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イングラム3号機-17:続・頬ブロックの形状変更  [彩工家 イングラム3号機]

引き続き、頬ブロック周り。
前回始まってしまった大工事の続きです。

頬ブロックの先端を下にずらす工事。
何度か微調整を加えて3Dプリントパーツを接着しまして、ガリゴリと削りました。
20231009_Ingram3_1.jpg
が。
どう見ても、先端をちょっと延長してみてるのがよくない感じ。
(ちなみに左だけ延長幅が長いのは整形中に削りすぎたからです…)
でもここ伸ばせるとギミック的には楽になるんだよなぁ…。

ん〜……。
でもこれ、どうみても正解じゃない気がする…。。。
のですが、取り敢えず先へ進みます。

そもそも論に立ち返って。
この3号機、なんか「顔がでかい」気がしてたんですよ最初から。
というのと、あれやこれやと自分好みに改造してしまったシリーズとの並びも気になり、久々に1号機を引っ張り出してきて並べて比較。
20231009_Ingram3_2.jpg
こうしてみるとそこまで致命的な差はないようにも見えます。ただ、1号機は主にトサカ部をだいぶ元キットから弄りましたので対比の把握が難しい。

このシリーズ、キットでは左耳の○のサイズを1〜3号機でどうやら統一してあるっぽいんですけれども、そこに一つの要因がある気がしていて。
3号機の○って、設定的との整合性で言うと、他よりちょっと大きいのが正解なんですよ。そしてこのキット、それ故に○に対して「顔」がやっぱりちょっと大きい…気がする。

顎を比べてみます。
20231009_Ingram3_3.jpg
だいぶ差がありますが、これも、1号機の顎をそもそもガッツリ削って小顔化しましたので、キットの正しい検証にはなってません。あくまで「我が家ver」のハナシ。
とはいえ、並べるのは我が家の既存品なので、合わせなければ。

というわけで、顎を一回り小さくすることにします。
20231009_Ingram3_4.jpg
ついでに、バイザー下端の一段落ちてるラインももう少し広げてみます。

てことでこう。Before/After。
20231009_Ingram3_5.jpg
頬アンテナ部が前に出過ぎ感はやっぱりありますが、位置を下げたのは正解な気がします。
そして顎を小さくした分、額の出っ張り具合も気になってきますが、ここはiPhoneの広角レンズで撮ってるがゆえの見た目もありますので、肉眼との匙加減に悩むところっていうか、ここ弄り出すともうドツボでしかないので最小限の加工でバランスをとりたいです。

となるともう、どこを基準にすればいいかがまた迷子。

そして、いつぞやの記事(→ イングラム3号機-8:各ブロックの嵌合調整 )で、「あとあと大慌てで切り取るハメになるかもならないかも」などと言っておりましたが、予言的中です。
頬ブロック上面のセンサーを剥ぎ取りました。
20231009_Ingram3_6.jpg
きれいに接合面を処理してあったのでもったいないですが、思いのほかガッツリくっついてた割には、思いのほか簡単に取れました。
これをどうするつもりやら…ですが。

左耳の○がちょっと小さめ、だけど全てをそれに合わせることはどう考えても非現実的。
その中で、一番バランスよく収まるサイズ感を探りながらどうキットパーツを生かしていくか。

これ、1・2号機よりも零式よりもやっぱり遥かにハードルが高そうです。
ではまた次回。
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イングラム3号機-16:頬ブロックの形状変更 [彩工家 イングラム3号機]

改めて、顎も付けて現状把握。
20231001_Ingram3_1.jpg

だいぶやるべきコトが見えてきました。
取り敢えずは、前回から判明していた左右のブロックの高さが違ってしまってる件。
20231001_Ingram3_2.jpg
左右入れ替わってますが、向かって右が右。

天面にプラ板を貼って整形。実質0.35mmほどの違いですけれども…。
20231001_Ingram3_3.jpg
まぁ揃いました。

続いてこちら。
20231001_Ingram3_4.jpg
頬先端左右に張り出した小さなセンサー部、ちょっと「迎え角」っぽい感じにアレンジされています。
そういう風に見えなくもない画稿もあるのですが、ここはフラットにしたいです。

