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イングラム2号機-21:再擦り合わせなど [彩工家 イングラム2号機]

前回まさかの事態に陥って茫然としましたが、止まってられませんからね。
問題の後頭部と襟後部との干渉部分の調整、がりがりと行きます。

まずは冷静に検証から。
襟パーツを上部から見たところですが、見事に背面側が内に反ってるのがお分かりでしょうか。
201801124_Ingram2_1.jpg
これがまず一因…。

横から見た図。
201801124_Ingram2_2.jpg
盛大に反ってますねぇ…。

この襟パーツ、コの字の開き加減が歪んでちゃんと組めない状態になってたのを炙って強引に修正しています。その過程でこんな反りが発生してしまったのか、はたまたそもそものパーツがこう歪んでいたのか。
今となっては分かりませんが、一旦塗装までしたパーツを再度炙るのはさすがに怖いので削るしかありません。どのみち襟の内側は組んだら見えないので、面のクオリティにそこまで気を遣わず削れるのがせめてもの救いです。

後頭部と併せてゴリゴリとやっていきます。。
201801124_Ingram2_3.jpg
後頭部、実は塗装に入ったら微妙な面のうねりが見えてしまってちょっと気になってたんですよねぇ…。と負け惜しみ。
襟パーツのほうも、なんかアンバランスな気がしてた外側もついでに修正しました。

また仮組みを繰り返しつつさらに削って、最終的にはこのぐらいに。
201801124_Ingram2_4.jpg
襟パーツの組み付け部分もちょっと調整した結果、ほっとんど分かんないですが、ちょびっとだけスキマがあきました。
ただこれも、セッティングのさじ加減次第では変わらず接触してしまう微妙なラインで。
ギリギリかつアバウトすぎて完璧とは言えないのですが組み立てには支障がなさそうなのと、これ以上後頭部を削るとブチ穴に影響しかねないのでこの辺でやめておきます。

再度のサフ吹き。
こういう部分的な修正のときはやっぱり、エアブラシで瓶サフを吹くメリットを感じますね。
201801124_Ingram2_5.jpg
もうちょっと白塗装部分にも影響が出てしまうかと思ってたんですが、ほとんど余計なところには飛沫が飛ぶことなく最小限で済んでる模様。


で。
こんな今更過ぎるやり直しだけではテンション下がりますので、OKなパーツを並行して進めます。
ウサ耳に唯一のマーキングデカールを貼付。
201801124_Ingram2_6.jpg
手作りデカールなのと経年とでちょっと難儀して1枚ダメにしましたが予備があったので事なきを得ました。
やっぱデカールが入るとクオリティが数段上がったような気になりますね。満足。
ちなみに耳先が未塗装なのは、クリアコートまで終わらせてからつや消しで塗る予定だからです。


そして前回作った型紙を使って、首回りのカバーも。
1号機の時に買った帆布が9割がた余ってますので…。同様にエッジに真鍮線を巻き込みながら折り返してカタチを作り、それ以外はなんとなくふわっとさせておくだけ。
201801124_Ingram2_7.jpg
けっこう雑な作りですが、これもほとんど見えなくなるんで細かいところは気にしない。

仮にヘッドを乗せてみるとこんな雰囲気です。
201801124_Ingram2_8.jpg
デカールもそうですが、布という異素材が合わさることでまた情報量が上がって楽しい。
このあとはヘッドと襟の白を塗り直しつつ、塗装済みパーツはクリア吹きに入っちゃおうかな。


前回、比較用で1号機を出してきてすごく良かったことが一つありまして。
超頑張ってめっちゃキレイに仕上がった!!と思っていた1号機が、改めてよく見たら意外とそうでもなかった、という事実に気付くという(笑)。思い出補正かな。
ま、1号機の時も最後はひたすら「完璧を目指すよりまず終わらせろ」と唱えてた気がしますので当然なんですが、2号機のクオリティをどこで決着させるかに関してだいぶ現実的なラインが見えて気が楽になりました。

ではまた次回。
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イングラム2号機-20:フラグ発動の巻 [彩工家 イングラム2号機]

そんなこんなで、塗装の仕上げに四苦八苦しつつ進めておりますイングラム2号機ヘッド。
塗面の調整はやはり、しっかりと乾燥させることが大事ですよねぇ…なんてことを乾ききってない塗面にヤスリかけてべろっと剥がしちゃったりしながら痛感したりなんかしております今日この頃。

