クリア樹脂での複製か、はたまたヒートプレスか、というところで答えがでないまま、型だけは作ってました。歪みをちょいちょい修正してたのもほぼ形になり。
ここはひとつ、ハードルが低そうなヒートプレスからやってみることにします。
実は型が出来た当初、手持ちの薄いクリアプラ板でちょっとやってみたこともあるんですが、プラ板がよくなかったのか、やり方が中途半端だったのか、うまくいかずに何にも再利用できないプラゴミを量産しただけでした。
いろいろ先人達の実例をみていますと、やっぱりヒートプレスには塩ビ板がスタンダードな模様。
ということで用意したのがこちらです。
代用品もあるんでしょうが樹脂素材の違いとかよく分からないので、素直に東急ハンズへ塩ビ板を買いに行ったんですが、けっこういろんな色がありまして。その中でいかにもイングラムのバイザーっぽいクリアグリーンがあったので、これでいいじゃん!と。
透明で作って塗ってもいいんですが、クリアパーツへのムラのないクリア塗装は難しいし、そもそも塩ビへの塗装って…というのもありつつで、これ幸いとばかりにグリーンのものを購入……してあったのは、もう何ヶ月も前です実は。
さらに用意しましたのは、これもモデラーさんにはお馴染みの、100均のフォトフレーム。
この枠に塩ビ板を取り付けてぐいっとやればいいんでしょ?知ってますよ。
こうでしょ?こう。
予習だけは必要以上にしてますのでね。
さらに、フォトフレームの裏側の支え用の板も有効活用。
型が通るぐらいの穴をがっつりあけまして、「絞る」ための押さえにします。
ぼろぼろとでたゴミも有効活用。
抜いた板を型の「持ち手」に。粉塵を詰め込んで瞬着を流し込み、瞬着パテ状態でがっちり固定しました。
これで準備ばんたん!あとは熱してぎゅっとするだけ。
…なのですが。
HOW TO系の記事ではだいたい、ガスコンロ直火は強力すぎるので電熱器を使えって書いてあります。そんなものウチにありません。とはいえ、この先いつ使うかも分からないのに電熱器を買うのはさすがに無駄。
考えた末に、コンロに付いてる魚焼きグリルを使うことを思いつきました。
分かりますでしょうか、ガスコンロの天板の真ん中に穴が開いてて魚焼きグリルの熱が上に抜けるようになってるやつあるじゃないですか。ウチのコンロそれなんですよ。
グリルを弱火にしておいて、その穴からの熱気を利用すれば、コンロ直火よりだいぶマイルドでちょうどよい熱し方ができるんではないかと。
やってみました。
ばばん。
お〜。
作業中はスピード重視なのでヤラセ写真も撮れてませんが、塩ビだと柔らかく型になじんでくれる感じで、たしかにプラ板より向いてるようです。
ただ見ての通り、パーツとしては影響のない部分ですが、一部破れて穴が開いてしまいました。それ以上に、絞り用の穴が大きすぎてサイドがきっちり型に沿ってない…。ということでファーストトライは失敗!
一度で成功することはまずないから何度もトライしてうまくいったものを使え、というのが常識のようですが、「とかいって一回でうまくいっちゃったりして〜」なんて甘いコトを考えてましたがそんなことありませんでしたね。
セカンドトライ。
大きすぎた穴に割り箸でガイドを足し、より型に沿った「絞り」が出来るようにします。
かつ、フレームの幅の狭い側はクリップ止めをやめて、引っ張られすぎないようにして破れを防ぎます。
いざ!ぐに〜〜〜。
おお。
今度はちゃんと型通りに成形できてるんじゃないでしょうか!
