SSブログ

SD F-15 pt6:カナード(前翼) [SD F-15J改イーグルプラス]

航空自衛隊F-15JのSDプラモを「アレ」に改造するチャレンジ。続きです。
エンジン周りもまだ仕上がってはないもののそれなりにはなってきてるので、最後の大物、カナード翼に手を着けます。
そう、この機体「設定」上はカナードついてるのよ。

「カナード」ってなんやねん、と思って調べますと、主翼の前方に前翼を持つ飛行機を「エンテ型」と呼ぶらしく。
『エンテ (Ente) とはドイツ語で鴨のことで、鴨が飛ぶ姿に似ていることからこう呼ばれる。(中略)エンテをフランス語に直訳したのがカナール (canard) で、これを英語読みしたのがカナードである。このようにエンテとカナードは同じ語源であるが、カナードは通常、(三翼機のものも含め)前翼自体を意味する。』(Wikipedia「エンテ型」より)

へ〜。

さらにこの「エンテ型」を「先尾翼機」とも言うらしいんですが、「先に尾がある」ってなんかおかしいよね、と余談。

蘊蓄はさておき、カナードです。
20221215_eagleplus1.jpg
拡大のため一旦切り落とした尾翼パーツの一部を大事に取っておきました。これ使えるでしょ、と。

で、取り付く場所がこちらですがこれがなかなか…。
20221215_eagleplus2.jpg
元々タイトな上にキットのSDアレンジでちっちゃくなってて、ここに羽根付けるのはプラモ改造としては割と難易度が高い工作です。固着の確実性的な意味で。

ここ、キットでは先っちょだけ外れるという変わったパーツ分割なんですよ。
20221215_eagleplus3.jpg
目立つ部分に合わせ目が来ないようにしつつ、上下分割の機体パーツを固定する役割をエアインテイク部と共に担う構造になってまして、スナップフィットのお手軽SDキットとしてはアイディア賞ものなんですが、カナードを付けたい箇所がこの分割部分を跨ぐので、ただでさえ接着面が小さいのにどうしたらいいの、と。
本体側のダボを先っちょの三角側に差し込む構造なのもあって、肉厚もありません。ハードル高!!

でもまぁ、やらないわけにはいきませんのでやってやりました。
20221215_eagleplus4.jpg
基部を抉ってフラット面を作り、そこにカナードを追加。
ここもまた「本編」のカットごとに見え方が違うところで、某社キットのようにここを「盛り足す」のは設定画の解釈としてはありなんですが、本編にそんな描写ありませんし、そうするとシルエットが損なわれてF-15に見えなくなります。

ので、ここがアップで見える本編カットをベースに、細かくて加工しきれないんでそこはアレンジってことで…と自分に言い訳をしながらこうなった次第。
20221215_eagleplus5.jpg
三角パーツの限られた厚み部分と、こちらもごく僅かな翼パーツのプラ片の断面、それぞれに軸穴をあけて0.3mm真鍮線で繋いでどうにかこうにか。
カナード自体は先述の余り部分を削り込んでまぁこんなもんでしょって感じですが、基部の整形はもう少しそれっぽくした方がいい気がしつつ、自分の技術力の限界ですかね。
納得はいってないのでもう少し直すかも。ただ、ギリギリの接着強度なので、すぐにとれそうだし実際すぐとれました。もう少し弄りたいけど弄れなそう…。

まぁね、ついてることが大事ですよ。ほら。
20221215_eagleplus6.jpg
それっぽく見えるじゃないですか。なにに、とは言わないけど(笑)。

もうちょっと後退角を付けても良かったような気もしますが、角度以前にパーツ自体を取り付けるだけで必死なので…。
20221215_eagleplus7.jpg
なんか左右で角度違わね!?とかも今はそっとしておいてください。
後退角に関しては、元キットのSDアレンジで尾翼なんかも結構スパッと立ち上がってるので、全体バランスの中ではこのぐらいがちょうどいいんではないかとは思ってます。
もろもろの微調整の余地は気力次第で。

これで、主たる「設定」合わせの改造はだいたい完了です。
でももうちょっと手を入れたいところがあるんだよなぁ〜、と思いつつ、ギリギリまだ楽しく工作できてるウチに次のステップへ進んで完成を優先すべきなのではないかと迷いつつ。
当ブログのお決まりフレーズ「完璧を目指すよりまず終わらせろ」を唱えるには、進捗としてはだいぶ早い気がしますけれどもね。

ではまた次回。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。