SSブログ
彩工家 イングラム3号機 ブログトップ
前の10件 | -

イングラム3号機-12.5:頬アンテナ展開ギミック考察 [彩工家 イングラム3号機]

GW後半のあのやる気はどこへやら、リアルでお疲れなのもありぱったりと「何も」やる気がしない日がしばらく続いていました。
よくないのでちょっとずつ再起動。

またしてもだいぶ間が空きました、彩工家さんイングラム号機ヘッドの可動改造トライ。
20230604_Ingram3.jpg
左耳ギミックの仮造形を元に、改めてクリアランスが厳しすぎて再現出来る気がしない左頬アンテナの展開ギミックの突破口を脳内でひたすら模索しています。

もう、どんだけ考えても解決策が見つからない。

何度も言ってる「回転しながらアンテナ広げつつ前へ出る」をどうこのサイズで実現するのかってハナシなわけですが、前にも書いた通り「回転しながら前へ出る」動き自体は出来てるんです。それを動作させるためのギミックがどう考えても収まらない。
かつ、動き自体に「アンテナ広げつつ」をプラスすること自体は実は大して難しくないんです。ただ、構造上「回転しながら『途中から』アンテナ広げつつ前へ出る」コトが必要で、それがハードルを数段上げてる。

で。

過去に同志からコメントで貰ってたコレ。

「軸を固定して大枠螺旋シャフト自体を回せば良いような。
 で軸を二重、表面のも螺旋型にして中のを動かすような・・・」

正直、この時は「ナニイッテンノカワカンナイデス…」状態だったのですが、その後何度となくこの暗号のようなアドバイス(?)を解読しようとしながらも「分からん!」となってたところ、最近改めてうんうん唸りつつ考えていたらなんか「もしかして…こういうこと…?…デハナイカモ…。でもこれならいけるかも?」という案がちょっと見えてきました。

ただ、だいたいこういう「これでいけるじゃん!」は冷静に考え直すと初歩的な勘案漏れがあって水泡に帰すので、ぬか喜びしないようにさらに検討を進めています。
いやしかしまったく進まねーなこれ…。

巷ではMODEROIDレイバーキャリアの電動デッキアップをカタチにしつつある諸兄の作例を見かけたりして、あーそれ俺がやりたかったやつ…てなってまたモチベーション下がりまくりですが、自分は壊滅的に手が遅いので仕方ありませんね。
(まぁ、あのキャリアは検証すればするほど造形の問題点が気になるので個人的にはアレをキットのままどうこうしようとは思わないのでいいんですけど…という負け惜しみ。)

で。
最近いくつかマスプロでリアクティブアーマー版イングラムのキットが出たことに端を発して、この3号機ヘッドの形状解釈についてもまた少し思うところがあったりして。

取り敢えずは目の前にかすかに光が差した気がしてるので、それが勘違いではないことを祈りながらもうちょっと考えます。という、生存報告的な駄文でした。
ではまた次回。
nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

イングラム3号機-12:左耳ギミックの仮出力 [彩工家 イングラム3号機]

ちょびっとずつ調子を取り戻しながら。
WFディーラー「彩工家」さんのイングラム3号機ヘッドにギミックを仕込むチャレンジの続きです。

前回、
 >経験上、これだと机上の空論で実際のパーツにしたら
 >摩擦に負けてマトモに動かないだろうな
などと言ってましたが、脳内であーだこーだこねくり回してても進まないんで取り敢えず一回出力してみることに。
いざプリントするとなるとそれなりに作り込まないと意味がない部分もありますんで、なんとなくですが左耳センサー各部を追加モデリングしました。
20221023_Ingram3_1.jpg

散々言ってますが、設定を参考にはしつつも劇中描写に寄せたいので(となると設定画がほとんど参考にならないのですが…)なかなかバランスが難しいところ、落とし所としては悪くないんじゃないかと自分では思っており。

