そういえば… [雑記]
お気づきかもですが、So-netブログが意味も無くSSブログと名前を変えURLも変更になっております。
見て頂いてる方にどう見えてるのかよく分かりませんが、ブクマ等もしして頂いてたら変更ください。
併せて左柱の「読んでいるブログ」欄、ヤフブロ終了に伴って移転されたブログへのリンクを貼り直したんですが、なぜかはてブロへのリンクが機能していません…。なんでだろ。
見て頂いてる方にどう見えてるのかよく分かりませんが、ブクマ等もしして頂いてたら変更ください。
併せて左柱の「読んでいるブログ」欄、ヤフブロ終了に伴って移転されたブログへのリンクを貼り直したんですが、なぜかはてブロへのリンクが機能していません…。なんでだろ。
零式ヘッドモデル-3:前頭部の展開ギミック [彩工家 零式]
さて、前回記事の通りWF本申請に向けたデジタル原型チャレンジのため、アナログ工作はしばらく作業進んでおりませんが。
零式ヘッド、できてたけど記事にしてなかった分の作業を。
顎の展開が出来るようになったので、次は前頭部の展開ギミックです。
まず問題になるのがこちら。
展開する前頭部と側頭部との嵌合部分。
若干の隙間は空いていますが、基本的には同一ラインで合わさる構造です。
これはキットの問題ではなくメカデザインの欠陥なのですが、この前頭部、上に開く時にはまずガシャッと「前に出る」んですよね。ところが、画像のとおり先細りになっていると、当然ながら左右の側頭部に引っかかって前頭部が前に出られるわけがありません。
削ります。
幸い、前から見てもそこまで違和感が出る感じではなかったので、ゴリゴリやってやりました。
完全にスルーにはなりませんが、ある程度のクリアランスを確保。
で、t1.5mmのプラ板を切り出します。
組み合わせて出来たのがこちら。
これを後頭部の内側に設置します。
もともとキットでは差し替え展開用に引っかけるヒンジ状の出っ張りが前頭部の内側についてはいますが、可動改造にあたってはそのままは使えません。
なので、改めて前頭部を支える屋台骨を設けて「スライドしてから開く」動きが再現できるようにするわけです。
そして展開ギミックの要に取りかかるワケですがこれがなかなか悩みどころで。
そもそも差し替え前提のキットに後から可動ギミックを仕込む作業自体が結構な手間ではありまして、図面を起こして寸法を出そうにもパーツの位置関係を把握することからして難儀。
それぞれの状態を想定してパーツを仮に保持しつつ、紙に位置や角度を写し取り、それを再度図面として転写。どうやったってズレてしまうのは避けられませんが、3Dスキャンでもしない限り他に方法がありません。
いざ展開ギミック。
どうにか割り出した感じでいくと、展開の可動軸がかなり後方にあるようなのですが、工作の難易度とか考えるとあんまり奥まった位置に軸を置きたくないところ。長短のヒンジを組み合わせてどうにかできないかと試行錯誤した結果が上の画像です。
こういうヒンジ、試作するだけで結構大変なのであんまりやりたくないんですが…。
で、結論から言うと、不採用。
いろいろなヒンジを調べて、果ては車のトランクの構造とかも参考にしましたが、やっぱりガバッと開くには単純な1軸可動が良さそうです。
で、あれこれやりました結果がこちらです。
単純に支持フレームにするつもりだった例のやつに可動のガイドレールを兼ねさせ、可動軸を備えた基部フレームがレールに沿ってスライドする構造になりました。一部がっつり補強してはいますが、強度的にはまだ足りなそうですがひとまず。
設定では、上に開いた後ちょっと後ろに引くことになってるんですが、さすがにそれは再現しきれないかなぁというのと、劇中でもハッキリ描かれてるワケでもないんで再現してもしなくてもそんなに変わらない気がするのでオミットします。
で。
ガショッと!!
キットでは差し替え再現だったフェイスオープンのギミック、とりあえず可動するようにできました。
楽しくてなんども開けたり閉めたりしちゃう。
てなわけで、可動の基本構造は形になりました。
あとはこれをどうやって動かすか、です。
電動とかステキですよネ〜…なんて思いますが、仕込めるサイズのモーターだと確実にトルクが足りなそうなのと、構造を考えるとフクザツすぎて自分の手には負えなそう。なので、なんかしらの手動ギミックでワンタッチっぽい何か、っていう脳内プランです。何かってナニよ。
改めて零式ヘッドの展開ギミックをおさらいしますと…
1)顔面全体がガショッと前に出る。
2)前頭部がガバチョと上に開く(かつちょっと下がる)。
3)下顎と目玉カバーが上下に開きつつバイザーが引っ込む。
の3段階です。ンガング。
自動制御をあきらめれば、3種類の動きを順番に操作する形ならそこまで複雑な機構にはならないでしょうけど、やっぱり一連の動作はひとつの操作で実現したい。となるとなかなかにこれは難しいですぞ。
ん…?
…「バイザーが引っ込む」??
あー!!!!