型から外してみます。
うまくいった!…ように見えますが、これも失敗です。
この写真だと分かりませんが、絞りをタイトにしたせいで、微妙に力のバランスが変わってしまったところが不均一になってて、一部だけ妙に薄くなってしまってます…。素材自体に色が付いてるので、そこだけ薄いのがバレちゃう。
やっぱり一度や二度でうまいこといくわけはなかったか…。
というわけで、長くなってきたので今回はここまで、後編に続きます。
ではまた次回。
いよいよ最後の難関、メインカメラのクリアバイザー部へのトライです。
クリア樹脂での複製か、はたまたヒートプレスか、というところで答えがでないまま、型だけは作ってました。歪みをちょいちょい修正してたのもほぼ形になり。
ここはひとつ、ハードルが低そうなヒートプレスからやってみることにします。
実は型が出来た当初、手持ちの薄いクリアプラ板でちょっとやってみたこともあるんですが、プラ板がよくなかったのか、やり方が中途半端だったのか、うまくいかずに何にも再利用できないプラゴミを量産しただけでした。
いろいろ先人達の実例をみていますと、やっぱりヒートプレスには塩ビ板がスタンダードな模様。
ということで用意したのがこちらです。
代用品もあるんでしょうが樹脂素材の違いとかよく分からないので、素直に東急ハンズへ塩ビ板を買いに行ったんですが、けっこういろんな色がありまして。その中でいかにもイングラムのバイザーっぽいクリアグリーンがあったので、これでいいじゃん!と。
透明で作って塗ってもいいんですが、クリアパーツへのムラのないクリア塗装は難しいし、そもそも塩ビへの塗装って…というのもありつつで、これ幸いとばかりにグリーンのものを購入……してあったのは、もう何ヶ月も前です実は。
さらに用意しましたのは、これもモデラーさんにはお馴染みの、100均のフォトフレーム。
この枠に塩ビ板を取り付けてぐいっとやればいいんでしょ?知ってますよ。
こうでしょ?こう。
予習だけは必要以上にしてますのでね。
さらに、フォトフレームの裏側の支え用の板も有効活用。
型が通るぐらいの穴をがっつりあけまして、「絞る」ための押さえにします。
ぼろぼろとでたゴミも有効活用。
抜いた板を型の「持ち手」に。粉塵を詰め込んで瞬着を流し込み、瞬着パテ状態でがっちり固定しました。
これで準備ばんたん!あとは熱してぎゅっとするだけ。
…なのですが。
HOW TO系の記事ではだいたい、ガスコンロ直火は強力すぎるので電熱器を使えって書いてあります。そんなものウチにありません。とはいえ、この先いつ使うかも分からないのに電熱器を買うのはさすがに無駄。
考えた末に、コンロに付いてる魚焼きグリルを使うことを思いつきました。
分かりますでしょうか、ガスコンロの天板の真ん中に穴が開いてて魚焼きグリルの熱が上に抜けるようになってるやつあるじゃないですか。ウチのコンロそれなんですよ。
グリルを弱火にしておいて、その穴からの熱気を利用すれば、コンロ直火よりだいぶマイルドでちょうどよい熱し方ができるんではないかと。
やってみました。
ばばん。
お〜。
作業中はスピード重視なのでヤラセ写真も撮れてませんが、塩ビだと柔らかく型になじんでくれる感じで、たしかにプラ板より向いてるようです。
ただ見ての通り、パーツとしては影響のない部分ですが、一部破れて穴が開いてしまいました。それ以上に、絞り用の穴が大きすぎてサイドがきっちり型に沿ってない…。ということでファーストトライは失敗!
一度で成功することはまずないから何度もトライしてうまくいったものを使え、というのが常識のようですが、「とかいって一回でうまくいっちゃったりして〜」なんて甘いコトを考えてましたがそんなことありませんでしたね。
セカンドトライ。
大きすぎた穴に割り箸でガイドを足し、より型に沿った「絞り」が出来るようにします。
かつ、フレームの幅の狭い側はクリップ止めをやめて、引っ張られすぎないようにして破れを防ぎます。
いざ!ぐに〜〜〜。
おお。
今度はちゃんと型通りに成形できてるんじゃないでしょうか!
型から外してみます。
うまくいった!…ように見えますが、これも失敗です。
この写真だと分かりませんが、絞りをタイトにしたせいで、微妙に力のバランスが変わってしまったところが不均一になってて、一部だけ妙に薄くなってしまってます…。素材自体に色が付いてるので、そこだけ薄いのがバレちゃう。
やっぱり一度や二度でうまいこといくわけはなかったか…。
というわけで、長くなってきたので今回はここまで、後編に続きます。
ではまた次回。
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