んで、プリントからの二次硬化!
20221023_Ingram3_2.jpg
数ヶ月放置してたPhotonくんを久々起動です。
まずは入れっぱなしだったレジンバットのメンテから。無事に動いてくれて良かったよかった。
っていうか、意外と3Dプリンタって雑に扱っててもマトモに動くよね。

そして組んでみますとこう。
20221023_Ingram3_3.jpg
「3」のエンブレムが入るプレートは元キットのパーツを生かしても…と考えてはいますが、ちょっとやってみたかったのでモデリングしてみました。

んで。肝心のギミック可動ですけれどもこの有様…。

動画の通り、分かってましたが摩擦抵抗が大きすぎてマトモに動きません。

知ってた。
それを確認するための試作ですから。(負け惜しみじゃないです)

自分の技術的な未熟さゆえの問題が多分にあるとは思うので、知見豊富な諸兄はなんなく対処されてるんでしょうが、自分の場合やっぱり3Dプリントパーツで「スライド」がどうしても鬼門なんですよねぇ。
動力への負荷を考えても、軸可動のほうが圧倒的にスムーズだしうまくいくのは分かってるんですが、ここはどうしてもスライド可動が必要なのでどうしたものか。

もうちょっと考えます。


んで以下雑記。
3Dプリンタ、まだまだ完動品なのでもったいないのですが後継機Mono SEを買ってしまったのでまったく出番がなくなった無印Photon、使わない以上邪魔なだけだし、レジンこぼしてベタベタになってるので人様にお譲りするのも憚られ、意を決して廃棄です。
20221023_Ingram3_5.jpg

一生懸命バラしたりなんかして。
20221023_Ingram3_6.jpg
ネジ多すぎで小一時間奮闘したんですが、市のゴミルールを確認したらこれそのまま燃えるゴミでいいらしい。本当か!?
回収されなかったらまた考えよう。

とか、いろいろ焼け石に水の断捨離を進めている今日この頃です。
買ったはいいけどこれ作らないな…ってキットをヤフオクで投げ売りとか。本当にもう「逆転売屋」状態で、何処かの誰かのためにキット代を一部負担してあげてるだけっていうね(笑)。

一方ででかすぎて扱いに困るモデX10の箱なんかは例によって圧縮。
20221023_Ingram3_7.jpg
たいして小さくならなかったけど1/3にはなった。

そんなこんなで今ひとつ微進捗ではありますが、一歩ずつ。

ではまた次回。
nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

イングラム3号機-11:左耳ギミックの検討が終わらない [彩工家 イングラム3号機]

久々の彩工家さんイングラム3号機。
一度キットから離れてギミックをFusion360でデジタル設計中…なのですがもう長いことドツボっていたりします。
それもあって進まない。

経緯としては、頬センサーの「回転しながらアンテナ広げつつ前へ出る」の基礎理論は完成しているので、駆動軸をどうおくかが次なる課題で、そのためには全体のギミック構造をトータルで計算していかないとアトで困る、という零式ヘッドの反省を踏まえてまずは左耳ギミックをある程度形にしてからクリアランスを検証していきましょう、という状態。
20220911_Ingram3_1.jpg
左耳、ジャコっと飛び出したあと上下に小さいアンテナ?が起き上がる仕組みで、頬センサーに比べたら遥かにシンプルなのでまぁサクッとできるでしょうと甘く見てたんですよ。
ところがこれがちゃんと考え始めるとなかなかの難題であることが判明し、一筋縄ではいきません。

そもそもこの左耳の上下展開ギミック、設定画と本編描写が逆の動きをするのは皆さんご承知のとおりですけれども、展開部の形状やサイズもまた設定と本編で全然違うという悩ましいポイントがあります。
キットは設定寄りの解釈で、仰向け状態で収納されたものがそのまま起き上がるシンプルな軸可動です。対して本編の方はと言えばうつ伏せ状態で収納されてるものが起き上がりながら前進する動き。パーツ形状から考えると本編の描写のほうが理にかなってる気がするのと動きとしてかっこいいので、ウチでは本編準拠にしたいところです。
で、それが難しい。