展開したパーツの一部だけがさらに動くって。なかなかの無理ゲーですがどうしたものか。
ではまた次回!!
零式ヘッド、できてたけど記事にしてなかった分の作業を。
顎の展開が出来るようになったので、次は前頭部の展開ギミックです。
まず問題になるのがこちら。
展開する前頭部と側頭部との嵌合部分。
若干の隙間は空いていますが、基本的には同一ラインで合わさる構造です。
これはキットの問題ではなくメカデザインの欠陥なのですが、この前頭部、上に開く時にはまずガシャッと「前に出る」んですよね。ところが、画像のとおり先細りになっていると、当然ながら左右の側頭部に引っかかって前頭部が前に出られるわけがありません。
削ります。
幸い、前から見てもそこまで違和感が出る感じではなかったので、ゴリゴリやってやりました。
完全にスルーにはなりませんが、ある程度のクリアランスを確保。
で、t1.5mmのプラ板を切り出します。
組み合わせて出来たのがこちら。
これを後頭部の内側に設置します。
もともとキットでは差し替え展開用に引っかけるヒンジ状の出っ張りが前頭部の内側についてはいますが、可動改造にあたってはそのままは使えません。
なので、改めて前頭部を支える屋台骨を設けて「スライドしてから開く」動きが再現できるようにするわけです。
そして展開ギミックの要に取りかかるワケですがこれがなかなか悩みどころで。
そもそも差し替え前提のキットに後から可動ギミックを仕込む作業自体が結構な手間ではありまして、図面を起こして寸法を出そうにもパーツの位置関係を把握することからして難儀。
それぞれの状態を想定してパーツを仮に保持しつつ、紙に位置や角度を写し取り、それを再度図面として転写。どうやったってズレてしまうのは避けられませんが、3Dスキャンでもしない限り他に方法がありません。
いざ展開ギミック。
どうにか割り出した感じでいくと、展開の可動軸がかなり後方にあるようなのですが、工作の難易度とか考えるとあんまり奥まった位置に軸を置きたくないところ。長短のヒンジを組み合わせてどうにかできないかと試行錯誤した結果が上の画像です。
こういうヒンジ、試作するだけで結構大変なのであんまりやりたくないんですが…。
で、結論から言うと、不採用。
いろいろなヒンジを調べて、果ては車のトランクの構造とかも参考にしましたが、やっぱりガバッと開くには単純な1軸可動が良さそうです。
で、あれこれやりました結果がこちらです。
単純に支持フレームにするつもりだった例のやつに可動のガイドレールを兼ねさせ、可動軸を備えた基部フレームがレールに沿ってスライドする構造になりました。一部がっつり補強してはいますが、強度的にはまだ足りなそうですがひとまず。
設定では、上に開いた後ちょっと後ろに引くことになってるんですが、さすがにそれは再現しきれないかなぁというのと、劇中でもハッキリ描かれてるワケでもないんで再現してもしなくてもそんなに変わらない気がするのでオミットします。
で。
ガショッと!!
キットでは差し替え再現だったフェイスオープンのギミック、とりあえず可動するようにできました。
楽しくてなんども開けたり閉めたりしちゃう。
てなわけで、可動の基本構造は形になりました。
あとはこれをどうやって動かすか、です。
電動とかステキですよネ〜…なんて思いますが、仕込めるサイズのモーターだと確実にトルクが足りなそうなのと、構造を考えるとフクザツすぎて自分の手には負えなそう。なので、なんかしらの手動ギミックでワンタッチっぽい何か、っていう脳内プランです。何かってナニよ。
改めて零式ヘッドの展開ギミックをおさらいしますと…
1)顔面全体がガショッと前に出る。
2)前頭部がガバチョと上に開く(かつちょっと下がる)。
3)下顎と目玉カバーが上下に開きつつバイザーが引っ込む。
の3段階です。ンガング。
自動制御をあきらめれば、3種類の動きを順番に操作する形ならそこまで複雑な機構にはならないでしょうけど、やっぱり一連の動作はひとつの操作で実現したい。となるとなかなかにこれは難しいですぞ。
ん…?
…「バイザーが引っ込む」??
あー!!!!
展開したパーツの一部だけがさらに動くって。なかなかの無理ゲーですがどうしたものか。
ではまた次回!!
ZBrush coreフィギュア原型-1:ちまちまやってます [デジタル原型チャレンジ]
以前の記事(→LINK)で触れたとおり、"ZBrush core"によるデジタル原型にちょっとチャレンジしてみたくなって練習を再開してました。
でまぁ案の定その後またお手つきキットにかまけたりして進まない日々が続いたりしてたんですが、WF2020wに向けてちょっとまた一体作ろうかなとやってみてる今日この頃。
最初は多少のとっつきにくさはあったものの、直感的と評判なだけあって、基本操作が身についてしまえばパテ盛り感覚で造形していけます。とはいえ逆に言えば、パテで上手くできないことがデジタルなら上手くいくワケもなく。
というわけで、初のデジタル原型チャレンジの進捗を軽く載せておきますね。
面白いもので、3Dモデリングだというのに、描けもしないイラストをアナログで描いた時とまったくおんなじクセが出ます(左上)。
で、ひたすらよく見てちょっとずつラインを補正していく作業はアナログもデジタルも変わらず。
今回もアニメキャラなので設定資料を見ながらですが、三面図のつじつまが全く合ってないものをどうにか立体に落とし込むという、どこぞのロボットアニメの登場メカで散々やったことのまた繰り返しです。どうにか見られる状態にはなったかなと。
フィギュア原型なのでもちろん全身作っておりますが、詳細はまた改めて。
とりあえずWF本申請まであと2日しかありませんヨ!!
