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未経験からのフィギュア作り-10:大反省のWF当日編 [フィギュア原型チャレンジ]

直前複製編に続き、いよいよワンダーフェスティバル2017冬、当日です。

着々とパーツが出来上がっていく一方、ど〜〜〜しても上手く注型できないパーツがいくつか…。特に髪パーツ。
それさえ出来ればセットが完成するのに!という状況。
20170220b_wf1.jpg
箱なんかも用意したんですけどね。


WF当日版権許諾の条件として、ロイヤリティのお支払いと併せてサンプルの提出も求められるのですが、幸い今回は現物ではなく完成写真でOKとのことながら、キットとしての完成図ではなくちゃんと組み立てて塗装した状態でないとダメというルール。
パーツが出来上がらないんじゃ塗装もなにもあったもんじゃありません。

最悪、原型は出来てるので原型に色を塗れば良いのですが、さすがにそれは避けたい。せめてサンプル用の1セットだけでもパーツを揃えたいのですが…。
問題ないパーツの量産と、問題あるパーツの型修正と、複製できたパーツの塗装、を並行で進めるWF当日明け方…。もはや記録写真を撮ってる余裕もありません。


そうこうするウチに、どう考えてもアウトな時間になりました。
もう販売は諦めるしかありませんが、サンプル写真の提出義務だけはなんとしても果たさないといけませんので、一部パーツは原型のまま塗装を進めます。

が、これがまた!
大してフクザツな塗り分けはないと思ってたんですがまぁ。ちまちま細かいところで、あっ!ここ塗り分けないと!みたいなのが随所にあり、まったく読み通り進みません。
ていうかそもそもフィギュアの塗装が初体験ですからね。鬼門の顔塗装もなんだかイマイチな感じになってしまいましたがもう終わらせるしか。


結局開場時間にも間に合わずディーラー主の友人に大迷惑を掛けながら、なんとか提出用写真だけは用意して、展示のみですが昼前にはブースに並べることが出来ました。

てことでブースの模様…。
全くもう、反省しかありません。
20170220b_wf2.jpg
友人の新作はアイマスのフルサイズフィギュアでした。

塗装がひどい出来なのでお恥ずかしく、あまり大きな画像は上げられませんが…。
プリティーリズム・レインボーライブより1/8仁科カヅキ先輩フィギュア、暫定完成図。
20170220b_wf3.jpg
前髪と靴のパーツは原型のままです…。しかも写真自体もひどいねこりゃ。
塗装も含めて、今度ちゃんとした完成品リベンジしたい。シャツのファイアパターンとか、マスキングする時間もなかったんで強引に筆塗りで見るに堪えませんが、会場での展示状態だとそこまで細かいところは意外と気にならなかったのがまだ救いですね…。

「わぁ〜!カヅキ先輩だぁ!」と喜んでくれる人が何人かはいらっしゃいましたので、それだけでもギリギリ間に合わせて(間に合ってないけどね!)良かったかなとは。


そんなこんなで、情けなく申し訳なく大変落ち込み、しかも超絶寝不足なのでへろへろ状態でした。
気になる商品もあったので企業ブースは軽く見て回りましたが、個人ディーラーさんのブースは全く見る余裕なく終了です…。前回WFが出来すぎなくらいいい感じでしたので、ちょっと調子にのってましたね。


でもさ。
甘いかも知れませんけど、よく頑張ったとは思うんですよ!
ただまぁ、「初めてにしては」なんて他の人からしたら関係ないんで、ダメはダメなんですけど。



そして、気持ちを切り替えて!
直前に情報が出て、気になってたアイテムがこちら。
20170220b_wf4.jpg
海洋堂の1/24零式ソフビ復刻再販のWF会場先行販売!

なぜ今!?と思いつつ、往年の海洋堂キットは名作揃いですから、これを機にガンガン復刻されちゃったりするなら大歓迎です。
ちょっと前に盛り上がってヤフオクで当時モノを買い漁ったりしてるんでめぼしいモノは持ってたりしますが。
即刻売り切れちゃうかなと思ってたのですが、夕方になってもかなり在庫があり、買っちゃおうかな〜どうしようかな〜、とだいぶ悩みました。ただ、1/24とかもう置く場所ないでしょ、てかいつ作るのよ…、しかも先行販売だから後でも買えるでしょ…、ということでスルー。
なにより、18,000円というお値段がですね…さすがに高いよね。
当時の値段知りませんが多分そこそこ上がってはいるんだろうし、それも時節柄仕方の無いことではありますが、ちょっと手は出しにくいかなと。