起き上がる動きと前に出る動き、両立させること自体はそんなに難しくないんですが、何も考えずにやってしまうと起き上がる前に一度前方に思いっきり突き出してしまったりします。
そうならないように、つまりこういう…
20220911_Ingram3_2.jpg
ヒンジ軸の位置はまったくの仮ですが、赤ラインのように前端が前に突き出さないように起こすには例えば青ラインのように初動でぐわっと持ち上げてあとはゆるっと、っていう不等速の動きになります。

でまぁ、仮とはいえこういう図が出来てる時点でほぼ出来たも同然に見えるんですが、経験上、これだと机上の空論で実際のパーツにしたら摩擦に負けてマトモに動かないだろうなとか、こっち向きの力がかかるからそっちには動かないでしょとか、あれこれ落とし穴があるのでなかなか正解に辿り着けてない。
さらにこの、駆動ギミックを左耳の円筒状の部分に収めないといけないってのがまたハードルが高くて大変です。

どうにかなるんかなぁこれ…。
ではまた次回。




nice!(2)  コメント(6) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

イングラム3号機-10:いつものパターン、からの寸法検証 [彩工家 イングラム3号機]

ちょっと多忙だったり、得意のメンヘラが発動してたりで滞りましたが再起。

前回あれこれ弄った前頭部をさらに盛って削って。
20220530_Ingram3_1.jpg
さらに、顎の左側がちょっと右より痩せてるようだったので併せて盛り足し。

右の頬ブロックの位置を変えたのもあってか、目線のラインがちゃんと水平になってないのも発覚したので要修正。
20220530_Ingram3_2.jpg
もう、いつものパターンじゃねーか…っていうことで、完成が遠のく音が聞こえます。

当初から気になっていた、左右の頬上部センサー上面の角度もパテ盛って修正しました。
20220530_Ingram3_3.jpg
もろもろ、けっこうザックリやってるんで、サフ吹いたあとの仕上げの手間が怖い。

早くギミック周りを進めたいところですが、今回も内部構造は3D設計でいくつもりなので、零式ヘッドの経験からまずは各部の位置関係とサイズを可能な限り正確に把握することが不可欠なのは分かってます。
ところがこの3号機ヘッド、それが零式ヘッドを遥かに上回る難題。正面に向かって伸びるギミックが主なので、もろもろの軸の角度、水平、並行をとらなければなりませんが、ヘッド自体がデザイン的に微妙な仰角俯角や三次元曲面の塊なので、定規を当ててみたところで限界があります。
最大の難点は、零式のキットとは違って頭部の「底板」に当たる部分が、頭部全体に対して水平ではないこと。ギミックの設計自体はそこまで難しくないところも多いのですが、スタート地点が定められません。

取り敢えずキットの造形上、カッチリとガイドが用意されている額センサーの軸を基準にしていきましょう。適当なプラパイプを差し込んでみます。
20220530_Ingram3_4.jpg

あれ?
20220530_Ingram3_5.jpg
なんか、やけに俯角ついてるんだが、これで合ってるのか…?
遙か昔に作業したところではありますが、キットパーツをその通り組み立ててるので間違ってはいない気はしますが、実際にはここまで長くは突出しないとはいえ、もうちょっと真っ直ぐ前に伸びて欲しいぞ。

こうなるともう何を基準にして良いか分からない…。

久しぶりの3Dプリントで、謎の治具を出力しました。
20220530_Ingram3_6.jpg

それを、こう。
20220530_Ingram3_7.jpg
定規をあちこちに当ててアナログで精一杯アタリをつけた数値を元に造形した、暫定ダミーフレームです。それを現物合わせで微調整していきながら寸法を割り出していこうという作戦です。

