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コブラ-8:細部追加工作ととりあえず塗装 [1/24 コブラ427(榊清太郎仕様)]

ボディ周りの細かい工作を進めます。

まず、つい忘れそうになるサイドミラー。
キットには形が違うのがしかも片側分しかついてないので、またまたFusion360でモデリングしてPhotonで出力しました。
20200426cobra1.jpg
いい感じでは!?

数ミリしかないこんなパーツ、プラ材削り出しの方が早いような気もしますが、左右対称でこの精度で、となるとデジタルモデリング+3Dプリントには到底敵いません。
20200426cobra2.jpg
ほっそいステーにφ0.3mmの真鍮線で軸打ちするほうが遥かに難易度高しでしたがどうにか。

そして灯火類。
キットでは角形の一体タイプになってるテールは設定合わせで丸形2灯式に変更しますので、こちらも3Dプリント。無色クリアのレジンがあったはず…と思ってたのですが買ってなかったようですので急遽取り寄せつつ、手持ちのクリアグリーンで造形のみテストです。
20200426cobra3.jpg
これも、既存のクリアパーツで流用できそうなモノがある気もしつつ、微妙なサイズ感が手持ち在庫ではしっくりこなかったので、経験値アップも兼ねてFusion設計。位置合わせがシビアになりそうなので、ダボを差し込んで固定出来るようにしています。若干位置がよれてるけど本番取り付ける時にちょっと調整します…。
ボディ内に貫通させてるので、その気になったときに電飾できるかな、という思惑も含め。造形的にはもうちょっと煮詰めたい感じもありますが、レジンも届くまで保留とします。

で、悩ましいのがこちらのフロントバンパー。
20200426cobra4.jpg
左が設定画、右がキットパーツ。
ボディ前端の開口部外周に沿うリング状のパーツに対して、設定では「日」の形で横に一本追加されています。
参考に実車の画像を検索してみると、この横棒はついてたりついてなかったりではありますが実在の装備のようです。なんでしょう、やっぱり何かしらの防護的な目的なんでしょうかね。
そしてついてるクルマでは、どうやらバンパーではなくボディ側についてるようで。しかも個体によってはバーではなくフィン状のパーツの前端だけメタリックな仕上げになっててバーっぽく見えてたり…なにが正解なんだー!!と。

でも設定画や劇中描写では、明らかにバンパー側に横棒があります。
とはいえこのバンパーのパーツ、アクセントとしてキットのメッキを生かそうかなと思ってるところでもあり、あんまり弄りたくありません。実車でもボディ側の装備なのが一般的なのであれば、ここは実車に合わせることにしましょう。

とりあえず左右から穿孔してφ1mmの真鍮線を渡してみました。
20200426cobra5.jpg
んー。スケール的に前端ギリギリまでは攻めづらかったりもしつつ、雰囲気としてはこんな感じでは? 微妙な位置関係がどうにもしっくりこない印象もありますが、悩んでても答え出なそうなのでこれでいきます。

とかあれこれやってるうちに、ちょっと気分が停滞しかかってて、これはヤバイぞと。
飽きてくる前に完成までいかないと、またいつものパターンです。

パーティングラインの処理でゴリゴリやすって何度か捨てサフ吹いて磨いたボディは、この状態。
20200426cobra6.jpg
プラ地が見えてたりパテが顔出してたりしますが、塗色が暗めなのでこのぐらい無視ムシ!!
もう塗っちゃうもんね!!


で、ぶわっといきましたよ。
20200426cobra7.jpg
緑系はミリタリーの基本色ですから塗料もかなりのバリエーションが用意されてますので、ほんとはドンピシャな色があるはずです。が、もうメンドクサイので手持ちの緑系をテキトーに混ぜて吹き付けてやりました。
Mr.カラーのNo.302 グリーンFS34092が近いかなと思ったらちょっと褪せ感が強かったので発色のためNo.66デイトナグリーンを同量混ぜてみたところ今度は鮮やか過ぎる気がしたので陸上自衛隊戦車色セットのTC07濃緑色3414。2:2:1ぐらい?で混ぜたのを吹いてみたんですが、もう少し落ち着いてもいいかな、とさらにNo.40ジャーマングレーを混ぜて上掛けしたらこの有様です。

だいぶ落ち着いたダークグリーンになりまして、これはこれで高級感あって悪くない色合い。
20200426cobra8.jpg
ただ、TV・OVA版や劇場版1の劇中だとこれよりだいぶ鮮やかでちょっと青寄りが正解っぽいんですよねぇ…。もう、ちゃんと検証しないから…。
と思いきや劇場版2でも1カットだけ映ってるのに今更気付きまして、そちらだとかなり暗めの色合いなのでちょうど良さそう?

