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零式ヘッドモデル-45:ラストスパート [彩工家 零式]

正直、気になってて直せるなら直したい箇所はちょこちょこあるんですが、完成を優先するフェーズなので突っ走ります。
あれこれ手を入れれば完成度が上がるのは分かってますけど、大半が伝わらない自己満足だしそのためにまた何週間も費やすに値するほどの違いを出せるかといえば微妙…。

懸案の電飾回路はプログラムも調整して、まぁこんな感じですかねってレベルには達しました。いろいろ物理的な制約との兼ね合いで劇中をそんな忠実には再現出来てないのと、劇中のフェイスオープン描写は意外とカット尺としては短くて途中までしか確認できないので、もろもろ含めて雰囲気ベースでそれらしくなってればよいことにします。

で、組んでみるワケですけれども。
20210617_zero1.jpg
組んでる途中でどっか壊しそうで怖い…。

しかも、肝心の電飾ユニットがそもそも目玉パーツにうまいこと収まりません…。
上部目玉カバーは軸固定にしてるので、配線の弾力でゆるゆると外れてくる始末。これはなんか考えた方がよい気もしつつ、今更ここをビス止めに変更するのも結構な手間と危険が伴うのでどうしたものか。

とりあえずむりやり押し込むしか。
20210617_zero2.jpg
スペース自体にはそこまで余裕がないわけじゃないんですけど、配置の捌き方が至らないのが問題。改修するかどうかは様子見です。

一方、えいやでごりごり進めてしまってる塗装工程のほうは、忘れてたワケじゃないですが地味に手間がかかるので後回しになってしまってた耳の後ろのダクト奥に黒を入れました。
20210617_zero3.jpg
ダクト形状は劇中合わせでキットパーツからちょっとアレンジしています。
この辺、入り組んだ形状のため内側はまともに表面処理が出来ておらず、エナメル塗装ではみ出しを拭き取ればいいやと思ってたところがキレイに拭き取れなくてちょっとお見苦しい感じになってしまってますが、こんなところ組んだら誰も注目しないし自分でもほぼ見ない!はず!

併せて、頬ダクトの奥の黒もエッジがキレイに塗り分けられてなかったので墨入れの要領で誤魔化してやろうと思ったところ、同様に内側がざらざらで汚らしくなってしまったのですが変に上塗りするとキズを広げそうなので、最低限目立たなくなってればもういい!…みたいな。やっぱり…の手直しが発生しなければ、これで塗装工程は終了です。
塗装もっと上手くなりたいです。経験あるのみですね…。


そして、ギミック周り最後の難関であったバイザーパーツがまたもや立ちはだかります。
前回記事の通りヒートプレスを5回トライして組んでみたら型の修正が必要なことが判明してごりごりやって、その後さらに2回ほど抜いてみましたが、どうにも結果がよろしくない。
そもそもこのバイザーの型、前頭部とのかみ合わせに関してはそれなりにキッチリ出来てるのですが、全体としては嵌合の検証が出来ていません。外装パーツの構造上、全部の関係パーツをちゃんと組んだ状態でクリアランスを調整するのが困難なので、ひとまずそれっぽい感じにするのが精一杯でした。
てことで、型に関しては今更削ったところをさらに今更盛り足したりしながら再度の修正を試みて、さらに3度ほど追加ヒートプレス。都合もう10個めとなる成果パーツがどうにか使えそうだったので切り出して、仮組みした結果がこちらです。
20210617_zero4.jpg
一番の焦点は、緑矢印の頬ダクトとのかみ合わせ部分。
塩ビ素材の柔軟さでうまいこといくかと思ってたのですが、正面からの見た目を気にしすぎて必要以上に下すぼみになってたようでダクトのエッジと完全に干渉してたので、下端を外側に広げる形で盛り足したのがこの辺です。
それでもまだ、赤矢印部分を見ると、前頭部が閉まりきってないのが一目瞭然。どっかが干渉してるのは間違いありません。バイザー保持アームとそれを開閉する目玉カバーのアームの嵌合が塗装によってタイトになりすぎてたのをちょこっと修正したらだいぶマシになってこれですので、干渉の調整がまだ足りていないようです。
ということで要調整なのが青矢印。バイザー下端と顎パーツ正面とのクリアランス。前述の通り型を作る段階で調整しづらかったのと、どうやっても最後は現物合わせだろうなと思ってた部分ですが、バイザーの上下幅が明らかにまだ過剰。もう少しけずってやる必要がありそうですね。
ただ、そこさえ調整できればうまく全てが収まるのでは、という予感がしております。クリアパーツのサイズ微調整はまただいぶ気を遣う作業になりますし、やり過ぎたらまたかなりの手戻りが発生しますので慎重にいきたいところですが、ここの処理が済めばもう完成できるのでは。


自分の書いた文章は当然自分が読んで好ましいように書かれてるので、ときどき過去記事をひたすら読み返してしまったりします。
で、見返すとこの零式ヘッド、目玉周りのパカパカを形にしたあとで半年ちょい放置してから再始動したのがちょうど1年前らしく。そこからギミック設計やもろもろの造形修正をこの1年でこなしたということになります。丸1年もかかったというよりは普段の自分のペースに照らすと1年でよくぞここまで…という感想。
3DCADによる可動ギミック設計という初チャレンジに加えて毎度の大型レジンパーツの形状変更のみならず電飾回路の設計、さらにはサーボモータの使用も初体験、と盛り沢山な中で、手の遅い自分としてはよくやってる気がします!(自画自賛

お手つきを増やすのが得意なのですが、かなり意識的に「まずはこれ…!」とあれこれ浮気を我慢しながら頑張った成果がへっぽこながら出ているのでは。
ホントのほんとにもう完成目前です。気になるところには目をつぶりつつですけど。
ではまた次回。
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コメント 4

yan

バイザーはやっぱりですねブチ様がわるい(笑)
モデでやっぱり無理でしたに舵きってもうたのも涙。

ま切り欠き埋めて再現しますから中途半端着地予定
のワタクシが言うのもアレですが笑

by yan (2021-06-19 01:20) 

nuke_sve

>yanさま
あれ、モデ零式ってどうなってましたっけ…。
とても気に入ってないので印象があまり(笑)。

我が家ver.は、これはこれとしていい感じにまとまった気がしております今のところ。
by nuke_sve (2021-06-19 13:01) 

yan

モデは普通に切り欠きありの彩工家オリジナルと同解釈ですね。
ある意味現在は降参したとも言えるので反省はしてるかも(笑)


by yan (2021-06-19 19:35) 

nuke_sve

>yanさま
切り欠き解釈も本編描写からするとなくもないですけども、モデ版はおいといてそろそろ1/60をひとつぐらいマトモに作りたい今日この頃です。
by nuke_sve (2021-06-19 20:07) 

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