また、この先の加工の妨げにもなるので、いったん切り離し。
20231001_Ingram3_5.jpg
無くさないようにしまっておきましょう。


で、いよいよ本題。
20231001_Ingram3_6.jpg
キットでは、「目線」に対して頬ブロック下面のラインが前方に向かって持ち上がるようになっていますが、ここはわりと水平に近いイメージのほうが見慣れた感じです。大袈裟に書くと緑ラインのようなかんじ。
が、単純に下側にプラ板など貼り足せばよいかというと、赤ラインのとおり中にパイプ状の空洞があるのでややこしい。この空洞を下にずらす必要がありますが、下に足した部分を掘って逆に上を埋めるのは超絶面倒くさくてやりたくありません。

そこで、こんなものを3Dプリントしました。
20231001_Ingram3_7.jpg

さらに…。
20231001_Ingram3_8.jpg
こんな感じにバッサリと先端部を切り離します。

組み合わせてこう。
20231001_Ingram3_9.jpg
あとは、下面を適宜盛って削ってフラットにしてやれば、中の空洞も無理なく位置が変更できるというわけです。上面のバルジ部は併せて整形が必要ですが、傾斜面自体を再造形しなくて済むとか、位置合わせのガイドがしっかり残るなど、先端を丸ごと切り離すよりは工作的にいろいろと楽。
ただこれだと位置変更がちょっとオーバー過ぎるので、プリントパーツか元パーツか、どちらかを微調整していいバランスを見つけたいです。
そして賢明な諸兄はお気づきでしょう。だったら、下半分も3Dで造形してしまえばいいんですよね。あくまでキットの改造なので、なるべく元のレジン部分を残したいなというこだわりです。


と言いつつ、やらないつもりだった大工事が始まってしまいました。今更。どうなりますやら。
ただ、目先の作業が明確なので、迷わず進めていけそうです。

ではまた次回。
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イングラム3号機-15.5:各部検証編 [彩工家 イングラム3号機]

「何かしらの形でこのバラバラ状態を定位置で固定できるようにしないと」とか言ってたのが去年の5月でしたけれども、前回ようやく各部を固定出来るようになったので、改めて各部のバランスを確認中。
…ですが、ドツボにハマリかけております。

いやまぁ毎度のことなんですけれども、設定と見比べていると、キットの解釈がどうこう以前に設定画のデタラメ感にムキー!!となるやつ。
設定はもう、右から見た図と左から見た図の辻褄が全然合ってないわけですよ。
で、それをどう立体に落とし込むかというハナシで。

この3号機の場合、「基準」をドコにおくかでも見え方がだいぶ変わってくる。
これは「目線」を水平においてみた時のバランス。
20230924_Ingram3_1.jpg

で、「頬の下端」を水平にしてみるとこう。
20230924_Ingram3_2.jpg

この画像だけで、何をどこにどう揃えればよいのか迷うポイントが多々…。
今更な大工事の予感しかしてきません。それもまた毎度のことではありますが。

あれこれ思案しながら踏ん切りが付かないまま何も進まない今日この頃です。
ではまた次回。





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イングラム3号機-15:各パーツの固定 [彩工家 イングラム3号機]

こうなりました。
20230916_Ingram3_1.jpg
つっても形は別に変わってないんですが、タイトルの通り各ブロックが固定できるように。

例によってビス止め改造です。
20230916_Ingram3_2.jpg
前頭部は根本のセンターで。

左耳は「のりしろ」が取りにくくて悩みましたが多少強引にこんな感じ。
20230916_Ingram3_3.jpg

んでこう。
20230916_Ingram3_4.jpg
プラ材でナットを固めたものを受け側として、もう一方に追加したベロをビス止めするいつものやり口です。

右も同様。
20230916_Ingram3_5.jpg
耳は左右とも「吊ってる」ような状態なので、下のほうでもう少し補強が必要な気がしますが、そこは可動ギミック周りと併せて詰めていきます。

中には可動のためのしかけを詰め込むので、まだ見ぬクリアランスを考慮する必要がありましたが、そこまで影響が出ない範囲に収まったのでは。
20230916_Ingram3_6.jpg
サイドはどちらも外から貫通させて内側で固定する形なので、やってることは単純なわりに結構な大手術です。でも懸念したほどのズレもなく、まぁ上手くいきました。


