threezero「ロボ道」1/35イングラム1号機 [雑記]
香港発のトイブランド「threezero」の1/35イングラム1号機が届きました。
詳しいレビューは例によってそういうサイトをご覧頂くとしまして(笑)、仕様の細かい情報もいちいちここでは書きませんけれども。
パッケージのデザインはなかなかカッコいいかんじ。
表のフラップが開いて中が見えるタイプです。
各部の解釈は自分の好みとは異なる点も多々あるものの、イベントでの試作品展示がそんなに悪くない印象だったのと、思ったよりは高額でもなかったので(安くもないけど)とりあえず予約してみてた次第。
で、開封。
第一印象は「縦長だな〜…」。
最近出る立体はだいたいこういうREBOOT版以降のすらっとアレンジになってる気がしますね。ただちゃんと比べてませんがロボ魂よりさらにその傾向が強いような。肩パーツのボリュームがちょっとおとなしめなのかな。
雰囲気はイベント会場で見た試作品の印象と変わりません。べたべた指紋がついてしまうレベルでぴっかぴかの塗装も綺麗だし、全体としては悪くない感じです。
ただ、やや俯瞰で見るとけっこうサマになってますが、正面から見るとちょっと頼りなさを感じてしまう部分も。
ちょっとしかいじってませんが、最大の残念ポイントは肩関節の設計です。どうもこれ以上脇を締めることができないっぽい。
個人的にイングラムの素立ちは、やや怒り肩にして脇を締める感じが好きなんですけど、上腕をこれより内側に入れるには肩を下げるしかなく、そうすると肩パーツの接続部がかなり外側にあるので撫で肩になってしまいます。
結果として上の写真のような中途半端な角度になってしまうという。
そもそもイングラムの肩関節って本来もっと外側にあるんですよね。より人型に近いシルエットにアレンジする過程でその辺のバランスがいろいろと微妙にしっくり来てないところがあるかも知れません。
ある程度動きのあるポーズをつけてやると気にならなくなりますけども。
これはイングラムあるあるですが、肘関節の回転軸は上腕側じゃなくて下腕側にないとイングラムらしいポージングが決めにくい。…んですが、たぶん腕の伸縮ギミックを仕込めなくなるからしょうがないんでしょうね。
この商品も例に漏れず、という感じ。
そして脛の下端というか足首の前側というか、外装が凸型に凹んで(?)いるところがやけに目立つような。設定上よくわかんない箇所なんでいろんな立体化の際はそれぞれの解釈が異なりがちな点ですが、なんかいまひとつ。もう少し自然なラインに出来なかったものかとは思いますね。
さらに、造形上、一番解せないのは大腿部の外装上端部。
わりとここって上方に外装の断面が見える形が一般的な認識かと思いますが、なぜかくるっと内側へカバー状に丸くなってる。なんでや。
総評としては、関節周りがダイキャスト製でずっしりと重みがあり、塗装やマーキング類もキレイで、安くはないお値段に見合うクオリティの商品にはなっていると思います。
ただポージングにはちょっと難ありなところも見られますし、プロポーションが自分好みドンピシャではないのを別としても造形上で気になるポイントも複数あり、残念ながら「うひょ〜!かっこい〜!」とはならず…といったところ。
MG1号機よりは全然カッコいいですけどね。
余談ですが、取説にとんでもないおもしろ誤訳がありました。
こういうのよくネットで見ますが自分が遭遇したことがほとんどないのでちょっと嬉しいです(笑)。
その他の付属品とかいちいち紹介しませんけど、指先サイズの野明はこんなかんじ。
サイズを考えれば十分野明っぽいのではないかと。
でまぁ、イングラムのデザインについては解釈と好みが人それぞれ過ぎるので…て話はいつもしてるとおりなので、敢えて顔の話は最後に軽く触れるだけにしときます。
バイザーの上下幅が開き気味の「優しい」顔はあんまり好みではないですが、1号機らしさは強調される気がします。
ただそれ以上に、頬のダクトがさすがに下向きすぎじゃありませんかね。結果としてちょっとだらしない顔になってしまったのが、これも残念ポイントのひとつ。
そしてこれも敢えてここまで触れなかったパトライトの電飾ギミックですが、回転灯フェチとしては到底許容できない単なる高速点滅表現なので、電池入れて試したりすらしていません。MGより劣化してるじゃないかと。
しかも左右それぞれにボタン電池を入れる独立構造のため、点灯させるにはいちいち左右のパトライト部を引っこ抜いてそれぞれスイッチを入れてまた取り付ける、という作業が必要になるようです。それはどうなのよ〜。さすがにこれは「不満」なところ。
肩パーツが控えめなわりに、上記の通り電池を仕込むためか警光灯カバーはやけに前後方向に厚みがあってスタイリッシュさに欠けます。一方で、胸の警光灯も展開は可能になってますが電飾はなし。
せっかく肩の電飾を仕込んだなら、もうちょっとパトライト好きの視点でこだわって欲しかったところですね。というのはまぁ高望みでしょう(笑)。
などなど、そんなインプレッション記事でした。
文句言うなら自分で満足のいくイングラム作ってみろよ、とは自分でも思いますが、その時々の気分であれこれ手を着けてるもんでなかなか「順番」が回ってこなくてですね…。
と言い訳をしつつ、ではまた次回。
詳しいレビューは例によってそういうサイトをご覧頂くとしまして(笑)、仕様の細かい情報もいちいちここでは書きませんけれども。