展示品の足下には「まめモデル」のレイバーたちも。こいつらも復刻されるんですかねぇ。いくつかはお手つき品を割と安価に入手済みですが、かわいくSD化されてるので復刻版が出るならそれはそれで喜ばしい。
できればレジン版の1/35やら1/48のシリーズを再販して頂きたいところですが、どうなりますやら。



そんなこんなで、またも延長戦確定ですが、ひとまずはWF本番を終えて一段落ではあります。
延長戦と並行して仕掛かりのあれこれの中からまた何か手を着けたいところですが…どうしよっかな。

ブースお立ち寄り頂いた皆さま、本当にありがとうございました&ごめんなさい。
ではまた次回。

未経験からのフィギュア作り-9:怒濤の複製編 [フィギュア原型チャレンジ]

WF終わりましたが、とりあえず過程の記録から…。


前回なんとなく原型が完成したっぽいので複製に突入…と思いきや、やっぱり細かいところが気になってポリパテ盛って微調整。
20170220_fig1.jpg

などやってる最中に、パーツを床に落っことして破損!!!!
20170220_fig2.jpg
泣く泣く補修です…。
しかもそれが一度ではないというね…。

そして引き続きどこまで整えたらいいのか分からないまま終わらないヤスリ作業に明け暮れますが、いい加減複製に入らないとマズイ、ということでいけそうなパーツから表面処理には見切りを付けて粘土埋めへ。
いよいよ初体験のシリコン型取り作業です。

いざやってみたらひたすら面倒で楽しくなかった粘土埋め、汚いながらもどうにかこうにか第一陣できました。
20170220_fig3.jpg
出来た気がするパーツを先行で埋めた結果、パーツの高低差がありすぎて型作りとしては実に無駄が多いんですが、細かいコトは気にしてられません。
この時点でWF4日前の早朝…。1日おきに徹夜して巻き返しを計るシフトに入りました。

一発目のシリコン流しの結果がこちら。
20170220_fig4.jpg
複製作業って高度で難しい作業っていうイメージがあって、それゆえなかなか手を出しにくかったんですが、いざやってみたら案ずるよりなんとやら。結構きれいにできました。

ほっと一息つきつつ、シリコンバリアを塗布して反面も流します。
20170220_fig5.jpg
ホント、無駄にごつい型に…。
シリコンはkg単位で売ってるんで、そんなにあれば足りるでしょ、なんて思ってたところ、全く足りず。この型だけで1.5kgぐらい使ってしまいました…。
しかも、買い足そうにも同じ銘柄のが行きつけの店で品切れだったりとまさかのタイムロスもあったり。

そんなこんなありつつ、出来た型をドキドキしながら開いてみましたら、これまた結構うまくいったのでは。
20170220_fig6.jpg
ある程度の柔軟性があるとはいえ、シリコン型がどこまで無茶できるのかの経験値もない中で、だいぶ逆テーパーやら入り組んだダボ造形やらでフクザツな型になってるんですが、シリコン節約のために投入したクズが原因で一箇所ばかでかい気泡が入ってしまった以外は、致命的な不良もなくいいかんじです。

反省を生かして一番でかいパーツは単体で型取り。
20170220_fig7.jpg

次々型取りしながら、並行して出来た型からレジンを流してガンガン複製してきます。
20170220_fig8.jpg
レジン流し初体験は、型の合わせ目からどぼどぼとレジンが漏れて大惨事に…。やっぱり定説の通りいかに型をがっちりクランプするかがキモのようですね。
ホントは木の板や石膏でバックアップするのが望ましいんでしょうが、段ボールでそれっぽいサポート材を作成してやったらなんとかなりました。

が…。

予想外にキレイに抜けるパーツがある一方、何度やっても上手くいかないパーツも複数。
レジンの流れるゲートを彫り直したり追加したりしつつちょっとずつ改善していきます。

この時点で、WF前日。トラブルはありつつもパーツは揃ってきてはいるので、なんとかなるんじゃないの?と思ってました。このときは。
でもまぁ、そんな甘いモンではありませんでしたね。

ということで、当日編へ続きます…。

未経験からのフィギュア作り-8:原型ほぼ完成!? [フィギュア原型チャレンジ]

いやね、のんきにブログ書いてる場合じゃありませんよ。お久しぶりです。
WFまであと1週間を切って、いよいよヤバイ。

やっぱり経験値のない作業は時間が読めなくて、想定してたより遥かに工程の進捗が鈍くて。
とかいいつつ前回トラポ展示したときも前日は徹夜でしたから、そういう問題ではないのかも知れませんけどね!