悩ましいところですが、幌ももう少し青寄りにしたいので、併せて修正ですかね。うまく行く気がしませんけど。それ以前に何より、超絶梨地なんですよ…。どうせ磨いたらまたあちこち剥げるんでしょ。知ってる。

とまぁそんな感じですが、さすがにここまで来たらそう長くはかからないはずです。
ではまた次回。
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コブラ-7:エンジン周りのでっち上げ [1/24 コブラ427(榊清太郎仕様)]

さて、再度エンジン周りに着手です。

Fusion360でまたぐりぐりと。
モデリングするのも面倒くさいんでこの辺はスルーしとこうかな、と思ったんですが、これもよい練習問題と思いなおしてチャレンジします。
20200422cobra1.jpg
エキゾーストマニホールド、っていうんでしょ。知ってますよ(どやぁ

実車の画像をあれこれ見ても、エンジン周りのパーツ構成は個体差がありすぎて、どれがオーソドックスなタイプなのか全く分かりません。
いろいろ見た中で、このぐらいな感じですかね〜、っていうのを参考にしてみました。

で、Photonで出力〜。
20200422cobra2.jpg
この辺はもう慣れたモノですよ。

微妙な寸法合わせで2回ぐらい修正したものがこちら。
うんうん、悪くないんじゃないでしょうか。
20200422cobra3.jpg
排気効率を考えたら、ほんとは4本まとまった後のパイプはもっと太くないとです。
でもここ太くするといろいろクリアランスに支障がありそうだったのと、実物で太さ変わらないものもあることを確認できたので、この雰囲気でいくことにします。

で、さらに形状を微調整しつつ、ここだけそれっぽくしたらあとは見なかったことにしようと思ったんですが、結局…。
20200422cobra4.jpg
床下へ伸びたパイプにつながる四角いボックスなども。
これもとある実車の装備を真似してつけてみたんですけど、これは触媒?サイレンサー?なに?分かってません。

さらにそこから後ろにパイプを伸ばし、どこにも繋がらない先っぽはテキトーに誤魔化し。
20200422cobra5.jpg
手前がサイドに排気する形のキットパーツです。
予定外にまるまるオリジナルパーツに置き換えることになりました。


そして、塗装してなんとなく組み上げ、初めてのパイピングも見よう見まねでやってみたりした結果がこちらです。
20200422cobra6.jpg
イマイチ感あふれてますが、この辺は最低限それっぽくなってれば、というのが今回の達成基準なので、よしとします。

でもまぁ、だいたいこんな感じじゃないですかね??
20200422cobra7.jpg
いろんな参考画像をベースに、どれとも違うけどまぁそれっぽくなった気がします。

ボディと仮組みしてみてシャーシ裏から。
20200422cobra8.jpg
床下なんかどうせ見ないのでこだわらない主義ですが、いちおうせっかくオリジナルでパーツつけたのでパイプ周りはアクセントでシルバーにしました。
どう繋がってるのか分かんないけどいちおう辻褄があってないことはないと言い張る。

エンジンフード開けてチラリ。
20200422cobra9.jpg
自分で分かってますが、どうせね、完成したら二度と開けないんですよ(笑)。
なので作り込むだけ無駄なんですが、今回はちょっとやってみたかったの。

しかも…エンジンフードからでは、頑張って作ったエキゾースト系がほっとんど見えません…。だろうな、という予感はあったんですがここまで見えないとは…。しょんぼり。


ともあれ、これでシャーシ側の作業は一通り終わりましたので、一旦全体を仮組みしてみます。
20200422cobra10.jpg
タイヤをちゃんと固定してないんで若干位置が怪しいですが…。

だいぶ見えてきたんじゃないですかね。
ではまた次回。
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コブラ-6:ちょっと塗装など [1/24 コブラ427(榊清太郎仕様)]

毎度ながら気が向いたところから手を着けるので工程がめちゃくちゃです。

先を急ぐべく、いけそうなところをちょっと塗装しました。
20200414cobra1.jpg
内装はテキトーにグレー系をベタ吹き。
エンジン周りはシルバーをベタ吹き。てきとーてきとー。

