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零式ヘッドモデル-19.5:進捗してない報告 [彩工家 零式]

とりあえず仮出力したバイザー可動ギミック、干渉する前頭部内部をゴリゴリ削ったりなんかして、仮ではありますがひとまず位置決めできるようにはなったところで大問題発覚です。

これまで何度このフレーズを発したことか。

ということで皆さんご一緒に、さんはい!
20201128_zero1.jpg
「左右の対称がとれてません」!!!!!!!

左(向かって右)側を基準に設計してましたギミックパーツ、ミラー機能で左右対称にして出力したものですので、多少の歪みはありますがまぁ基本的には左右対称なハズ。
それが組み込んでみたら右(向かって左)側のこの余白はなんですか。

アナログ造形キットにアナログ目分量設計でギミック仕込んでるとまぁこうなるという良い例。

このシリーズ、右側が若干膨張気味っていうクセがあるんですが、ぱっと見ではそこまで気にならないので明らかにおかしいところだけ補正してやれば形になります。が、このように左右対称ギミックを仕込もうとすると、途端に自分の加工精度のアレコレがバレてしまうというね。
各部のズレを誤魔化しながらえいやで決めたセンター軸、1mmずれてるだけで当然ながら左右の差は2mmに倍増するわけで、コレは困った。

前頭部の歪みには気付いてはいましたが、とりあえずメインの開閉ギミックを形にしてから辻褄を合わせようとは考えていましたので、この段階で問題が顕在化することはある意味予定通り。
ではあるのですが。
20201128_zero2.jpg
どこを基準にどう補正したものやら。

ズレをそのままにしてずれた分ギミックを左右非対称にしてやればとりあえずどうにかはなりますが、それもなんか気持ち悪い。とはいえここまできてあんまり大工事はしたくないなぁ…と思うと、さてどうしよう。
ひとまずは現時点で出来る範囲でギミックの微調整を進めますかね。
ではまた次回。
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零式ヘッドモデル-19:再開・フレーム修復とギミック試作 [彩工家 零式]

さてさて。
かれこれ3ヶ月ぶりの零式ヘッド製作記。どうにかこうにかやる気が出て参りました。

ところが。

ひさびさ引っ張り出して、出来てるギミックをがしゃがしゃ改めて堪能…と思いきや、な〜んか妙にアゴが垂れ下がってるし動きもおかしいぞ?
あ。
20201122_zero1.jpg
目玉ブロックを支えるメインフレームが破断していました…。

もともとプラ棒をT字に接着っていう時点で強度的に不安がある構造なので、「知ってた」案件ではありますが、キット本来の設計に加えてギミック操作用のバーを貫通させるために穿孔した結果、横棒と縦棒との接着面が左右各2.5mm×5mmしかないという脆弱構造でしたので折れて当然…。
申し訳程度に0.5mmの真鍮線で軸打ちとかしてましたが気休めにもなりませんでしたね。

てことで、上下面ともガッツリ削って、プラ板で挟み込んで補強。
20201122_zero2.jpg
ガッタガタでスキマ空いてたりするんで、これホントに補強できてるんかいなってレベルですが、まぁ元よりはマシでしょう。いざとなったら瞬着ドブ漬けの刑にするまでです。

そして、前回(→LINK)の時点では動きはそれっぽくできたけどよく見たらアレコレ干渉しまくってて設計ミスどころではなかったバイザー稼働ギミック部分。
そもそもが既存パーツのかなりアバウトな採寸に基づいて設計してるもんで、画面上であーだこーだ考えるのにも限界があります。てことで、あからさまにダメな部分だけは修正しつつ、ひとまず試作出力してみます。
20201122_zero3.jpg
データだけだとそれっぽく見えるんですけどね。

Photon回すのも4ヶ月ぶりですわ。
20201122_zero4.jpg
ただ、数ヶ月ほったらかしにしておいても何の問題もなく動いてくれるのはありがたい。3Dプリンタってもっとメンテその他が大変な機械だと思ってましたが、予想を遥かに上回る手のかからなさで、いいキカイです。みんなも買えばいいです。

Anycubic純正レジンだと硬すぎてすぐ割れるので、試作にはABSライクと称してある程度粘りのあるELEGOOのグレーレジンを使用。半面かっちり感が全然なく、もやっとした仕上がりがあんまりしっくりきてはいないものの、可動ギミックとかには意外と向いてるかも知れません。メインギミックも最終的にはこれで出力しなおそうかと。
プリント設定をうまく調整できればもうちょっとシャキッと出るのかも知れませんが今回は精密ディティールとかではなく取り敢えず強度が欲しい部分なのでよしとします。

で、仮組み。
20201122_zero5.jpg
これまた、単体で見るとちゃんと出来てるようではありますが、さっそく可動に干渉しちゃう部分を発見して自分の設計力のなさを痛感したりするわけで。

そしていざ本体に組み込んでみると案の定、またまた干渉して収まりません。が、まぁこの程度は想定内というか予想の範疇ではあります。
20201122_zero6.jpg
とりあえずリアルな位置関係がこれでようやく把握できるようになり、現物合わせでクリアランスの調整が進められるのは大きな進歩です。

なおかつ、どうやっても収まらねーよ…と思ってたんですが調整次第ではなんとかなりそうな気がしなくもありません。
20201122_zero7.jpg
まぁ、仮にパーツ自体の可動が仕込めたとして、それを一連のフローと連動させる構造はまだ完全にノープラン白紙状態なんですけど…。

とりあえず、スローペースながら再始動…でしょうか。
ではまた次回。
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[鉄コレ] 富山地方鉄道10020形と14720形 [富山地鉄の模型]