プラパイプを差し込んで、額センサーの軸を見てみます。
20220530_Ingram3_8.jpg
瞬着で固定してあった元のドーナツ状の軸ガイドパーツは、ラジペンで掴んでぐりぐりやったら引き剥がすことに成功。

これでどうだ。
20220530_Ingram3_9.jpg
小1レベルの足し算をどこかで間違ったようで(笑)軸位置がちょっと高すぎますが、角度はだいぶ元より「水平」に近くなりました。ここからもう何回か微調整を繰り返していけば、ドンピシャな寸法が割り出せるはず。

各部ギミックの設計についてはアレコレ脳内プランが進んでたり進んでなかったりしつつ、どこからどう手を着けたものか糸口を掴みかねていましたが、ひとまずやるべきコトが見えてきた気がします。
これで一気にブーストをかけて前に進めそう……か?

一方で、MODEROIDのX10が届いたりもしてて、箱からしてデカいのでさっさとパチ組みして容積を縮小したいところ。ただ、いつもなら爆速で組んで旧キットとの比較とかしてみるところですが、今回は「旧キット」が存在しないんでそのモチベもなく。あのシリーズは組んでて楽しくないんだよな〜、と着手できずにいます。
なんかまた成形不良の報告をちらほら見かけますが、品質管理どうなってるの。グリフォンでやらかしたばっかりじゃんね。

ではまた次回。
nice!(2)  コメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

イングラム3号機-9:前頭部の微調整など [彩工家 イングラム3号機]

なんかやる気でない今日この頃ですが、約1年ぶりの3号機ヘッド。

前回、面のうねりを整えるべく全体にヤスリがけした記憶はあるんですが、どうにも中途半端なところで止まってた感じ。
20220504_Ingram3_1.jpg
こんなフリーハンドでガイドライン書き込んでもあんまり意味ないんですけどまぁ目安には。

左右の対称が怪しいところをガッツリ削り、足りないところと削りすぎたところにパテ盛り。
からのまた削り。
20220504_Ingram3_2.jpg
例によって例のごとく、盛ったパテがほとんど残りません…。

デコ先の凹モールドは位置がずれてたので一旦埋めて彫り直し。
20220504_Ingram3_3.jpg
元キットの解釈を大きく弄るつもりはないとはいえ、こめかみラインはもう元キットの形状も覚えてないしどうするのが正解なのかも分かりません。取り敢えず左右のバランスだけはなんとなく揃えていきます。

毎度ながら、出渕デザインの真髄ともいうべき辻褄の合わなさと二次元の嘘にまみれた三次元曲面の塊ですので、設定画を見ても何も分からない…。

特に額センサー下部あたりはラインがまったく読めません。
画稿によっては比較的前端が角張ってますが、フツーに楕円状の解釈も散見され、その左右はちょっと凹んでいるのが正解なのか否か。
20220504_Ingram3_4.jpg
まぁこんなモンかなぁ…。


一方、前回ごりごりやってた右耳周り、後頭部との嵌合をパテ盛りで修正しました。
20220504_Ingram3_5.jpg
後頭部自体、ちょっと右が左より痩せてる印象もあったので、右だけ盛り足しつつ全体にヤスってフォルムを整えています。
あとはご覧の通り下端のバンパーみたいなところがずれてしまってるので、どっちを合わせようかなってかんじですが割と大変そう。
とはいえ、そこが抜けたら形状的には落ち着く気がしています。

ギミックに関しては課題が山積みで実現性も定かではない部分があるんですけれども、その前に何かしらの形でこのバラバラ状態を定位置で固定できるようにしないとです。
20220504_Ingram3_6.jpg

零式ヘッドを可動化した経験値がだいぶ物を言ってるなと実感してますけれども、それゆえに考えることが多くて進みません。

ではまた次回。
nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

イングラム3号機-8:各ブロックの嵌合調整 [彩工家 イングラム3号機]