一方で、前回ご満悦だったホイールはちょっと修正して再出力しました。
20200414cobra2.jpg
左が初回版、右が修正版です。
外周部の放射状のモールドがちょっと細すぎて埋まりそうだったので少し太めにして、7つの穴はほんのちょびっと外側へ位置変更。ほとんど変わりませんな…。

で、塗装したホイールをキットパーツのスピナーと合体!
20200414cobra3.jpg
いいじゃんいいじゃん〜。
こう、キットパーツと自作パーツが一体化するのはなかなか気分のよいものですねぇ。

あと予定してる主な工作としては
・フロントグリルの小加工
・灯火類の一部自作
・エンジン周りのごまかし工作
です。どれもそこまで大変ではないハズですが…エンジン周りはどこまでやろうかな。

ではまた次回。
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コブラ-5:ホイールの自作!! [1/24 コブラ427(榊清太郎仕様)]

まずは出来上がりから。
ばばーん!
20200405cobra1.jpg
ということで、ホイールを自作してみました。

ちょっとメンドクサイ蘊蓄になるのですが。
こちらをご覧下さい。
20200405cobra2.jpg
「機動警察パトレイバー」(C)HEADGEAR/BANDAI VISUAL/TOHOKUSHINSHA

ホイールの形状比較です。
先日も引用した本編カットではストリート仕様のワイヤーホイールになってますが、設定からすると実は間違ってます。スピナーも二枚刃ですが設定上は三枚刃。
設定に近いのはサーキット仕様のキットのほうですね。

ちなみにTV版だと設定通りです。
20200405cobra3.jpg
「機動警察パトレイバー」(C)HEADGEAR/BANDAI VISUAL/TOHOKUSHINSHA

そんなわけで、ストリート仕様のキットをベースにサーキット仕様からホイール周りだけぶんどればそれらしくなるやろ、っていう作戦でやってました。が、よくよく見るとサーキット仕様もスピナーの形こそ近いものの、ホイール本体の形状がだいぶ違います…。
キットでは余計なディティールがついてますが、設定ではフラットなとこに穴だけあいてる感じ。

作るしかないか〜、てことでまたFusion360でモデリングしました。
20200405cobra4.jpg

で、Photonでプリント〜。
20200405cobra5.jpg

できた。
20200405cobra6.jpg

裏側にはまるパーツとも問題なく組み合わせられました。
20200405cobra7.jpg
左のキットパーツと比較してみても、大幅なサイズの狂いもなくいい感じに仕上がってます。
そして冒頭画像のとおり、タイヤもぴったり収まりましたので大成功〜。

デジタル造形で改造パーツ作る流れもだいぶ板に付いてきた?でしょうか。
ここまで出来るならパーツぶんどり用のキットも要らなかったのでは…と思いますが、当時はまさかCAD設計して自家プリントなんて当たり前のようにする日が来ようとは思ってもみませんでしたからね。

しかし、そんなにこだわらずサクッと形にするつもりが、予定外に作り込み始めてしまっています。この調子でいくと泥沼の予感がするので、そろそろ切り上げないと。

ではまた次回。
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コブラ-4:失われしパーツの再生 [1/24 コブラ427(榊清太郎仕様)]

前述の通り、メッキ剥がしの過程で排水溝の彼方に消えたパーツを自作する必要があります。

ということで、またFusion 360起動。
20200401cobra1.jpg
断じて、「モデリングに失敗したウン○」ではありません。

Photon出力。
20200401cobra2.jpg
完全に指先サイズ以下…。
この程度のもの、プラなりパテから削り出した方が早いのでは?とも思いますが、細部の塗装こそ筆塗りよりエアブラシのほうがキレイにいくのと同様、こういう微細なパーツは3D造形が結果的にはラクな気がします。
デジタル造形と3D出力の練習も兼ねて、いろいろ試してみたいのもありつつ。

で、こうなるワケ。
20200401cobra3.jpg
てっぺんに開けた穴に電子部品の足をぶっ差し、その先端にゼリー状瞬着を盛りました。
シフトノブの完成です!!

コブラ純正だとどういう意味があるのか知りませんが十手のごとき「枝」が途中に生えてるようです。ただ今回作ってる車両では設定上そのような形状になってません。かつ解釈的にも純正品じゃないもの付けてる気がするので、ここはストレートに。
例によって雰囲気重視のテキトー造形ながら、今回もなかなか上手くいった気がするので満足。

で、もういくつか失われしモノがあった気がしますが…なんだっけ…?

ではまた次回。
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