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イングラム3号機-32:続・ちょっと難航中 [彩工家 イングラム3号機]

またひと月以上空いてしまいました…。

前回書いた通り各部を再調整していて、それが思うように進まずです。問題が解決できないと単純に進捗が滞りますが、それ以上にテンションが下がるのでいっそう効率が下がるという悪循環。

とはいえ、ちまちまと設計の修正は進めておりまして、あれこれパーツの再出力などもしております。
20240616_Ingram3_1.jpg
「3」のパーツは目立つのと数少ない外装パーツなのでちょっとだけ気分上がります。


前回書いた、額後部カバーの開閉についてはどうにかなった気がしています。一方で、左耳の展開ギミックも樹脂パーツのレール駆動から真鍮材によるスライドガイド方式へと変更する方がちょっと悩みました。
クリアランスがよりシビアになるのと、キットパーツへの組み込みの都合上、何をどうやっても立体パズルのような構造になるので、単純にギミックを設計し直せばよいというものではないのが悩ましいところ。
20240616_Ingram3_2.jpg
とりあえずどうにかなりはしてるんですが、ユニット単体だとスムーズなのに組み付けると途端に動きが渋くなるので、どっかがまだキットパーツと干渉しているか3Dプリントの精度の問題か、みたいなところまで含めての調整が必要です。

あと、やっぱり開いたアンテナがちゃんと閉じない問題。
恐らくご覧の諸兄もいろいろとアイディアおありでしょうが、解決策として思いつくことはあれこれあるもののそのどれもこれもがこの構造の中には収まらないんですよ。
(そのぐらい考えてますよ!と言われてもないのに言いたい気分(笑))


それから、後回しにしていた額センサー部のコレ。
20240616_Ingram3_3.jpg
アンテナ展開時に奥に見えるリング状のディティールというかなんというか。
たぶんアンテナがそれぞれの穴と凹みに噛み合って収納されるってつもりで設定画は描かれているんでしょうけど、どう考えても無理です。どうにかこうにか最大限調整して設計上では辻褄を合わせることがギリギリ出来てなくはなかったのですが、そんなクリアランスで動作するわけないだろっていうね。
なので、ここは諦めました。
(というか、そもそもの「本来の設定」の解釈が正解かどうかも分かりませんけれども)
どうせどうなってるか本編映像では全く分からないので、干渉しないよう奥に引っ込めておいて、アンテナが伸張するのと同時に出てくることにします。動きはほぼ一瞬なので、そんなに違和感はないはず。

となればカンタンかと言えばこれがまたそうでもなく、極力その余計な動きは見えないようにしたいので、アンテナユニットが伸びる動きの前半で追随して前進しつつ、アンテナがある程度伸びた後はさももとからそこにありましたよ的に動きを止めて欲しい、などと考え始めるとまたドツボ。
色々考えた結果、得られる効果の割にギミックが複雑化しすぎてうまくいかない気しかしない、以前に机上の空論レベルでも納得できる設計に辿り着くことが出来ずだらだらと時間だけが過ぎていた次第です。
それももう割り切ることにしまして、とりあえず展開した時に見えるところにあればよい、という方向で再設計しました。

てなわけで、ここまでのところをどうにかひと区切りつけてからサーボ駆動のテストを…と思ってるんですけど、あちこち設計を弄ったせいで随所にミスも発生していて修正再出力があれもこれも、てな感じで、この週末の時点でまだ中途半端なところにしか至れておりません。
ただ、割り切りも含めてだいぶ見えてきた感はあるので、この山を越えれば左耳と額のギミックについては完成状態に持ち込めるのではないかと思っています。
左右頬アンテナをどうするんだは、そこまで行ってから考える…。

ではまた次回。
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