お久しぶりです。
史上最大のメンタル絶不調からはどうにか復活したものの、やっぱりまだガリゴリ工作する気力はなく、という今日この頃。今や完全にオワコンと化したBトレの未組み立て積みの山を崩したりしながら鋭気を養う日々です。

そんな中、せっかく届いたのに長らく放置していた新しいでんしゃのおもちゃを開封して眺めたりしました。

毎度ながら富山地鉄へのケアが手厚い鉄道コレクションから、
・富山地方鉄道ありがとうモハ10020形2両セット
・富山地方鉄道14720形+14790形3両セット
の二品です。
20201114_chitesu01.jpg
10020形・14720形ともに、昨2019年に惜しまれながら引退となりました。実車はもう見ることが出来ません…。
富山地鉄10020形と14720形が搬出される(2020年1月26日掲載|鉄道ファン)


まずは10020形。実車はこちらです。
20201114_chitesu02.jpg
2016年の撮り鉄旅行(→富山・撮り鉄&乗り鉄の旅)の時に撮ってたもの。こちらの、最後まで残った10025+10026編成が模型のモデルでもあります。
富山地鉄は人気のある車両ばかりですから、ネットで検索すれば数多の素敵写真がいつでも見られますが、こうして自分で記録した画像が残ってるというのは感慨があります。

で鉄コレ。
10020形が出るのは2度目です。前回はブラインドパッケージの第16弾ラインナップの一部としてリリースされており、そちらは確保済み。ただ、お得意の「同じの2コ目」ですかっていうとそうでもなかったりします。
20201114_chitesu03.jpg
違いが分かりますかね。

モデルの実車は同じなので車番は変わらない一方、行き先表示が変わってたりしますが、外観上の一番の違いはこちらです。
20201114_chitesu04.jpg
妻面に側面の帯塗装が回り込んでるかいないか。回り込んでないほうが今回の商品です。
14760形も映画のBD同梱版とオープンパッケージ版で同様の違いがあり、ファンの間で一騒動ありましたが、どうやら実際にある時期以降、コスト削減なのか回り込み塗装が省略されるようになっていたようです。
個人的な思い入れとしては晩年に近い姿を大事にしたいので、今回「回り込んでない版」が出たのはありがたいところ。(14760形は逆に後発のオープンパッケージ版が回り込んでる仕様でした)

でね、16弾のほうはもちろんN化済み、と思ってたんですが改めて引っ張り出してみたら…。
20201114_chitesu05.jpg
中間のカプラーが片方ありません。なんで…。
どっかいったのか、もともと付けてないのか。恐らく連結間隔との兼ね合いでなにか迷ったんでしょう。この機会にちゃんとしておきたいです…。


続いて、14720形。これも実車のお写真から。
20201114_chitesu06.jpg
基本的には10020形とほぼ同型ですが、違いが分かりますかね(2度目)。

2両ユニットの編成ですが、電動車モハ14722の相方は中間車を先頭車化改造した増結用制御車クハ172です。なので…
20201114_chitesu07.jpg
よく見ると成り立ちの違いから車体の長さが2両で異なるというのが面白い特徴ですね。


そんな10020形と14720形、前から見ての比較です。
20201114_chitesu08.jpg
クーラーとか細かい違いはアレコレありますが、10020形は車体の下端が丸みを帯びてるのに対して、14720形はストーンと真っ直ぐなのが一番の差異。どちらもそれぞれ味わい深いフォルムで甲乙付けがたいですねぇ。
共通して「日車ロマンスカー」などと呼ばれているようですが、詳しいことはあんまり知りません。古い車両が好きなわけじゃなくて、富山地鉄のでんしゃだから好きなだけですので…。


10020形のほうは晩年、増結用クハ175形との3両編成での活躍も見られました。
20201114_chitesu09.jpg
ので、14760形のセットに入ってた175形と連結できるようにカプラーを交換してあげたいところ。(ただ、175は妻面に塗装回り込んでるverなのでちょっと時代考証ミスになっちゃいますが…)


最後に、14720形3両セットの3両目は両運転台のモハ14792。
20201114_chitesu10.jpg
この車両は外観が変わるレベルの改造を何度か受けており、鉄コレでも各仕様がリリースされている中の一形態がこちら、という次第ですが、10020/14720よりだいぶ先んじて廃車になってますので個人的にはそんなに感慨もなく…。てことでほぼスルーですみませんが。


これで、直近で活躍してた「雷鳥色」の地鉄電車はほぼ一通り鉄道コレクションのラインナップとして製品化されたことになるでしょうか。本当にありがたいことです。ありがとうトミーテック。
しかもお次は「市電」こと市内軌道線(路面電車)のデ7000形まで鉄コレさんはリリースしてくれるようですよ。とっくに複数予約済みです。楽しみ。

もろもろ、相変わらず買いそろえてるばっかりで全然走らせて遊べてないのでもっとちゃんと遊びたいですし、一度トライしかけて中断したっきりの電飾改造もやりたいし、これだけ揃ってくると車両に似合う風景なんかも簡易的でいいのでジオラマ化…とか夢だけがどんどんひろがりんぐないつものやつです。

在りし日のその姿は見られない寂しさと、模型ならいつでも現役時代の活躍を再現出来る喜びと。色んなコトに思いを馳せながら、再始動するする詐欺もいい加減終わりにしたいデス…。
ではまた次回。





鉄道コレクション 鉄コレ 富山地方鉄道軌道線 デ7000形 7018号車 旧塗装 ジオラマ用品 (メーカー初回受注限定生産)

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  • 出版社/メーカー: トミーテック(TOMYTEC)
  • 発売日: 2020/12/31
  • メディア: おもちゃ&ホビー


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