大丈夫か。
ではまた次回。
でまぁ案の定その後またお手つきキットにかまけたりして進まない日々が続いたりしてたんですが、WF2020wに向けてちょっとまた一体作ろうかなとやってみてる今日この頃。
最初は多少のとっつきにくさはあったものの、直感的と評判なだけあって、基本操作が身についてしまえばパテ盛り感覚で造形していけます。とはいえ逆に言えば、パテで上手くできないことがデジタルなら上手くいくワケもなく。
というわけで、初のデジタル原型チャレンジの進捗を軽く載せておきますね。
面白いもので、3Dモデリングだというのに、描けもしないイラストをアナログで描いた時とまったくおんなじクセが出ます(左上)。
で、ひたすらよく見てちょっとずつラインを補正していく作業はアナログもデジタルも変わらず。
今回もアニメキャラなので設定資料を見ながらですが、三面図のつじつまが全く合ってないものをどうにか立体に落とし込むという、どこぞのロボットアニメの登場メカで散々やったことのまた繰り返しです。どうにか見られる状態にはなったかなと。
フィギュア原型なのでもちろん全身作っておりますが、詳細はまた改めて。
とりあえずWF本申請まであと2日しかありませんヨ!!
大丈夫か。
ではまた次回。
零式ヘッドモデル-2:顎と目玉の連動展開 [彩工家 零式]
またひと月ばかりのご無沙汰です。
2週間ほどとある別件の造形案件にかかりきりだったり、超楽しみにしてたとある催しが先週の台風直撃で中止になって激烈凹んだり…、色々ありました。
そんな中で、模型モチベ好調状態は続いてはいましたので、ひと月分の進捗をちょっと小出しに。
前回とりあえず組めるようにはなったので、プラン通りフェイスオープンのギミック改修作業に着手します。
目玉の上カバー、見るからに左右の対称が…。
削って貼って、ギミックに支障が出なそうなレベルまでなんとかします。
で、型紙を駆使して可動範囲とクリアランスのチェック。
目玉の上カバーと顎のパーツは同時にガシャコンと開きますので、ここは同時に開閉するよう連動させたいのです。
紙をあてがってパーツの角度を写し取り、現物合わせのテキトー設計図を見ながらあれこれ思案。
回転軸と回転角度を割り出し、それに合うよう連動用のヒンジの長さを検討。
イメージ的にはけっこうカバチョと開いてるようでいて、意外と可動の角度は小さいんですね。
パーツ後部をプラ板で延長し、可動用のアームを増設。自作ヒンジを真鍮線で繋いで連動させます。
パカッ。
いい感じに連動できました。手で開閉してみてるだけで楽しいデス。
そして、次なるチャレンジは当然前頭部の展開ギミック。
着手してだいたい形になってきてるんですが、もうちょっと見えてくるまで出し惜しみしておこうかな(笑)。
ではまた次回。
2週間ほどとある別件の造形案件にかかりきりだったり、超楽しみにしてたとある催しが先週の台風直撃で中止になって激烈凹んだり…、色々ありました。
そんな中で、模型モチベ好調状態は続いてはいましたので、ひと月分の進捗をちょっと小出しに。
前回とりあえず組めるようにはなったので、プラン通りフェイスオープンのギミック改修作業に着手します。
目玉の上カバー、見るからに左右の対称が…。
削って貼って、ギミックに支障が出なそうなレベルまでなんとかします。
で、型紙を駆使して可動範囲とクリアランスのチェック。
目玉の上カバーと顎のパーツは同時にガシャコンと開きますので、ここは同時に開閉するよう連動させたいのです。
紙をあてがってパーツの角度を写し取り、現物合わせのテキトー設計図を見ながらあれこれ思案。
回転軸と回転角度を割り出し、それに合うよう連動用のヒンジの長さを検討。
イメージ的にはけっこうカバチョと開いてるようでいて、意外と可動の角度は小さいんですね。
パーツ後部をプラ板で延長し、可動用のアームを増設。自作ヒンジを真鍮線で繋いで連動させます。
パカッ。
いい感じに連動できました。手で開閉してみてるだけで楽しいデス。
そして、次なるチャレンジは当然前頭部の展開ギミック。
着手してだいたい形になってきてるんですが、もうちょっと見えてくるまで出し惜しみしておこうかな(笑)。
ではまた次回。