てなわけで、作業ペースを上げたくても上げられないステータスですが、なんか進められることは…と思ったら、そういえば襟周りのカバー部分が未着手でした。
同シリーズ後発の1号機キットでは「東急ハンズでこのメーカーのラバーシート買ってこい」という指示のみのスパルタ仕様だったところ、この2号機キットはちゃんと寸法にカットされたラバー素材が同梱されてます。
ただ、前作1号機では質感重視で別途布素材を用意したので、今回も同様に仕立て上げる予定。
かつ用意されてるラバー素材が見えるとこだけ、のカッティングになってますので、設定上は首回りぐるっと囲う感じだよね、ってことで型紙を新規作成。
201801120_Ingram2_1.jpg
現物合わせで切ったり伸ばしたり。

なんとなくこんな感じかな〜、と。
201801120_Ingram2_2.jpg
あとはいちおうヘッド本体との干渉を確認して…。

と、その時!!!

201801120_Ingram2_3.jpg
おや?

201801120_Ingram2_4.jpg
おやおやおや????

なんということでしょう!!
後頭部と襟パーツ後部が見事に干渉して、ちゃんと組み上がらないではありませんか!
これには匠も驚きを隠せません!

さんっざん何度も何度も仮組みを繰り返して擦り合わせたのにどういうことですか。

1号機を引っ張り出してきて比べてみます。
201801120_Ingram2_5.jpg
が、襟周りの組み立てには違いがありません。
てことは、首関節部分の調整がイマイチだったということです。
前にも書きましたがもともとこのキット、首の角度調整が結構シビアな割にパーツ構成的にはだいぶファジーでして。
重量のあるパーツをしっかり支えるために、首関節は真鍮線で軸打ちしてガッチリと組めるようにしてあるんですが、とはいえ仮組み段階では微妙な遊びによってうまいこと調整が効いていたところ、塗装も終わってガッツリ接着してしまったことで余裕がなくなり、誤魔化しが効かなくなってしまったようです…。
先日の仮組み時は塗装ムラのチェックが目的でふわっと組んだのみだったので気付きませんでした。

はぁ…。

強引に組み立てられないこともないんですが、後頭部と襟の内側はちょっと削る必要がありそうです。
ここまで塗装したところで、この痛恨の大失態。見事にフラグ回収です。

呆然としつつ一気にテンション下がりかけますが、せっかく出してきたので1号機とのツーショットで雰囲気確認。
201801120_Ingram2_6.jpg
ウンウン!悪くないんじゃないですかね!(泣

さ〜て、削りますか…。
ではまた次回。
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イングラム2号機-19:さらに塗装中… [彩工家 イングラム2号機]

201801111_Ingram2_2.jpg
はい。

というわけで変わり映えのしない写真を上げてみますが…。

なかなか発色しないどころか、思わぬトラブルにも見舞われて進みません。
この土日も数日前の予報に反して快晴の塗装日和だったのでだいぶがんばったんですけどね。

前回書いた、思いっきり梨地な有様がこちらです。
201801118_Ingram2_2.jpg
いくら塗装ヘタだからってここまで酷いことになったの初めてですよ。

なにが原因だろ〜…って考えてたんですが、隠蔽力優先で濃いめの塗料をじっくり吹いてると、パーツがでかいために狙った部分の周囲に溶剤が揮発して粉末状になったミストが飛び散るようで、エアの流れによってはそれががっつり滞留してしまい、そこにそのまま重ねて吹いてしまうとこうなる模様…。
1号機の時もなかなか発色しなくて苦労はしたけど、こんなことはなかったのにな…と思いましたが、よく考えたら1号機はわりとパーツばらばらだったので、このサイズの巨大パーツは無かったんでした。
やっぱ大スケールのキットに0.3mmのエアブラシはきついわ〜(下手なだけ。

ざりざりになった面を研いで、研ぎすぎて下地出ちゃったりして、また重ねて吹いて…。

当然のようにパーツごとに色むらが出ますので、やっぱり仮組みしてみる必要が。
てことで、うっかり手が滑らないよう慎重に組み上げてみた図。
201801118_Ingram2_3.jpg
う〜ん!テンション上がりますね!
こうしてみるとやっぱり、細かい傷とかは全然気になりませんな!!…と自分に言い聞かせつつ。

…で、案の定いくつかパーツ落っことして塗装剥げたりしましたけど何か。

改めて見ると1号機はかなり頑張って磨き上げてたようで、並べて遜色ないレベルまで持っていけるかどうかちょっと不安ですが、ぶわっとクリア吹けばいろいろ誤魔化せるハズ、と信じて進みます。
今月中には完成したいですね!

