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勇者警察手帳で遊んでみた。 [勇者警察ジェイデッカー]

いやはっは。怒濤のワンフェスからはや1週間以上が過ぎ。
ワンフェス楽しかったな〜…と余韻にふけりながら日々過ごしていたら、まさかのパトレイバー新作アニメが発表になったり、ゴジラの新作がとてつもなく良かったりで、盆と正月が一緒に来たような今日この頃です。

で、レイバートラポはまだ若干の作業が残ってはいるものの、とりあえず一段落したことで、予想外に気持ちが軽くなりました。やっぱり、好きで作ってんのに自分に義務を課してたのが結構なストレスだった模様。
アレやんなきゃ!というのが無くなった(ワケではないとはいえそこまででもなくなった)ので、息抜きがてら、脳内ウィッシュリストの中からお手軽そうなアイテムに手を着けてみました。

それがこちら。
20160731_Jdecker01.jpg
アニメ「勇者警察ジェイデッカー」の劇中アイテム、勇者警察手帳です。
いわゆるなりきり玩具というやつですね。

ジェイデッカーは、警察モノ×ロボ、ということで、パトレイバーほどではないにせよワタシ好みで、当時からかなり好きなアニメでした。
とはいえちゃんと全部観たことはないんで、いつかは…と思ってますがDVD-BOXは超プレ値、BD化は気配もないのがなんとも…。でもいつかはBD-BOXが出るハズと信じて気長に待ちます。

で、この勇者警察手帳、電飾ギミックが組み込まれておりまして。
20160731_Jdecker02.jpg
パトライトが光る!とくれば、これはもうわたしのためのオモチャと言っても過言ではありません!(笑)

劇中では勇太クンが颯爽と掲げると回転灯が燦然と輝くという、まさに俺特なキメポーズが合体バンクの一部兼OPカットとして存在するわけですが、手の平サイズの赤色灯搭載デバイスとか燃えるしかありません。
20160731_Jdecker03.jpg
というわけで、幼少の頃(というにはだいぶ成長してた気がしますがまぁ昔)から、憧れのアイテムでありました。

このオモチャの存在を知ったのはいい歳になってからでしたので、既に状態のよいものはヤフオクでとんでもない金額になっており、入札のないまま回転寿司状態でループしてるのを毎度指をくわえてみているばかりだったのですが、たまたま超お手頃価格の中古の出物があったときにゲットしてあったものです。

が、開封してなんか違和感あるな〜と思ってよくよく見てみたら、どうも前オーナーがリペイントしてくれちゃってた模様。古い品なので中古は仕方ないとしても、オリジナル状態じゃないのは頂けないな…と一瞬げんなりもしたのですが、塗装自体はキレイで、何なら自分もリペイントしてただろうと思うと手間が省けたんじゃないかと思い直しました。

ところがどっこい、いざ電池を入れてスイッチオン!で愕然…。
20160731_Jdecker04.jpg
この写真、これでも発光中です。
肝心のパトライト部は砲弾型LEDが左右一つずつ搭載されてるのですが、どちらも上向きに取り付けられているので、LEDの指向性の強さゆえある程度明るい場所では正面からはほとんど光が見えません…。
あれです、やまとの1/24イングラムのパトライト電飾と同じ欠陥です。

パトライト電飾としてこれはあり得ないでしょう、ということで改造することに。
問答無用で早速バラします。
20160731_Jdecker05.jpg
なんて言いつつ、もともと電飾が大したことないのは分かっちゃいたことではあるので、ホントは改造も視野に入れた上で入手してたんですけどね。

サイズもサイズなので大きめの3020サイズのチップLEDを、左右各8個、計16個搭載してやることにします。
20160731_Jdecker06.jpg
いつもの製法ですが、今回は2方向同時点灯ではなく、回転感重視で8個のうち左右1個ずつが光ることにしますので配線はシンプル。GNDを共有しつつ、各+側端子から配線が伸びる形です。

ただ当然ながら8系統の順次点灯回路が必要になりますので、最近愛用のPICAXEはいつもより端子数の多いものを使用します。
余白の多すぎる基盤を一部削って、PICソケットの搭載スペースを確保しました。
20160731_Jdecker07.jpg

あとはひたすら配線地獄。といっても、内部のスペース自体には余裕があるので、繋ぐ場所さえ間違えなければ問題ありません。LEDの台座部はプラ材で造形しています。
20160731_Jdecker08.jpg
元の回路はスイッチが押されると電飾発光とサイレン音が同時に起動するようになっていて、今回は発光ギミックを置き換えつつもスイッチとサイレン音の同期は生かしたい。
物足りないLED2発はとっぱらった基盤とにらめっこしつつ、LEDを光らせるためだった部分の電流を拾ってトランジスタで増幅した上でPICAXEに入力し、そのINを検知してPICのLED制御がスタートする様なプログラムを組みました。
一定時間サイレンが鳴ると停止する仕組みなので、回転灯もそれに合わせてだいたい同じぐらいの時間でループが停止し消灯するようになっています。
PICAXEですからプログラムは単なるいにしえのBASICなワケですが、入力信号を検知して動作するなんて「高度」な制御は初めてやりましたので、またちょっと進歩した感じ。

光が透けそうな外装は内側にサフを吹いて遮光し、増設LEDに備えます。
20160731_Jdecker09.jpg
どうせクリアパーツの内側で見えにくい場所なんでテキトーですが、その上からGXブラック+スーパーシルバーでそれらしく整えました。

リペイントが足りてなかったエンブレム部分を中心に一部ちまちまと追加塗装も施したら、全部組み上げて完成!!
20160731_Jdecker10.jpg
写真では伝わりませんが、いい感じにパトライト感のある電飾が実現できました!
実際の動作の模様は、メイキングのダイジェストと併せて動画サイトにアップしてますので、よかったらご覧下さい。

ニコニコ動画:勇者警察手帳で遊んでみた

その昔、厚紙と豆電球でフルスクラッチを目論んだ(ものの実現には至らなかった)こともあるぐらいに思い入れのあるガジェットを、時を経てようやくこの手にすることができまして、感慨もひとしおです。


しかし今回、先週の木金ぐらいから検討には入ってたものの、既製品のプチ改造とはいえほぼ土日の正味2日で電飾・加工・プラ造形・部分塗装・動画制作、まで完了できたというのは、手の遅さには自信のあるワタシとしては異例のハイスピード制作です。
一段落ついた精神的解放感によるものか、と思えば、やっぱりだらだらと時間ばっかりかけて同じモノを作り続けるのは、それ自体が楽しみになってれば別ですが、あまり好ましいことではないようで。

さて、いろいろお手つきが待ってますが、次は何にしようかな。
というかもちろんトラポの延長戦も待ってはいるワケですが。

ではまた次回。
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