もうしばらく放置と言いましたがあれはウソです(笑)。
本格再開かどうかは定かではありませんけど、やっぱり少し進めてしまいましたよ。

てことで現状。
20210627_Ingram3_1.jpg
別にプロポーションの解釈を変えるようなことはするつもりはありませんので、大きくイメージが変わることもありません。
頬ブロック上面の追加センサー?が付くとだいぶそれらしく見えて参りますね。この追加センサー的な何かは、キット状態だとやや俯角がつきすぎてる気がしたので後ろを削ってほぼ正面を向くように修正しましたがまだ足りないかも。
この段階で接着するのが正解なのかは迷うところでしたがついてないと検証しかねる部分もあり、思い切って付けちゃいました。あとあと大慌てで切り取るハメになるかもならないかも。


メインは前回書いた、左右側頭部の高さバランスを揃える作業です。
20210627_Ingram3_2.jpg
ガイドになるところがなくてつい削りすぎてしまったりなんかして余計な隙間が開いてしまったのであとで要パテ埋め。
本体右側面の凹みを上方やや後ろへと広げ、右側頭部の位置を引き上げます。

併せて、前回触れた右側だけの上部の張り出しは写真のとおりカットしてしまいました。
設定でもいまいち形状がよく分からないというのもありつつ、肝心の本編でのジャミング発動カットでは特に右だけ上に伸びてるように見えないというのもあって。
ただちょっとこれはこれでしっくりきてなさもあるのでまた足すかも。

で、後方から。
(前回の検証写真は斜め上から撮ってしまったので不適切でした。右の方が底面が後ろに長いので上から撮ると揃わなくて当然。)
20210627_Ingram3_3.jpg
このように平場において水平になりましたんで加工は成功です。

組んだらほぼ見えないとこですが顎の付け根周り、左右でカタチが違ったので、ここは右側をカットして左に合わせます。
20210627_Ingram3_4.jpg

正面図。
20210627_Ingram3_5.jpg
右側頭部を上げたのに伴って、前頭部の右こめかみ部も少し削って合わせてありますが、上面の追加センサー?が干渉します。
どうも、右側頭部全体がそもそも内に寄ってるようで、見づらいですが上の写真で「目尻」の奥に見えてる厚み部分が右側(向かって左)のほうが薄いのが分かるかと。
上から見たときの角度調整も兼ねて薄いプラ板を挟み込んでみていますが、もうちょっと微調整が必要かな。

デザイン的にただでさえ顎の左右から奥が見えやすいので、頬ブロックをより開くカタチになると少し目立ちそうです。というのもあって奥の形状を左右揃えたりしてるわけですが、この辺はギミック隠しの意味でもちゃんとなにかしらの造形をでっち上げる必要がありそうですね。
それより今後のギミックのことを考えると各ブロックをどう固定するのが正解なのか難しい問題。


ついでにそのギミックに関してですが、中断前の最後の記事よりもう少し進捗していたようです。
発掘したのがこちら。
20210627_Ingram3_6.jpg
「回転しながら」「前へ出る」がこれで実現できています。よくこんなもの手作業でしこしこ作ったわ…と当時の自分に感心。当然ながらこれ二つもあるんだぜ。
手作業ゆえの粗さはありますがいちおうギミックとして最低限の精度は有しているようですので、使えそうならこのまま使おうかな。ダメそうなら3Dプリンタの出番です。


このまま続くのかやっぱり続かないのか。
ではまた次回。
nice!(1)  コメント(8) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

彩工家 イングラム3号機-7.5:再開に向けての考察編 [彩工家 イングラム3号機]