んで。
各パーツがある程度ちゃんと固定出来るようになったので、改めて左右の対称を確認。
20230916_Ingram3_7.jpg
ちゃんと合わせたはずなのに、右耳上辺の高さが低いです…。削りすぎた。
「目」のラインが左が下がってるので余計にそう見えるのかも知れません。
前頭部側面のRが左右で違うのは前から気付いてましたのでそこもやっていきます。
そしてやっぱり、頬上のセンサーの角度が気になる…。

などなどありますが、各ブロックの位置関係が決まったことでギミックの駆動周りも進めていけます。
なにより、仮組みの際に指を駆使して必死で押さえる必要がなくなったので、「バシャァッ…!」と弾け飛ぶこともありません。落ち着いて各部を検討することができるだけでストレス減。

しかしギミックのほうは、具体的な駆動のカラクリを思案してるのですがなかなかイメージが固まらず。
それぞれ必要な動きとしてはシンプルな往復駆動ばかりなので難しくはないものの、最低限の仕組みで複数の動きをまかなうようにしたいのでもう少し閃きが必要です。その点でもやっぱり零式ヘッドの時よりだいぶフクザツですね。

ではまた次回。


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イングラム3号機-14:左耳ギミックの設計改良 [彩工家 イングラム3号機]

頬アンテナのギミックがなんとなく見えてきた(気がしてる)ので、まだまだホントにちゃんと動作するのかまったく未知数ではありつつ、ちょっと飽きてきたのもあって気分転換で左耳をちょっと弄ってます。

現状こんなかんじ。
20230814_Ingram3_1.jpg
いやこれ、去年の秋(→LINK)から何が変わったんや…と思われるでしょう。
そうでしょうそうでしょう(泣。

修正前の内部構造はこうでした。
20230814_Ingram3_2.jpg
イジリ途中なんで軸位置がちょっと辻褄合ってないけど。
で、試出力したら案の定うまく動かなかったのは前述の通りで、ギミックのガイドレール軌道を見直したりしてたんですが。

ふと気付きました。気付いてしまいました。
20230814_Ingram3_3.jpg
この構造だと、展開時に上から下まで突き抜けちゃうゾ、と。
構造上、中がわりとがらんどうになるのは致し方ないんですが、とはいえ覗いた時に向こうが見えるのはさすがにダサい。コレはなんとかしたい。

上下を同時に動かすためにセンターに駆動部を置いて…というのが元の設計だったところ、真ん中に申し訳程度の仕切りを設けて、それを避ける形で駆動部を再設計したのが最初の画像ってワケです。
軌道も再設計したとはいえ、それなりに摩擦抵抗が予想されるギミックを「横から」動かすことになるとそれなりにまた安定性が損なわれる気しかしないんですが、仕方がありません。

あとメインの円柱状の部分の太さがけっこうバランス難しいところで、元キットは最大限太い解釈なんですけど、設定や本編だともう少し細くても良さそうかなと、直径を1mm縮めていたり。
ここを細くすればするほど、頬アンテナギミックのクリアランスが確保されるのですが、同時に耳センサーのサイズにもダイレクトに影響するので匙加減が難しいのです。
まぁせっかく再着手したので、もう少しほかの細部も含めてあれこれ詰めていきたいです。

で。

AutodeskのFusion360ってCADソフトを使ってるんですけれども、使いにくいとこも多いながら、けっこう自分としては性に合ってるなと感じる今日この頃。
アナログに比べてデジタル作業はUNDO/REDOがやりやすい、ってのは一般的な認識かと思いますが、このFusion360は機能として「そこに至るまでの直接的な履歴」が全部残ってて、いつでも立ち戻って弄れるのがワンランク違うところなのです。
つまり、単に戻ってもう一度やり直すだけではなく、「あーここ削るならもっと後でまとめてやった方がよかった」とか「ここに穴穿ける前にこっちの厚み増やしておかないとだった」みたいな時に、「過去改変」が自在にできるのです。やり直しではなく「選ばなかった過去を選んでいた場合の未来」を容易に手に入れることができるのです!
これがホントに革命的で、試行錯誤、をやるにあたっては超絶ありがたいのは言うまでもありません。