引き続きひたすら細部の仕上げやら作り込みやら…。
なんとなくそれっぽくなってきたパーツから順次サフを吹いてみますが、全面を覆い尽くすヤスリ傷に呆然としながらショリショリしていくしか。
20170213_fig1.jpg

ぱっと見の印象だと、ポージングも衣装もけっこうシンプルなんで、立体化の難易度はそこまで高くないように見えたんですが…いかんせんこの髪型、処理すべき面が多すぎです。
全然初心者向けじゃなかった…。


というところで、昨日深夜、ようやく全てのパーツが一度はサフ状態になりましたので仮組み記念撮影。
20170213_fig2.jpg
作っていたのは、「プリティーリズム・レインボーライブ」に登場する仁科カヅキくんでした。まさかの女児向けアニメですよ。
なぜ!?というのはまたの機会にしますが、「プリリズRL」、気が向いた方は是非ご覧下さい。女児向けアニメとあなどれない濃密なドラマが……って、子供向け作品をプッシュする大きなお友達はだいたいそう言いますが。詳しくは改めて。


まだまだ写真では分からない細かいところが全然追いついてません。
ヤスってはサフ、ヤスってはサフ…。

20170213_fig3.jpg
出番を待つ皆さま。

…間に合うのか!?!?!?

ではまた次回…はWF後に顛末記ですかね。
WFブースは8-18-12「猫背の郡隊」です。また代表者がディーラー名を誤変換したらしいですよ。

ではまた次回。

未経験からのフィギュア作り-7:遅々として… [フィギュア原型チャレンジ]

だいぶまた間が開いちゃいましたね。
いよいよWFまでひと月を切りましたが、遅々として進んでおりません。
基本的な形はとっくに出来上がってるワケですが、細部を仕上げるにはほぼ全面的に修正が必要になります。けっこう連日がんばってるんですがなかなか…。

とりあえず造形のことだけ考えてた分割部の接合部分なんかも、複製を視野に入れた形状にしなきゃだったりで、やること多いです。

そんな中、毎度毎度のことなんですが「今更かよ!」という大工事も。
20170119_fig1.jpg
ビフォーアフターです。
腰の分割部のダボを再成形するついでに、上半身の角度を変更してくいっと腰が入った感じに。
もともとこのぐらいのイメージで作り始めてたんですが、あれこれやってるうちにだんだんズレてきていて、この機会に強引に修正しました。
当然ながら腰回りの造形はやり直しになるわけでして…。

一方で、まだお見せする段階ではありませんが頭部ヘッドの改修も引き続き。
上の写真でも髪のトサカ部分が異常に怒髪天状態ですが、盛っては削って盛っては削って、精度は上がってきてる実感はあります。進捗ペースは別として。

型取り用のシリコンとか粘土は準備済みなんですが、ほんとこれ間に合うのか…と本格的に不安になってきました。
しかもそんな中、ほぼ形が決まっていた後ろ髪パーツがどこかへ飛んでいき…必死の捜索活動にもかかわらず行方が分からないままとなっております。
だいぶ探したものの見つからないので作り直してますが、一番シンプルなパーツでまだ良かった…。

色々と痺れます。
でも、初めてにしてはだいぶいい感じになってきてる気がするよ!と毎度の自画自賛でテンションを上げつつ、どうなりますやら。
今週で原型としてはメドを付けたかったんですがねぇ。

ではまた次回。

未経験からのフィギュア作り-6:顔とか皺とか [フィギュア原型チャレンジ]

あけましておめでとうございます。
今年も昨年後半の勢いに乗ってばりばりいきたいと思います!
って言いつつそうはならないのがいつものことですが。

しばらく放置していたフィギュア原型チャレンジ、年末からちょっとずつ再開してた分の進捗です。
年末年始はひたすら引き籠もって盛り削りしておりました。

進んでるんだかどうだか、というかんじですが、頭部ヘッドの変遷。
20170104_fig1.jpg
額から眉間にかけての盛り足し、口の彫り込みと顎の延長、さらに額の左右の張り出しが足りない気がしたので盛り足し、目の微調整…などなどです。ボキボキ折れるので前髪を削り出すのはもう何度目やら。
だいぶ似てきた気がしますが、試しに盛ってみた眉モールドは蛇足感あるかな…。

