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零式ヘッドモデル-32:ギミック調整と各部の今更なアレ [彩工家 零式]

さて、前回懸案のバイザーギミックの基本構造がなんとなく出来たことで、工程の見通しが開けつつモチベーションも上がり気味な今日この頃、いい流れが来ております。

世の中大型連休でしたが、平日も半ば在宅気味だったり、かと思えば連休中に出勤だったりと、曜日の感覚が無くなりかけている今日この頃なわたしですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
世界規模の大運動会とかマジどうでもいいんでさっさと中止にしろと思いますがこのブログとは主旨が違うのでほどほどに。

でね。
バイザーギミック、前回記事の通りまたも再調整して再出力して、なかなかいい塩梅になりました。
20210509_zero1.jpg
この辺のパーツ、もう十数回プリントし直してる気がしますが…ようやく一段落な感じ。
併せて、これを動かすための目玉周りの機構も現物合わせでひたすら貼り足したり削ったりで可動範囲とクリアランスの微調整。悪くない結果を得ています。

かと思いきや、ですよ。

前回書いた、いまいち設計通りにアームが上がりきらない問題は、軸の設計ミスもありつつ結局の所やっぱり前頭部内側のクリアランス不足。またあっちこっち現物合わせで削り込みました。
ところどころもう穴が開きそう…と思ってたら後部上面ダクトが突き抜けたりして慌ててプラ板で埋めたりしております。
そうやって前頭部を削り込んでいったところ、今度は後頭部との嵌合面に隙間が生じて中が見えてしまう自体に陥り、慌ててパテを盛り足したり。
20210509_zero2.jpg
もともと後頭部のここ、ちゃんと左右対称とれてなくて右側がちょっと足りないなーとは思ってたんですよ。でも目立つとこじゃないしまーいっか、とスルーしてました。全体の精度が上がれば上がるほど、いろんな誤魔化しが効かなくなってきます…。


というわけで外装周り、こないだ2回も捨てサフ吹きませんでしたっけ!?っていうレベルで造形を今更弄っております。
20210509_zero3.jpg
額センサー下部は少し盛り足し。
ここ、思いっきり内側に張り出してるため跳ね上げたバイザー前端との干渉が最もシビアな部分。大して外観に影響しなそうだったので少し埋めてやったら、内側のクリアランスが劇的に改善しました。
併せて、度重なる形状修正に伴って一旦埋めてたバイザー上部の台形モールドを彫り込んでみたり…しましたけどフリーハンドだと限界がありすぎでしたね…。

前々回記事(→>LINK)の冒頭画像のとおり、バイザー本体の形状が定まってないので保持アームにアタリを兼ねさせるような形状にして検証を続けてたんですが、3D出力パーツなんで当然ながら(歪みやすい樹脂使ってるとはいえ)左右の対称がとれてるんですよ。
それを前頭部パーツに合わせてみたら、あら思った以上にちゃんと左右対称になってるじゃん!ていうのと、でもまだちょっとズレてるよね…、てのが如実に明らかになりまして。
それに端を発して、これまで都度どこかを基準にバランスをとってたあちこちが「やっぱりズレてる…」のオンパレード。一度修正したところを元に戻すような修正もひとつふたつではありません。

向かって右の目線ラインは、パネルごと上げたら上げすぎてたので貼り足して下げたら今度は下げすぎたか…?と思って削り込んでたところ、どうやら元通りぐらいでちょうどよかったっぽいのでまた貼り足しています。
で、どうやら顔のセンターがどうやら0.5mm〜1.0mmほどズレてるっぽい…。


右の頬ブロックのパネル、頬ブロック自体のバランスを調整した際に少し後ろにズラしていい感じにできてましたが、どうも反対側と傾きがズレている模様…てことでここも削り込んで再度修正。
20210509_zero4.jpg

さらに頬ダクト周りの造形も追加修正。
20210509_zero5.jpg
こういうダクト内部の仕上げって手間かかりますよね。プラ材の切れ端に紙やすり貼ってちょこちょこ削ったりしなきゃいけないじゃないですか。そういうのほんとにメンドクサイので苦手です…。
めんどくさがりがモケイ作るんじゃないよって話ですけど(笑)。

