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彩工家 イングラム3号機-7.5:再開に向けての考察編 [彩工家 イングラム3号機]

これまでのあらすじ。

2013年 3月:3号機製作記事でブログ開始。
       …したものの、数本記事を上げていきなり3ヶ月放置。
2013年 7月:戻ってきたかと思えばなぜか2号機を作り始める。
       …かと思えばこれもすぐ放置。
2013年 8月:1号機に浮気開始。
2014年 6月:しばらくは真面目に1号機作ってたかと思えばまた放置。
       そして2号機を再開したかと思えばまた放置。
2016年 8月:丸2年放置の末、1号機の製作を再開。
2016年10月:1号機完成。
2017年 5月:またも長いブランクを経て2号機の製作を再開。
       …かと思いきやごくたまにしか進捗せず。
2018年 8月:色々挟みつつようやく2号機の製作を本格再開。
       その上、零式もお手つきに。
2018年12月:2号機完成。
2019年 9月:またあれこれありつつ3号機を6年以上放置したまま、零式に本格着手。
2019年10月:冷静に考えてフェイスオープン再現ムリじゃね…?感を漂わせまた中断。
2020年 1月:3Dプリンタ本格導入。
2020年 6月:零式再始動。
2021年 6月:零式完成。

…とまぁ、かれこれ3号機放置から早8年が経過しております…。いかに計画性と集中力や根気がなく浮気性かがよく分かるお恥ずかしいヒストリー。
ただね、散々放置しておきながら、ちゃんと毎度戻ってきてるの偉いと思うんですよ(自賛。


そんなわけで。戻って参りました。
零式ヘッドでデジタル設計3D出力造形による電動ギミックを実現するだけの技量を得ましたので、今こそ満を持して、長らく放置していた3号機を進展させられる状況が整ったのではありませんか!
…といいつつ、直近別のものを作らなきゃいけない事情もありますのですぐさま再始動とはいかないんですが、久々にキットを引っ張り出してきまして状況把握と改めての考察などしている今日この頃です。
20210625_Ingram3_1.jpg
ゲート処理は終わってて、ふんわり気泡埋めとか微改造とかしてありますが、改めて見ると当時はまだレジンキットに慣れてなくておっかなびっくりな中で試行錯誤してたのを感じます。

でね。

この彩工家さんパトレイバーヘッドモデルシリーズ、これまで3つ完成させたことで、だいぶ色んなコトが分かっております。
迫力のビッグスケールかつカッコイイ造形で魅力的なキットではありますが、いかんせんアナログ造形の手流し複製ということで、パーツのサイズ感も相まって歪みやズレが出てしまいがちでなかなかの上級者向け。
そのまま組む分には、仕上げの手間はかかりますがさほど問題なくカッコ良く仕上がるのです。ただ、微妙なプロポーションを好みでアレンジしようとか、ましてや精密さが要求される可動ギミックを仕込もうとか余計なことを考えた途端にぐっとハードルは上がり、調整と修正が必要な部分が頻発してしまうんですがそれは致し方ない。

てことで上の写真ですが。
左右の頬ブロックの高さが違います。当時はこんなこと気にもしてなかったし、アマチュアディーラーさんのキットにも不慣れで、そんなことがあるとも思ってませんでした。

左耳基部、円形で角度が決めづらいので自分でダボを追加して位置決めしてたのがズレてるのか…?
20210625_Ingram3_2.jpg
と思いましたが、どうやらそうでもないらしい。

高さもですが角度も右の方が下がってる模様。
20210625_Ingram3_3.jpg
左側は、ちゃんと前を向くように前頭部とも合わせてあるので、調整するならやっぱり右側っぽい。

左右のパーツを並べてみると、右側のみ上方にちょこっと張り出しがあります。
20210625_Ingram3_4.jpg
本編や設定画などを確認してみますと、右のほうが高さがあるこのカタチが正解のようです。

ただ、組んでみるとこうなっちゃう。
20210625_Ingram3_5.jpg
上面の高さが左右で揃ってしまっています。その分、下面がだいぶズレてる。ここは、張り出し抜きの高さで左右を揃えてやる必要がありそうです。
つまり少なくとも張り出し分、右側のブロックを上方にずらしながら、ちょこっと角度をアオリ方向に調整、って感じになるでしょうか。