そして、頭部ヘッドの似せと並んで、初心者にはハードル高いのがシワ造形。
20170104_fig2.jpg
こうなって…こう…?などと悩みつつ彫ってみてますが、それっぽくはなってきたもののまだあちこちおかしい。
市販フィギュアの画像など参考に見てみたりしても「ほえ〜」となるばかりで今ひとつ自分の手元に落とし込めないです。でもなんとなく分かってきた気もする。

各部とも、試行錯誤を繰り返しながら少〜しずつ正解に近づいてる感触はあるんですよね。問題はタイムリミットですよ。

ありがたいことにWFの当日版権は許諾が下りてまして、もう後には引けません。
残りひと月半しかないのに、初めてのシリコン型とレジン複製までいけるんでしょうかホントに。

ではまた次回。

未経験からのフィギュア作り-5:とりあえず全パーツ [フィギュア原型チャレンジ]

いろいろと悩みつつも、WFの許諾申請のためにはある程度全体像が見える状態まで持って行かないといけません。
腕の分割や胴の修正部分をなんとなく処理したら、細部の詰めはあとまわしにして手つかずの箇所をどうにかします。

未だ、単にパテを固めただけだったおみ足。
20161010_fig1.jpg
靴のカタチを出すべく削りますが…なんと、あちこちから芯材のアルミ線が顔を出してくるではありませんか。
アルミは柔らかいので、強引にパテと一緒に削ることも不可能ではないんですがさすがに…。

ということで、大手術。ぎゃー。
20161010_fig2.jpg
抉って、アルミ線を引っ張り出し、邪魔になりそうな範囲を切除します。
もっかいパテ埋めすればパテ100%に。

芯のアルミ線を取り除いたので造形の障害はなくなったものの、逆に足を分割することを考えると、足首部分の接続には構造としての芯を入れておきたい。
踵からふくらはぎ部分へと2mmで穿孔し、真鍮線を通しました。
そして写真のとおり、真鍮線を通したまま足首のパテ部分を分割。
20161010_fig3.jpg
いままで腕や胴は分割ついでに微妙な角度の修正を行ってたのですが、足首ばかりは角度が変わると自立できなくなる可能性があるので、確実に元のまま再接続できるように分割する必要もあったので、このような手法をとりました。
さらに真鍮線をガイドにしてダボを造形すれば、元の角度のまま着脱可能かつ補強も万全、というワケです。

余談ですがこの左右の足パーツ、目分量でざくざく削ってたんですが、分割して比べてみたらほぼ左右対称に造形できてました。人間の感覚ってすごいね。

で、前述の通りまずは全体をそれっぽくカタチにするため、靴のディティールをパテで造形。
20161010_fig4.jpg
基本的に、どちらかといえば「削り出す」ことでカタチを作る派なので、「盛り」で細かいディティールを作り込むのはちょっとムズカシイ…。

微調整は本申請用に写真を撮ったあとで…と考えつつ、そもそも果たして間に合うのかどうかというところで心配になりますが、最初の頃と比べたらほら。
20161010_fig5.jpg
よくもまぁ、フィギュア作り初心者が初体験でここまできたものです(自賛。


さておき。
靴のフォルムができたらここでおもむろにプラ板工作へ。
20161010_fig6.jpg
型紙をもとに削り出します。

そこに別のプラ板から切り出したパーツを接着。
20161010_fig7.jpg
ここもホントはもっと細かいディティールを入れたいのですが今はとりあえず…。


そしてなんとか、全部のパーツがいちおう揃いました!
現状がこちらです。
20161010_fig8.jpg
さきほどのプラ板工作は、靴底とそこに付くスケートのブレードでした。
(そもそも似てるかどうかという点はさておき)この特徴的なスケート靴で、何のキャラか知ってる人は分かるかと思います。が、敢えてまだ言いません。
なぜこれまでのこのブログの方向性と全くかけ離れたこんなキャラのフィギュアを作るに至ったのか、も、語りはじめると長いのでまたの機会に…。


ほんとはもっとちゃんと仕上げるべきなんでしょうが、よそ様の作例を見てるとこのぐらいで本申請に出してる方もちらほらいらっしゃいますので、ひとまずこれでどうにか!とばかりに許諾申請用としては作業完了とします。
まったくもって完成したわけじゃないのに、なんかもう出来上がったかのような満足感があって危険…。あとはこのラフな原型もどきで許諾が下りるかどうかですね。