と、またフラグを立てて次回に続きます。
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イングラム2号機-18:引き続き塗装中〜 [彩工家 イングラム2号機]

今日も絶好の塗装日和でした。

ベース部分は昨日までの作業でとりあえず塗り分けが完了したので、早速組み立てまで終わっています。
201801111_Ingram2_1.jpg
グレー部分の色、ニュートラルグレーじゃなかったのでMr.カラー305番を吹いてみたらコレも違う…ということで307番が正解でした。もうちょっと明るいグレーでもいい気もしますが、この絶妙に青みがかった色味がいかにもセル画アニメのメカ色っぽいなと個人的に思ってる次第。
せっかくの暗色から立ち上げなのでうまいことグラデっぽくすればいいんですけどまぁうまいこといくわけもなくベタ塗りです(笑)。
黒く塗ってアラが分からなくなったと思ったら、明るいグレーで仕上げのいい加減なところが白日の下に晒されますがどうせ見ないトコ…。
あんまり単調でもなんなので、後部左右につく謎の多角形パーツだけ黒鉄色にしてます。

さすがに見逃せないアラを慌てて修正したりしてるヘッド本体も塗装開始です。
201801111_Ingram2_2.jpg
毎度ながら、グレーサフからの白一色はなかなか発色しませんねぇ…。これでもかと吹きつけてやりますが、思い切り梨地になってしまったり。一度中研ぎを入れてからもう2回ぐらいは吹かないとダメかな。
でも全体に白くはなったので、一気にイングラム感出てきましたね。
よせばいいのに嬉しくなって仮組みしてる間に手が滑ったりするのもよくあることなので、じっとガマンです。

後回しになりがちな細かいパーツなんかも今回は並行で塗り進めてますから、作業進捗としてはいい感じですよ。
あと出来てないのは、胸部ペリスコープ部のフレーム部分ぐらい。1号機同様にプラ板で自作予定ですが、さすがに塗膜の厚みを考慮しないとハマらなくなりそうなので塗り終わってから現物合わせにします。

ではまた次回。
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イングラム2号機-17:細部の詰め、そして塗装開始!! [彩工家 イングラム2号機]

はい!お久しぶりです(笑)。

生きてますよ。

WF夏終了後、ちょっとやる気出してましたが、この秋は休日出勤が多かったり、もけい以外の趣味で土日のお出かけが多かったり、週末に限って天気が悪くてやる気なかったり…とまぁ色々とありまして滞っておりましたが、ここ2週間ほど異常なほどにもけいモチベが上がっておりまして。

とはいえ、9月には…とか言っておきながらもう11月なのはいつものことです。

と、いうわけで。
もうほぼ仕上がってきてはいたものの…みたいなところでしたがラストスパートにかかります。

左耳の「2」のエンブレム?部分。
201801108_Ingram2_1.jpg
エッジが立ってるところはちょっと自分のイメージとは違いますので、1号機同様に緩くRをつけてやりました。


センターに仮の軸を打ってリューターに噛ませてごりごりペーパーを当てるという強引な方法ですが、うまいこといったかな。
201801108_Ingram2_2.jpg

メインカメラ周り。
「中の人」である1号機のバイザーを、予備パーツを現物合わせでどうにかこうにか仕込んでみます。
201801108_Ingram2_3.jpg

結構アバウトではありつつ、かつ元々の設定上の無理があるんでバランスの悪さもありますが、2号機特有の二重バイザーがそれっぽく表現できたのではないですかね。
201801108_Ingram2_4.jpg
塗装したら全然見えなくなる気もしますが…。

で、最終仕上げのつもりでサフ吹き。
201801108_Ingram2_5.jpg
これがまた、今更のようにあちこち変なところに傷が…みたいないつものやつ。
ただもうこれ突き詰めてくと終わらないので、ある程度は割り切っていきます。
目立たないところは気にしない!!
完璧を目指すよりまず終わらせろ!!!


そして!!
ついに塗り始めましたよ。
201801108_Ingram2_6.jpg
ほぼ白・灰・黒、のモノトーンっぷりなので難しいことは何もないんですが、ベースが一番マスキングが面倒くさいんですよね…。
塗り分けは別に指定があるわけじゃないですが、1号機に合わせて自分なりに。

で、1号機の時もそうだったんですけど、名前に騙されてニュートラルグレーを吹いたら思いのほか濃くて、あれれ…っていう同じ過ちを繰り返します。
201801108_Ingram2_7.jpg
結果、前回同様濃いめグレーをベースに明るめグレーを塗り重ねる感じになるので1号機とも統一感が出そうかな。


…ということで、今度という今度は完成が見えてきました。
こうなるとますますやる気も増してくるものでしてね。

ようやく、ようやくですが、もうじき完成しそうですよ。
ではまた次回。
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