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イングラム3号機-10:いつものパターン、からの寸法検証 [彩工家 イングラム3号機]

ちょっと多忙だったり、得意のメンヘラが発動してたりで滞りましたが再起。

前回あれこれ弄った前頭部をさらに盛って削って。
20220530_Ingram3_1.jpg
さらに、顎の左側がちょっと右より痩せてるようだったので併せて盛り足し。

右の頬ブロックの位置を変えたのもあってか、目線のラインがちゃんと水平になってないのも発覚したので要修正。
20220530_Ingram3_2.jpg
もう、いつものパターンじゃねーか…っていうことで、完成が遠のく音が聞こえます。

当初から気になっていた、左右の頬上部センサー上面の角度もパテ盛って修正しました。
20220530_Ingram3_3.jpg
もろもろ、けっこうザックリやってるんで、サフ吹いたあとの仕上げの手間が怖い。

早くギミック周りを進めたいところですが、今回も内部構造は3D設計でいくつもりなので、零式ヘッドの経験からまずは各部の位置関係とサイズを可能な限り正確に把握することが不可欠なのは分かってます。
ところがこの3号機ヘッド、それが零式ヘッドを遥かに上回る難題。正面に向かって伸びるギミックが主なので、もろもろの軸の角度、水平、並行をとらなければなりませんが、ヘッド自体がデザイン的に微妙な仰角俯角や三次元曲面の塊なので、定規を当ててみたところで限界があります。
最大の難点は、零式のキットとは違って頭部の「底板」に当たる部分が、頭部全体に対して水平ではないこと。ギミックの設計自体はそこまで難しくないところも多いのですが、スタート地点が定められません。

取り敢えずキットの造形上、カッチリとガイドが用意されている額センサーの軸を基準にしていきましょう。適当なプラパイプを差し込んでみます。
20220530_Ingram3_4.jpg

あれ?
20220530_Ingram3_5.jpg
なんか、やけに俯角ついてるんだが、これで合ってるのか…?
遙か昔に作業したところではありますが、キットパーツをその通り組み立ててるので間違ってはいない気はしますが、実際にはここまで長くは突出しないとはいえ、もうちょっと真っ直ぐ前に伸びて欲しいぞ。

こうなるともう何を基準にして良いか分からない…。

久しぶりの3Dプリントで、謎の治具を出力しました。
20220530_Ingram3_6.jpg

それを、こう。
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定規をあちこちに当ててアナログで精一杯アタリをつけた数値を元に造形した、暫定ダミーフレームです。それを現物合わせで微調整していきながら寸法を割り出していこうという作戦です。

プラパイプを差し込んで、額センサーの軸を見てみます。
20220530_Ingram3_8.jpg
瞬着で固定してあった元のドーナツ状の軸ガイドパーツは、ラジペンで掴んでぐりぐりやったら引き剥がすことに成功。

これでどうだ。
20220530_Ingram3_9.jpg
小1レベルの足し算をどこかで間違ったようで(笑)軸位置がちょっと高すぎますが、角度はだいぶ元より「水平」に近くなりました。ここからもう何回か微調整を繰り返していけば、ドンピシャな寸法が割り出せるはず。

各部ギミックの設計についてはアレコレ脳内プランが進んでたり進んでなかったりしつつ、どこからどう手を着けたものか糸口を掴みかねていましたが、ひとまずやるべきコトが見えてきた気がします。
これで一気にブーストをかけて前に進めそう……か?

一方で、MODEROIDのX10が届いたりもしてて、箱からしてデカいのでさっさとパチ組みして容積を縮小したいところ。ただ、いつもなら爆速で組んで旧キットとの比較とかしてみるところですが、今回は「旧キット」が存在しないんでそのモチベもなく。あのシリーズは組んでて楽しくないんだよな〜、と着手できずにいます。
なんかまた成形不良の報告をちらほら見かけますが、品質管理どうなってるの。グリフォンでやらかしたばっかりじゃんね。

ではまた次回。
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イングラム3号機-9:前頭部の微調整など [彩工家 イングラム3号機]

なんかやる気でない今日この頃ですが、約1年ぶりの3号機ヘッド。

前回、面のうねりを整えるべく全体にヤスリがけした記憶はあるんですが、どうにも中途半端なところで止まってた感じ。
20220504_Ingram3_1.jpg
こんなフリーハンドでガイドライン書き込んでもあんまり意味ないんですけどまぁ目安には。

左右の対称が怪しいところをガッツリ削り、足りないところと削りすぎたところにパテ盛り。
からのまた削り。
20220504_Ingram3_2.jpg
例によって例のごとく、盛ったパテがほとんど残りません…。

デコ先の凹モールドは位置がずれてたので一旦埋めて彫り直し。
20220504_Ingram3_3.jpg
元キットの解釈を大きく弄るつもりはないとはいえ、こめかみラインはもう元キットの形状も覚えてないしどうするのが正解なのかも分かりません。取り敢えず左右のバランスだけはなんとなく揃えていきます。

毎度ながら、出渕デザインの真髄ともいうべき辻褄の合わなさと二次元の嘘にまみれた三次元曲面の塊ですので、設定画を見ても何も分からない…。

特に額センサー下部あたりはラインがまったく読めません。
画稿によっては比較的前端が角張ってますが、フツーに楕円状の解釈も散見され、その左右はちょっと凹んでいるのが正解なのか否か。
20220504_Ingram3_4.jpg
まぁこんなモンかなぁ…。


一方、前回ごりごりやってた右耳周り、後頭部との嵌合をパテ盛りで修正しました。
20220504_Ingram3_5.jpg
後頭部自体、ちょっと右が左より痩せてる印象もあったので、右だけ盛り足しつつ全体にヤスってフォルムを整えています。
あとはご覧の通り下端のバンパーみたいなところがずれてしまってるので、どっちを合わせようかなってかんじですが割と大変そう。
とはいえ、そこが抜けたら形状的には落ち着く気がしています。

ギミックに関しては課題が山積みで実現性も定かではない部分があるんですけれども、その前に何かしらの形でこのバラバラ状態を定位置で固定できるようにしないとです。
20220504_Ingram3_6.jpg

零式ヘッドを可動化した経験値がだいぶ物を言ってるなと実感してますけれども、それゆえに考えることが多くて進みません。

ではまた次回。
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