右耳後方はかなりカッチリきっちりと造形されているので、ここに手を加えるのはだいぶ苦労しそうなので気が進みませんけども…。
20210625_Ingram3_6.jpg
で、さらにいろいろ資料を見返するワケですが、この頭部右後方部、設定画では描かれてなくてどういうカタチかよく分かんないのです。本編でも、ラストにエレベーターの前で振り返るシーンで僅か1カット、ほんの一瞬だけ描かれてるのみという。
既存の立体物はいくつかあるにはあるのでそれらを参考にする手はありますが、MGとかあんまり参考にならなそうだししたくなかったり。

例によって例のごとくですが、設定画はあいまいで本編描写も心許なく、かつしばしば相互に整合性がとれてないというパトレイバーあるある。よくぞこれらの情報をもとにキットとしてカタチをまとめ上げられてるものだと感服します。
毎度あーだこーだ好き勝手言ってはアレコレ弄っておりますが、ベースになるキットが存在するからこそ出来ることであって、ありがたいことです。

一方で、これは彩工家さんあるあるですが、頭部右前面が左より張り出し気味という特徴がありまして、今回もご多分に漏れずです。
20210625_Ingram3_7.jpg
もしかすると、左前方ビューがデフォルトになるメカもの造形として、設定のいい加減なとこを吸収するための意図的アレンジなのかも知れませんが、ギミックのことを考えるとすみませんが今回もここは手を入れさせて頂きたく。

そして、左右とも側頭部パーツは前方に向かって微妙にすぼんでいく構造になっています。
20210625_Ingram3_8.jpg
プロポーションとしてはその方が当然キレ感が出てカッコ良くなるのですが、アンテナが前に伸びることを考えるとここは並行にしておきたいところ。


とかなんとか、パーツを眺めながら考えていると、すぐには再開しないと言いつつ今すぐあれこれ作業したくなってしまうので困りものです。我慢我慢…とひたすらパーツ眺めてるだけだったら、その時間で少しでも進めてしまえよ、と思わなくもないですが。

とはいえギミック周りの課題が多すぎてですね。
どう考えても左側頭部ブロックの構造には設定上の無理がありすぎて、どう折り合いを付けるべきか全く白紙。
零式の反省を生かしてちゃんと計画的にギミックを仕込みつつ、各部の固定とか組み立て分解のこともちゃんと考慮した上で設計していきたい、となるとやっぱり前途多難です。
てことでもうしばらく放置プレイ確定ですけども。

ただ、ベース周りはここまで出来てました。
20210625_Ingram3_9.jpg
各所の調整が難しい襟周りが組めてるので、この辺はもう2回やってますしスムーズにいけそう。
キモはやっぱりギミック関係です。


で、あれこれ思案しておりましたら、なにやらオンラインでパトレイバー模型のコンペが計画されているようです。→LINK「国際レイバーショウ2021(仮)」
参加できるかどうか分かりませんが楽しみですし、諸条件が許すようであれば参加してみたいところです。あ、もちろんもし参加出来たとしても間違いなくこの3号機とは別のキットにはなります…ってまたお手つき増やす気か。


いろいろ不透明な状況ですがはてさて。
ではまた次回。
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yan

キター! と思ったら予習編ですね。

彩工家モデルは仰る通りで組んでしまうと
細かい所は気にならないカッコよさがいいとこなんじゃないかと。
お互い余計な事しなきゃいいんですよねえ(苦笑)

頬のびーる所はどうあがいても二重等にしないと伸びしろ
確保が難しいと思いますが電動で再現できるといいですなあ。
by yan (2021-06-26 23:20) 

nuke_sve

>yanさま
ほんとにねー、ついつい余計なことを…(^^;。

頬の伸びる棒については、放置前にある程度の戦略は立っているのですが、いかんせん動かすための何かがどう考えても収まらんのですよ…。
by nuke_sve (2021-06-27 07:55) 

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