ただ、いかんせん行き当たりばったりなもので、改変した過去が「タイムパラドックス」を起こすこともしばしばありまして。
「お前、ここで削るはずだったパーツがなくなってるけど、どうすんのコレ!?」
みたいなアラートが出ることもしょっちゅうです(笑)。
後工程をちょこちょこ修正して辻褄が合わせられれば別にどうということはないのですが、たまに、どの時点で起きたか分からないやらかしで造形がめっちゃくちゃになってるけどなんだこれ、みたいなことも起きるのは、ソフトの問題ではなく自分の欠陥なワケですけれども。

さておき。

ギミックの修正と同時に、こんなことも。
20230814_Ingram3_4.jpg
キットを弄り初めた最初期に追加していた、耳ギミックの位置決め基準ともなるリング状のパーツを外しました。
まだまだ経験不足だった自分が、キットパーツに合わせてよくぞこんなにきれいにプラ板からリングを切り出せたものだと未だに感心しますので壊すのがもったいなくてやりたくなかったんですが、外側の凹みがちょっと深すぎたかな…と。
そして今の私には3Dプリンタがありますので、何時間もかけてプラ板をヤスリがけするまでもなくジャストフィットのリングパーツが待ってれば出来上がるのです。
20230814_Ingram3_5.jpg

取り付け。
20230814_Ingram3_6.jpg
しかしほんと、パーツ丸ごと3D設計でゼロから作った方が早いような気が毎度しておりますが、それはそれで大変なのでありがたいキットを最大限尊重しながら引き続きやって参ります。

と、進捗の割に余計な話が長すぎますが、前進してるだけでもよしとしましょう。
ではまた次回。
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イングラム3号機-13:頬アンテナギミック試作 [彩工家 イングラム3号機]

遅々として進まない、彩工家さんイングラム3号機にギミック仕込むチャレンジ。

ちょっとずつは進んでるんですよ。
ただこのところどうにも週末の体力気力のなさがハンパなくてですね…。

かつ、デジタル設計ってこう、成果が画面から出てこないのでいまいち達成感がなくてテンションが上がらない、というのもあって。
でもまぁこんな感じで進めてはおりました。
20230805_Ingram3_1.jpg
Fusion360で設計しています。
同志のアドバイスとは違う構造ですけれども、アンテナブレードの展開ギミックはこれでいけるハズ(理論上は…)。

そしていろいろ提案いただきましたけども、いやこのサイズでエアシリンダーを仕込めとか無理なのよ(笑)。
20230805_Ingram3_2.jpg
なんですけど、アドバイスから得たヒントも踏まえながらアレコレやってる次第デス。

一方、ここもキットパーツから3D造形に置き換える先端部。
20230805_Ingram3_3.jpg
いつもどおりPhotonで出力しましたが、まぁ悪くない感じに出来てる気がします。
しかし、伸縮のストロークが確保できないのでどこまでそれらしく見せられるか。

その伸縮&回転ギミックの要も、3D設計パーツを出力してみましたが、レジンの強度が足りなくて螺旋シャフトがバキバキと折れること折れること…。
20230805_Ingram3_4.jpg

補強を追加しつつ、高靱性レジンを取り寄せまして再出力。
20230805_Ingram3_5.jpg
したら今度はなんか盛大にベースが反る…。パーツ自体はそこまで変形してませんが、レジンの特性は千差万別すぎて難しいネ…となっております。

ちょこっと設計データも修正しつつまた再出力。
20230805_Ingram3_6.jpg
今度は反らずにいけました。

ってところで数週放置してたんですが、ようやく組み立ててみましたのがこちらです。
20230805_Ingram3_7.jpg
レジンの違いで色分け再現っぽくなってるのも相まって、いい感じじゃないですかね!?
アンテナのブレード部は、元キットのフィン状の解釈ではなく、設定画や本編に準拠して細い棒状に変更しています。
改めて、指先との対比を見て。このサイズで開閉するんだぜこれ。

閉状態と元キットパーツの比較。
20230805_Ingram3_8.jpg
ご覧の通り、ちょっとだけ小さくアレンジしています。言うまでもなく、それによって少しでもストローク長を確保しようという作戦。
造形的にもギミック的にもなんとかなりそうな感じがしておりちょっとやる気も出て参りました。

ただ経験上、こういうギミックって開くよりちゃんと閉じるかが意外と難しくて。
どこまでキッチリ仕上げていけるか、予断を許しませんね。
そして肝心の伸縮ギミックのほうは、クリアランスの調整がもうしばらくかかりそうです。