しかもこの頬ブロック、前頭部後方下端との嵌合をパチピタにしようと結構苦労して調整してましたが、それによって本来はセンターのスライドレールで保持されるべき前頭部が、この後頭部との嵌合部で支えられるようになってしまってました。つまり、閉じた状態のときレールの保持を離れて頬ブロック上面に押し上げられてコンマ数mmのレベルでちょっと浮く形に。結果、ガショッと前に出るときに必要以上にガタつく症状がでていました。これに気付くのにだいぶかかったんですが原因が判明したので頬ブロック上面もまた削り込んでクリアランスを確保したり。


フリーハンド加工に限界を感じた前頭部のモールドは、一旦またパテ埋めしたところに自作したスタンプで型押しする作戦で再挑戦。
20210509_zero6.jpg
一見うまくいってるようですが、あとで仕上げてみたら深さが足りずいまいちで、結局フリーハンドで追加調整するハメになったり。なんだかなーです。

からの、一度は「ヨシ!」てなったハズなのに、改めて見てるとあっちもこっちもバランスが取れてねーじゃん…てことでもうこの有様ですよ。
20210509_zero7.jpg
センターラインのズレを補正した分、少しはバランスが狂うのは分かるんですが、とてもそれでは説明が付かないレベルであれこれおかしい…気がする!!てことで盛って削ってまた盛って削ってまたもったところがこちらです。

ギミックとの兼ね合いで調整が必要な部分以外、極力キットの造形を生かしたかったんですが、この辺はもうキットパーツのラインがよく分からなくなってきてしまいました…。
そもそもが額センサー周りの曲面構成、これぞ出渕デザインの真骨頂ってぐらいの立体化泣かせなので、一筋縄ではいかないのは分かりますけれども。
それでもあーだこーだやってて、どうにかこうにか、そろそろ落としどころでしょうか?みたいなことは何度言ってもオオカミ少年なので止めておきますが(笑)、この辺でそろそろ捨てサフの本番(!?)に進みたいですね。


相も変わらずな一進一退の超絶牛歩っぷりでお恥ずかしい限りですが、最初に書いた通りやる気と進捗とどちらも自分としては悪くない気がしてるんで、張り切って進めて参りたい所存です。
ではまた次回。
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コメント 4

yan

・・・うむ、細かすぎてよくわからんです!(笑)
が、すんごい頑張っているのは伝わります。

いやしかしアオシマ、色ついたらあれ? って感じで苦笑。
腰から上はまあ悪くないんですけど腰下はいいとこが
一つもないのがいやはや、今のぶっ様の感性についていけませんな。

あれでほぼ8千円というのも。




by yan (2021-05-10 20:49) 

nuke_sve

>yanさま
毎度の細かすぎて伝わらない選手権ですみませんです(笑)。

アオシマ版、なんか不思議なバランスですよね〜。
全体のプロポーションとしてはイマドキの細身アレンジなのに部分的にはマッシブな味付けだったり。
印象値としては個人的にはそんなに悪くはないんですが、バランスは良いとは言いがたいかも…という感想です。細かいとこはまぁさておき、下半身というより膝下がいろいろおかしい気がしています。
なによりまぁ、お値段が高過ぎますね…。ひとつは買いますけど。

それより、同スケールの指揮車にガードロボ付いてくるってのがなかなかアツいのでは!?と思っておりますよ〜。
by nuke_sve (2021-05-10 23:34) 

yan

グレーの時は気づかなかったのですが膝下はもとより
一番気になったのは腿アーマーの下のエグりがなさすぎる(涙)
かっこ悪い。

なんだか指揮車の方が気合が入っていてさらに萎えるとゆう(笑)
まあアオシマらしい気もしますが。

アオシマは10月までほっとけばよいのでnukeさん零式の
完成を楽しみにしてますよ!
by yan (2021-05-11 01:08) 

nuke_sve

>yanさま
脚部全体がわりとボリュームあるのに対して、膝〜向こう臑が細すぎるのと足が小さすぎる、てのが自分の気になりポイントですが、すでにもう気になってるところが違うというのがまたこの機体のムズカシサですかね(笑)。

カーモデルのスケールで出すのはいいけど…と思ってたら率先して指揮車をフォローしてきたあたりは非常に好感が持てます。
なんだかんだアオシマさんにはお世話になってますんで頑張って欲しいところです。
by nuke_sve (2021-05-12 03:31) 

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