これまでのあらすじ。

2013年 3月:3号機製作記事でブログ開始。
       …したものの、数本記事を上げていきなり3ヶ月放置。
2013年 7月:戻ってきたかと思えばなぜか2号機を作り始める。
       …かと思えばこれもすぐ放置。
2013年 8月:1号機に浮気開始。
2014年 6月:しばらくは真面目に1号機作ってたかと思えばまた放置。
       そして2号機を再開したかと思えばまた放置。
2016年 8月:丸2年放置の末、1号機の製作を再開。
2016年10月:1号機完成。
2017年 5月:またも長いブランクを経て2号機の製作を再開。
       …かと思いきやごくたまにしか進捗せず。
2018年 8月:色々挟みつつようやく2号機の製作を本格再開。
       その上、零式もお手つきに。
2018年12月:2号機完成。
2019年 9月:またあれこれありつつ3号機を6年以上放置したまま、零式に本格着手。
2019年10月:冷静に考えてフェイスオープン再現ムリじゃね…?感を漂わせまた中断。
2020年 1月:3Dプリンタ本格導入。
2020年 6月:零式再始動。
2021年 6月:零式完成。

…とまぁ、かれこれ3号機放置から早8年が経過しております…。いかに計画性と集中力や根気がなく浮気性かがよく分かるお恥ずかしいヒストリー。
ただね、散々放置しておきながら、ちゃんと毎度戻ってきてるの偉いと思うんですよ(自賛。


そんなわけで。戻って参りました。
零式ヘッドでデジタル設計3D出力造形による電動ギミックを実現するだけの技量を得ましたので、今こそ満を持して、長らく放置していた3号機を進展させられる状況が整ったのではありませんか!
…といいつつ、直近別のものを作らなきゃいけない事情もありますのですぐさま再始動とはいかないんですが、久々にキットを引っ張り出してきまして状況把握と改めての考察などしている今日この頃です。
20210625_Ingram3_1.jpg
ゲート処理は終わってて、ふんわり気泡埋めとか微改造とかしてありますが、改めて見ると当時はまだレジンキットに慣れてなくておっかなびっくりな中で試行錯誤してたのを感じます。

でね。

この彩工家さんパトレイバーヘッドモデルシリーズ、これまで3つ完成させたことで、だいぶ色んなコトが分かっております。
迫力のビッグスケールかつカッコイイ造形で魅力的なキットではありますが、いかんせんアナログ造形の手流し複製ということで、パーツのサイズ感も相まって歪みやズレが出てしまいがちでなかなかの上級者向け。
そのまま組む分には、仕上げの手間はかかりますがさほど問題なくカッコ良く仕上がるのです。ただ、微妙なプロポーションを好みでアレンジしようとか、ましてや精密さが要求される可動ギミックを仕込もうとか余計なことを考えた途端にぐっとハードルは上がり、調整と修正が必要な部分が頻発してしまうんですがそれは致し方ない。

てことで上の写真ですが。
左右の頬ブロックの高さが違います。当時はこんなこと気にもしてなかったし、アマチュアディーラーさんのキットにも不慣れで、そんなことがあるとも思ってませんでした。

左耳基部、円形で角度が決めづらいので自分でダボを追加して位置決めしてたのがズレてるのか…?
20210625_Ingram3_2.jpg
と思いましたが、どうやらそうでもないらしい。

高さもですが角度も右の方が下がってる模様。
20210625_Ingram3_3.jpg
左側は、ちゃんと前を向くように前頭部とも合わせてあるので、調整するならやっぱり右側っぽい。

左右のパーツを並べてみると、右側のみ上方にちょこっと張り出しがあります。
20210625_Ingram3_4.jpg
本編や設定画などを確認してみますと、右のほうが高さがあるこのカタチが正解のようです。

ただ、組んでみるとこうなっちゃう。
20210625_Ingram3_5.jpg
上面の高さが左右で揃ってしまっています。その分、下面がだいぶズレてる。ここは、張り出し抜きの高さで左右を揃えてやる必要がありそうです。
つまり少なくとも張り出し分、右側のブロックを上方にずらしながら、ちょこっと角度をアオリ方向に調整、って感じになるでしょうか。