ではまた次回。
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イングラム3号機-12.5:頬アンテナ展開ギミック考察 [彩工家 イングラム3号機]

GW後半のあのやる気はどこへやら、リアルでお疲れなのもありぱったりと「何も」やる気がしない日がしばらく続いていました。
よくないのでちょっとずつ再起動。

またしてもだいぶ間が空きました、彩工家さんイングラム号機ヘッドの可動改造トライ。
20230604_Ingram3.jpg
左耳ギミックの仮造形を元に、改めてクリアランスが厳しすぎて再現出来る気がしない左頬アンテナの展開ギミックの突破口を脳内でひたすら模索しています。

もう、どんだけ考えても解決策が見つからない。

何度も言ってる「回転しながらアンテナ広げつつ前へ出る」をどうこのサイズで実現するのかってハナシなわけですが、前にも書いた通り「回転しながら前へ出る」動き自体は出来てるんです。それを動作させるためのギミックがどう考えても収まらない。
かつ、動き自体に「アンテナ広げつつ」をプラスすること自体は実は大して難しくないんです。ただ、構造上「回転しながら『途中から』アンテナ広げつつ前へ出る」コトが必要で、それがハードルを数段上げてる。

で。

過去に同志からコメントで貰ってたコレ。

「軸を固定して大枠螺旋シャフト自体を回せば良いような。
 で軸を二重、表面のも螺旋型にして中のを動かすような・・・」

正直、この時は「ナニイッテンノカワカンナイデス…」状態だったのですが、その後何度となくこの暗号のようなアドバイス(?)を解読しようとしながらも「分からん!」となってたところ、最近改めてうんうん唸りつつ考えていたらなんか「もしかして…こういうこと…?…デハナイカモ…。でもこれならいけるかも?」という案がちょっと見えてきました。

ただ、だいたいこういう「これでいけるじゃん!」は冷静に考え直すと初歩的な勘案漏れがあって水泡に帰すので、ぬか喜びしないようにさらに検討を進めています。
いやしかしまったく進まねーなこれ…。

巷ではMODEROIDレイバーキャリアの電動デッキアップをカタチにしつつある諸兄の作例を見かけたりして、あーそれ俺がやりたかったやつ…てなってまたモチベーション下がりまくりですが、自分は壊滅的に手が遅いので仕方ありませんね。
(まぁ、あのキャリアは検証すればするほど造形の問題点が気になるので個人的にはアレをキットのままどうこうしようとは思わないのでいいんですけど…という負け惜しみ。)

で。
最近いくつかマスプロでリアクティブアーマー版イングラムのキットが出たことに端を発して、この3号機ヘッドの形状解釈についてもまた少し思うところがあったりして。

取り敢えずは目の前にかすかに光が差した気がしてるので、それが勘違いではないことを祈りながらもうちょっと考えます。という、生存報告的な駄文でした。
ではまた次回。
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イングラム3号機-12:左耳ギミックの仮出力 [彩工家 イングラム3号機]

ちょびっとずつ調子を取り戻しながら。
WFディーラー「彩工家」さんのイングラム3号機ヘッドにギミックを仕込むチャレンジの続きです。

前回、
 >経験上、これだと机上の空論で実際のパーツにしたら
 >摩擦に負けてマトモに動かないだろうな
などと言ってましたが、脳内であーだこーだこねくり回してても進まないんで取り敢えず一回出力してみることに。
いざプリントするとなるとそれなりに作り込まないと意味がない部分もありますんで、なんとなくですが左耳センサー各部を追加モデリングしました。
20221023_Ingram3_1.jpg

散々言ってますが、設定を参考にはしつつも劇中描写に寄せたいので(となると設定画がほとんど参考にならないのですが…)なかなかバランスが難しいところ、落とし所としては悪くないんじゃないかと自分では思っており。

んで、プリントからの二次硬化!
20221023_Ingram3_2.jpg
数ヶ月放置してたPhotonくんを久々起動です。
まずは入れっぱなしだったレジンバットのメンテから。無事に動いてくれて良かったよかった。
っていうか、意外と3Dプリンタって雑に扱っててもマトモに動くよね。

そして組んでみますとこう。
20221023_Ingram3_3.jpg
「3」のエンブレムが入るプレートは元キットのパーツを生かしても…と考えてはいますが、ちょっとやってみたかったのでモデリングしてみました。