ロボ道 機動警察パトレイバー イングラム1号機 1/35スケール ABS&PVC&POM&亜鉛合金製 塗装済み可動フィギュア
- 出版社/メーカー: グッドスマイルカンパニー(GOOD SMILE COMPANY)
- 発売日: 2020/09/05
- メディア: おもちゃ&ホビー
パッケージのデザインはなかなかカッコいいかんじ。
表のフラップが開いて中が見えるタイプです。
各部の解釈は自分の好みとは異なる点も多々あるものの、イベントでの試作品展示がそんなに悪くない印象だったのと、思ったよりは高額でもなかったので(安くもないけど)とりあえず予約してみてた次第。
で、開封。
第一印象は「縦長だな〜…」。
最近出る立体はだいたいこういうREBOOT版以降のすらっとアレンジになってる気がしますね。ただちゃんと比べてませんがロボ魂よりさらにその傾向が強いような。肩パーツのボリュームがちょっとおとなしめなのかな。
雰囲気はイベント会場で見た試作品の印象と変わりません。べたべた指紋がついてしまうレベルでぴっかぴかの塗装も綺麗だし、全体としては悪くない感じです。
ただ、やや俯瞰で見るとけっこうサマになってますが、正面から見るとちょっと頼りなさを感じてしまう部分も。
ちょっとしかいじってませんが、最大の残念ポイントは肩関節の設計です。どうもこれ以上脇を締めることができないっぽい。
個人的にイングラムの素立ちは、やや怒り肩にして脇を締める感じが好きなんですけど、上腕をこれより内側に入れるには肩を下げるしかなく、そうすると肩パーツの接続部がかなり外側にあるので撫で肩になってしまいます。
結果として上の写真のような中途半端な角度になってしまうという。
そもそもイングラムの肩関節って本来もっと外側にあるんですよね。より人型に近いシルエットにアレンジする過程でその辺のバランスがいろいろと微妙にしっくり来てないところがあるかも知れません。
ある程度動きのあるポーズをつけてやると気にならなくなりますけども。
これはイングラムあるあるですが、肘関節の回転軸は上腕側じゃなくて下腕側にないとイングラムらしいポージングが決めにくい。…んですが、たぶん腕の伸縮ギミックを仕込めなくなるからしょうがないんでしょうね。
この商品も例に漏れず、という感じ。
そして脛の下端というか足首の前側というか、外装が凸型に凹んで(?)いるところがやけに目立つような。設定上よくわかんない箇所なんでいろんな立体化の際はそれぞれの解釈が異なりがちな点ですが、なんかいまひとつ。もう少し自然なラインに出来なかったものかとは思いますね。
さらに、造形上、一番解せないのは大腿部の外装上端部。
わりとここって上方に外装の断面が見える形が一般的な認識かと思いますが、なぜかくるっと内側へカバー状に丸くなってる。なんでや。
総評としては、関節周りがダイキャスト製でずっしりと重みがあり、塗装やマーキング類もキレイで、安くはないお値段に見合うクオリティの商品にはなっていると思います。
ただポージングにはちょっと難ありなところも見られますし、プロポーションが自分好みドンピシャではないのを別としても造形上で気になるポイントも複数あり、残念ながら「うひょ〜!かっこい〜!」とはならず…といったところ。
MG1号機よりは全然カッコいいですけどね。
余談ですが、取説にとんでもないおもしろ誤訳がありました。
こういうのよくネットで見ますが自分が遭遇したことがほとんどないのでちょっと嬉しいです(笑)。
その他の付属品とかいちいち紹介しませんけど、指先サイズの野明はこんなかんじ。
サイズを考えれば十分野明っぽいのではないかと。
でまぁ、イングラムのデザインについては解釈と好みが人それぞれ過ぎるので…て話はいつもしてるとおりなので、敢えて顔の話は最後に軽く触れるだけにしときます。
バイザーの上下幅が開き気味の「優しい」顔はあんまり好みではないですが、1号機らしさは強調される気がします。
ただそれ以上に、頬のダクトがさすがに下向きすぎじゃありませんかね。結果としてちょっとだらしない顔になってしまったのが、これも残念ポイントのひとつ。
そしてこれも敢えてここまで触れなかったパトライトの電飾ギミックですが、回転灯フェチとしては到底許容できない単なる高速点滅表現なので、電池入れて試したりすらしていません。MGより劣化してるじゃないかと。
しかも左右それぞれにボタン電池を入れる独立構造のため、点灯させるにはいちいち左右のパトライト部を引っこ抜いてそれぞれスイッチを入れてまた取り付ける、という作業が必要になるようです。それはどうなのよ〜。さすがにこれは「不満」なところ。
肩パーツが控えめなわりに、上記の通り電池を仕込むためか警光灯カバーはやけに前後方向に厚みがあってスタイリッシュさに欠けます。一方で、胸の警光灯も展開は可能になってますが電飾はなし。
せっかく肩の電飾を仕込んだなら、もうちょっとパトライト好きの視点でこだわって欲しかったところですね。というのはまぁ高望みでしょう(笑)。
などなど、そんなインプレッション記事でした。
文句言うなら自分で満足のいくイングラム作ってみろよ、とは自分でも思いますが、その時々の気分であれこれ手を着けてるもんでなかなか「順番」が回ってこなくてですね…。
と言い訳をしつつ、ではまた次回。