右耳後方はかなりカッチリきっちりと造形されているので、ここに手を加えるのはだいぶ苦労しそうなので気が進みませんけども…。
20210625_Ingram3_6.jpg
で、さらにいろいろ資料を見返するワケですが、この頭部右後方部、設定画では描かれてなくてどういうカタチかよく分かんないのです。本編でも、ラストにエレベーターの前で振り返るシーンで僅か1カット、ほんの一瞬だけ描かれてるのみという。
既存の立体物はいくつかあるにはあるのでそれらを参考にする手はありますが、MGとかあんまり参考にならなそうだししたくなかったり。

例によって例のごとくですが、設定画はあいまいで本編描写も心許なく、かつしばしば相互に整合性がとれてないというパトレイバーあるある。よくぞこれらの情報をもとにキットとしてカタチをまとめ上げられてるものだと感服します。
毎度あーだこーだ好き勝手言ってはアレコレ弄っておりますが、ベースになるキットが存在するからこそ出来ることであって、ありがたいことです。

一方で、これは彩工家さんあるあるですが、頭部右前面が左より張り出し気味という特徴がありまして、今回もご多分に漏れずです。
20210625_Ingram3_7.jpg
もしかすると、左前方ビューがデフォルトになるメカもの造形として、設定のいい加減なとこを吸収するための意図的アレンジなのかも知れませんが、ギミックのことを考えるとすみませんが今回もここは手を入れさせて頂きたく。

そして、左右とも側頭部パーツは前方に向かって微妙にすぼんでいく構造になっています。
20210625_Ingram3_8.jpg
プロポーションとしてはその方が当然キレ感が出てカッコ良くなるのですが、アンテナが前に伸びることを考えるとここは並行にしておきたいところ。


とかなんとか、パーツを眺めながら考えていると、すぐには再開しないと言いつつ今すぐあれこれ作業したくなってしまうので困りものです。我慢我慢…とひたすらパーツ眺めてるだけだったら、その時間で少しでも進めてしまえよ、と思わなくもないですが。

とはいえギミック周りの課題が多すぎてですね。
どう考えても左側頭部ブロックの構造には設定上の無理がありすぎて、どう折り合いを付けるべきか全く白紙。
零式の反省を生かしてちゃんと計画的にギミックを仕込みつつ、各部の固定とか組み立て分解のこともちゃんと考慮した上で設計していきたい、となるとやっぱり前途多難です。
てことでもうしばらく放置プレイ確定ですけども。

ただ、ベース周りはここまで出来てました。
20210625_Ingram3_9.jpg
各所の調整が難しい襟周りが組めてるので、この辺はもう2回やってますしスムーズにいけそう。
キモはやっぱりギミック関係です。


で、あれこれ思案しておりましたら、なにやらオンラインでパトレイバー模型のコンペが計画されているようです。→LINK「国際レイバーショウ2021(仮)」
参加できるかどうか分かりませんが楽しみですし、諸条件が許すようであれば参加してみたいところです。あ、もちろんもし参加出来たとしても間違いなくこの3号機とは別のキットにはなります…ってまたお手つき増やす気か。


いろいろ不透明な状況ですがはてさて。
ではまた次回。
nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

彩工家 イングラム3号機 7 [彩工家 イングラム3号機]

遅々として進んでおりませんが、ちょびっとずつは前身。

引き続き、左右頬部のアンテナ展開ギミックです。
先日の試作品をもとに、本番作業中。

5mm径のプラパイプに、らせん状のスリットを2本入れます。
そこに、3mmのリング状にカットしたプラパイプをかぶせたアルミパイプが通る仕組み。
130422ingram1.jpg
リング部分には真鍮線で軸を打ち、それがスリットに噛み合うことで、「回転しながら(中略)前にでる」動きを再現するつもりです。