んで。肝心のギミック可動ですけれどもこの有様…。

動画の通り、分かってましたが摩擦抵抗が大きすぎてマトモに動きません。

知ってた。
それを確認するための試作ですから。(負け惜しみじゃないです)

自分の技術的な未熟さゆえの問題が多分にあるとは思うので、知見豊富な諸兄はなんなく対処されてるんでしょうが、自分の場合やっぱり3Dプリントパーツで「スライド」がどうしても鬼門なんですよねぇ。
動力への負荷を考えても、軸可動のほうが圧倒的にスムーズだしうまくいくのは分かってるんですが、ここはどうしてもスライド可動が必要なのでどうしたものか。

もうちょっと考えます。


んで以下雑記。
3Dプリンタ、まだまだ完動品なのでもったいないのですが後継機Mono SEを買ってしまったのでまったく出番がなくなった無印Photon、使わない以上邪魔なだけだし、レジンこぼしてベタベタになってるので人様にお譲りするのも憚られ、意を決して廃棄です。
20221023_Ingram3_5.jpg

一生懸命バラしたりなんかして。
20221023_Ingram3_6.jpg
ネジ多すぎで小一時間奮闘したんですが、市のゴミルールを確認したらこれそのまま燃えるゴミでいいらしい。本当か!?
回収されなかったらまた考えよう。

とか、いろいろ焼け石に水の断捨離を進めている今日この頃です。
買ったはいいけどこれ作らないな…ってキットをヤフオクで投げ売りとか。本当にもう「逆転売屋」状態で、何処かの誰かのためにキット代を一部負担してあげてるだけっていうね(笑)。

一方ででかすぎて扱いに困るモデX10の箱なんかは例によって圧縮。
20221023_Ingram3_7.jpg
たいして小さくならなかったけど1/3にはなった。

そんなこんなで今ひとつ微進捗ではありますが、一歩ずつ。

ではまた次回。
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イングラム3号機-11:左耳ギミックの検討が終わらない [彩工家 イングラム3号機]

久々の彩工家さんイングラム3号機。
一度キットから離れてギミックをFusion360でデジタル設計中…なのですがもう長いことドツボっていたりします。
それもあって進まない。

経緯としては、頬センサーの「回転しながらアンテナ広げつつ前へ出る」の基礎理論は完成しているので、駆動軸をどうおくかが次なる課題で、そのためには全体のギミック構造をトータルで計算していかないとアトで困る、という零式ヘッドの反省を踏まえてまずは左耳ギミックをある程度形にしてからクリアランスを検証していきましょう、という状態。
20220911_Ingram3_1.jpg
左耳、ジャコっと飛び出したあと上下に小さいアンテナ?が起き上がる仕組みで、頬センサーに比べたら遥かにシンプルなのでまぁサクッとできるでしょうと甘く見てたんですよ。
ところがこれがちゃんと考え始めるとなかなかの難題であることが判明し、一筋縄ではいきません。

そもそもこの左耳の上下展開ギミック、設定画と本編描写が逆の動きをするのは皆さんご承知のとおりですけれども、展開部の形状やサイズもまた設定と本編で全然違うという悩ましいポイントがあります。
キットは設定寄りの解釈で、仰向け状態で収納されたものがそのまま起き上がるシンプルな軸可動です。対して本編の方はと言えばうつ伏せ状態で収納されてるものが起き上がりながら前進する動き。パーツ形状から考えると本編の描写のほうが理にかなってる気がするのと動きとしてかっこいいので、ウチでは本編準拠にしたいところです。
で、それが難しい。

起き上がる動きと前に出る動き、両立させること自体はそんなに難しくないんですが、何も考えずにやってしまうと起き上がる前に一度前方に思いっきり突き出してしまったりします。
そうならないように、つまりこういう…
20220911_Ingram3_2.jpg
ヒンジ軸の位置はまったくの仮ですが、赤ラインのように前端が前に突き出さないように起こすには例えば青ラインのように初動でぐわっと持ち上げてあとはゆるっと、っていう不等速の動きになります。

でまぁ、仮とはいえこういう図が出来てる時点でほぼ出来たも同然に見えるんですが、経験上、これだと机上の空論で実際のパーツにしたら摩擦に負けてマトモに動かないだろうなとか、こっち向きの力がかかるからそっちには動かないでしょとか、あれこれ落とし穴があるのでなかなか正解に辿り着けてない。
さらにこの、駆動ギミックを左耳の円筒状の部分に収めないといけないってのがまたハードルが高くて大変です。

