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イングラム3号機-11:左耳ギミックの検討が終わらない [彩工家 イングラム3号機]

久々の彩工家さんイングラム3号機。
一度キットから離れてギミックをFusion360でデジタル設計中…なのですがもう長いことドツボっていたりします。
それもあって進まない。

経緯としては、頬センサーの「回転しながらアンテナ広げつつ前へ出る」の基礎理論は完成しているので、駆動軸をどうおくかが次なる課題で、そのためには全体のギミック構造をトータルで計算していかないとアトで困る、という零式ヘッドの反省を踏まえてまずは左耳ギミックをある程度形にしてからクリアランスを検証していきましょう、という状態。
20220911_Ingram3_1.jpg
左耳、ジャコっと飛び出したあと上下に小さいアンテナ?が起き上がる仕組みで、頬センサーに比べたら遥かにシンプルなのでまぁサクッとできるでしょうと甘く見てたんですよ。
ところがこれがちゃんと考え始めるとなかなかの難題であることが判明し、一筋縄ではいきません。

そもそもこの左耳の上下展開ギミック、設定画と本編描写が逆の動きをするのは皆さんご承知のとおりですけれども、展開部の形状やサイズもまた設定と本編で全然違うという悩ましいポイントがあります。
キットは設定寄りの解釈で、仰向け状態で収納されたものがそのまま起き上がるシンプルな軸可動です。対して本編の方はと言えばうつ伏せ状態で収納されてるものが起き上がりながら前進する動き。パーツ形状から考えると本編の描写のほうが理にかなってる気がするのと動きとしてかっこいいので、ウチでは本編準拠にしたいところです。
で、それが難しい。

起き上がる動きと前に出る動き、両立させること自体はそんなに難しくないんですが、何も考えずにやってしまうと起き上がる前に一度前方に思いっきり突き出してしまったりします。
そうならないように、つまりこういう…
20220911_Ingram3_2.jpg
ヒンジ軸の位置はまったくの仮ですが、赤ラインのように前端が前に突き出さないように起こすには例えば青ラインのように初動でぐわっと持ち上げてあとはゆるっと、っていう不等速の動きになります。

でまぁ、仮とはいえこういう図が出来てる時点でほぼ出来たも同然に見えるんですが、経験上、これだと机上の空論で実際のパーツにしたら摩擦に負けてマトモに動かないだろうなとか、こっち向きの力がかかるからそっちには動かないでしょとか、あれこれ落とし穴があるのでなかなか正解に辿り着けてない。
さらにこの、駆動ギミックを左耳の円筒状の部分に収めないといけないってのがまたハードルが高くて大変です。

どうにかなるんかなぁこれ…。
ではまた次回。




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