このらせん状スリットを入れるのがなかなか手間のかかる作業でして…。
手際が悪いだけかとも思いますが、1本スリットを入れるのに30分もかかる始末。2本で1時間です…。
しかも当然ながらパイプの強度が著しく下がるので、油断すると簡単に破損します。うまくいってたパーツがポッキリいってしまうとイチから作り直しなので相当テンションが下がってまた能率が落ちるという悪循環。

スリットがうまくいけば、先日の試作品同様、外側にプラ材を貼り付けて補強できるのですが、作業中は不安定なままでの加工を強いられるのが難点です。

130422ingram2.jpg
組み合わせるとこんなかんじ。こないだの試作品よりはスッキリ加工できてるかな。

プラパイプの先端部にも3mmパイプを接続してあるのは、伸張時のぐらつきを抑えるために少しでも前よりに支持部を設けるための工夫プラス、アルミパイプ側のリングがここに引っかかってストッパーの役割も果たします。
この延長部分は収納時にはアンテナ部に潜り込み、ストローク長を確保できるように考えてます。設定のディティールとはちょっと異なってしまいますが、そうしないとギミック自体が再現不可能になってしまうので、いたしかたなしのオリジナルアレンジということで。

彩工家 イングラム3号機 6 [彩工家 イングラム3号機]

腰痛も治まり、注文していたアルミパイプも届きました。
ということで作業再開です。
130414ingram1.jpg

が…。
やっぱりどう考えてもストロークが確保できない!!
130414ingram2.jpg
物理的に無理のあるデザインです…。
たぶん、同じ事考える人がみんなぶち当たる壁だと思いますが…。

どうにかこうにか、少しでも長さを確保できるよう試行錯誤中。
130414ingram3.jpg
「アンテナ広げつつ回転しながら」については、意外となんとかなりそうです。
あとはホントにいかに伸張のストロークを確保するか。それだけです。
左耳ギミックさえなければ簡単なんだけどな〜。

ちまちまと試作品ばかり量産していますが、少〜しずつ解決の糸口が見えてきてる気はする、というかんじです。
道のり長そうだな…。

彩工家 イングラム3号機 5 [彩工家 イングラム3号機]

早速滞り始めてます…。
週末も休日出勤だったり、腰を痛めてしまったりでなかなか進みません…。

左耳ユニットの飛び出しギミックをいろいろ試行錯誤してたのですが、一旦中断して、頬左右のアンテナ部分に着手しました。
130409ingram1.jpg
というのも、内部の動作ユニットの設計が全く白紙状態なので、そのクリアランスとかもろもろを調整しないことにはギミックの構造も何も進められないということに気づき、取り敢えず各部の展開に必要な可動域の検証が先決かなと。

このアンテナ部分が実は一番の難題です。左側は側面の飛び出しギミックのせいで、前に伸びるアンテナの基部に十分なストロークを確保するのが至難の業。
設定資料集を見ると、「回転しながらアンテナ広げつつ前に出る」としれっと書いてありますが、クリアランス的にはどう考えても無理があります…(- -;
130409ingram5.jpg
ちなみにキット的にはここも、展開させるならプラ棒とかでうまいことアレンジして下さい的なことになってるので、自力でどうにかするしかありません。

とりあえず、キットの穴をより深く彫り込んでストローク長を確保しつつ、奥から何らかの形で押し出すことになると思うので、そのアーム的な何かを通すべく開口します。
130409ingram2.jpg

130409ingram3.jpg
どういう構造になるのか、なんとなくの脳内プランはあるものの、具体的にどう落とし込むか全然決まってません…。軸のセンターを保持する部分を現状残してはいますが、ここも結局抜いて少しでも奥行きを確保しないといけないかも。

伸張するアーム部分は絶対に可動に伴って塗装が剥げるので、素材の色そのままでいけるよう、アルミパイプを使おうと考えていますが、某ネットショップで注文したら在庫切れとのこと。別のショップで再注文して届き待ちです…。
前の10件 | - 彩工家 イングラム3号機 ブログトップ