どうにかなるんかなぁこれ…。
ではまた次回。




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イングラム3号機-10:いつものパターン、からの寸法検証 [彩工家 イングラム3号機]

ちょっと多忙だったり、得意のメンヘラが発動してたりで滞りましたが再起。

前回あれこれ弄った前頭部をさらに盛って削って。
20220530_Ingram3_1.jpg
さらに、顎の左側がちょっと右より痩せてるようだったので併せて盛り足し。

右の頬ブロックの位置を変えたのもあってか、目線のラインがちゃんと水平になってないのも発覚したので要修正。
20220530_Ingram3_2.jpg
もう、いつものパターンじゃねーか…っていうことで、完成が遠のく音が聞こえます。

当初から気になっていた、左右の頬上部センサー上面の角度もパテ盛って修正しました。
20220530_Ingram3_3.jpg
もろもろ、けっこうザックリやってるんで、サフ吹いたあとの仕上げの手間が怖い。

早くギミック周りを進めたいところですが、今回も内部構造は3D設計でいくつもりなので、零式ヘッドの経験からまずは各部の位置関係とサイズを可能な限り正確に把握することが不可欠なのは分かってます。
ところがこの3号機ヘッド、それが零式ヘッドを遥かに上回る難題。正面に向かって伸びるギミックが主なので、もろもろの軸の角度、水平、並行をとらなければなりませんが、ヘッド自体がデザイン的に微妙な仰角俯角や三次元曲面の塊なので、定規を当ててみたところで限界があります。
最大の難点は、零式のキットとは違って頭部の「底板」に当たる部分が、頭部全体に対して水平ではないこと。ギミックの設計自体はそこまで難しくないところも多いのですが、スタート地点が定められません。

取り敢えずキットの造形上、カッチリとガイドが用意されている額センサーの軸を基準にしていきましょう。適当なプラパイプを差し込んでみます。
20220530_Ingram3_4.jpg

あれ?
20220530_Ingram3_5.jpg
なんか、やけに俯角ついてるんだが、これで合ってるのか…?
遙か昔に作業したところではありますが、キットパーツをその通り組み立ててるので間違ってはいない気はしますが、実際にはここまで長くは突出しないとはいえ、もうちょっと真っ直ぐ前に伸びて欲しいぞ。

こうなるともう何を基準にして良いか分からない…。

久しぶりの3Dプリントで、謎の治具を出力しました。
20220530_Ingram3_6.jpg

それを、こう。
20220530_Ingram3_7.jpg
定規をあちこちに当ててアナログで精一杯アタリをつけた数値を元に造形した、暫定ダミーフレームです。それを現物合わせで微調整していきながら寸法を割り出していこうという作戦です。

プラパイプを差し込んで、額センサーの軸を見てみます。
20220530_Ingram3_8.jpg
瞬着で固定してあった元のドーナツ状の軸ガイドパーツは、ラジペンで掴んでぐりぐりやったら引き剥がすことに成功。

これでどうだ。
20220530_Ingram3_9.jpg
小1レベルの足し算をどこかで間違ったようで(笑)軸位置がちょっと高すぎますが、角度はだいぶ元より「水平」に近くなりました。ここからもう何回か微調整を繰り返していけば、ドンピシャな寸法が割り出せるはず。

各部ギミックの設計についてはアレコレ脳内プランが進んでたり進んでなかったりしつつ、どこからどう手を着けたものか糸口を掴みかねていましたが、ひとまずやるべきコトが見えてきた気がします。
これで一気にブーストをかけて前に進めそう……か?

一方で、MODEROIDのX10が届いたりもしてて、箱からしてデカいのでさっさとパチ組みして容積を縮小したいところ。ただ、いつもなら爆速で組んで旧キットとの比較とかしてみるところですが、今回は「旧キット」が存在しないんでそのモチベもなく。あのシリーズは組んでて楽しくないんだよな〜、と着手できずにいます。
なんかまた成形不良の報告をちらほら見かけますが、品質管理どうなってるの。グリフォンでやらかしたばっかりじゃんね。

ではまた次回。
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