本申請リミットまでに「だいたい」ではありますが形になったので当面のノルマは達成とはいえ、歩みを止めることなく作業は続けるべきなんでしょうが…。
再開した途端にストップしてるイングラムも気になってるし、一方でまたもレアな人気Bトレをプレ値で落札したりとかしてるので、触りたいのに我慢してるアイテムが色々あるんですよねぇ。

さてさて。ではまた次回。

未経験からのフィギュア作り-4:迷走中… [フィギュア原型チャレンジ]

刻々とタイムリミットが迫る中、迷走しております。

前回、腕の分割を断行したことによって肩の位置が明確になり、それに伴ってバランスの悪さがだいぶ露呈しておりまして。

まずこの期に及んで、胴体を真っ二つに。
20161006_fig1.jpg

微妙ですがちょびっとずらして再接続。
20161006_fig2.jpg
また見ての通り、左肩のダボは抉り取ってやりなおしです。

テキトーとはいえ、いちおうある程度の目算は付けた上で分割ラインを決めたはずですが、どうも左肩のボリュームが足りないというか、分割ラインが内側に寄りすぎでした。。
20161006_fig3.jpg
ちょびっと盛り足しつつ、胴体の微調整と併せて、全体の軸を「気持ち右重心」な感じに調整しています。
胴のラインを削り直した時にうまいこと流れができるといいんだけど。


そして頭部ヘッド。
なんとなく見えてきた気がしつつ、いろいろ参考資料を見てたらちょっとひらめいて盛り足しました。
20161006_fig4.jpg

で、おおまかに削ったところ。
20161006_fig5.jpg
だいぶ違うアプローチにはなりましたが、ディティールが増えていい感じなのでは?

なんて思ってたところ、また資料をいろいろ見てたら思わぬ事実が発覚したのでまたまたやり直し決定です。

再度盛りました。
20161006_fig6.jpg
複製のこととか考え出すとドツボにはまるので、取り敢えずは形状を決め込むのを優先に模索していきますが…。
未だにこんな体たらくでほんとに大丈夫なんでしょうか…。

ではまた次回。

未経験からのフィギュア作り-3:腕部分割と頭部続き [フィギュア原型チャレンジ]

フィギュア原型チャレンジの続きです。

この週末こそは!と思いながら3週間ぐらい経ってしまった、腕の分割を断行いたしました。
ポーズ上、腕が入り組んでしまって上半身の成形がろくにできてなかったんですが、さすがにそろそろ手を着けないワケにもいかず。

ばっこーん。
20161002_fig1.jpg
ドリル刃をくわえたリューターでぐりぐりと強引に切断します。
なんでも、HOW TO的にはピンバイスで地道に穴を繋げて、その穴をパーツの位置合わせに使うのがセオリーらしいです。
が、位置合わせなんか知ったことか!とばかりにドリル刃をカッター的に使ってますんで、切り口はなんのガイドにもなりゃしません。でもノコでちまちまやってるより早くて楽なので。

片側を彫り込んでプラ棒のダボを挿入。スキマに瞬着をどぶどぶと流し込み、リューターごりごりで出たパテの粉塵を詰め込んで瞬着パテ代わりにします。
20161002_fig2.jpg
ダボのサイズとしてはこれまた複製には厳しそうですが、取り敢えずは。
ダボ側を成形したら離型剤代わりのメンタム塗り塗り、からの反対側も抉ってパテ盛ってぐにっとな。
ホントはこの作業、エポパテよりポリパテの方が向いてるんですが、久々に使おうと思ったらポリパテが箱しかありませんよ? ナカミはどこへ行ったのやら…。こないだ新しいの買って開けたばかりなんですが見つかりません。

ということでやむを得ずエポパテです。まぁ、硬化前に自重でひん曲がりそうな部分ではあるので、ある程度堅さのあるエポパテにもメリットがあるといえばあったかも。
20161002_fig3.jpg
結果どうにかパカっとうまいこと行きました。反対側はまだ…。


一方、「フィギュアは顔が命」とコメントでも頂いてしまって一層ハードルの上がる頭部ヘッドですが、ちまちまいじり続けてはいたものの髪型にだいぶ難儀しており。

迷走した挙げ句それっぽくなってきたような気はしつつ、盛りに盛ったら明らかにでかすぎでした。
20161002_fig4.jpg

劇中の描写と見比べつつ盛って削ってを繰り返して、なんとなくバランス的にはこんなもんでしょうかねぇ。
20161002_fig5.jpg

そもそも、こういうツンツンヘアーって造形の難易度としては結構高いよね?劇中でも二次元の嘘だらけで、立体に落とし込むのはホントにムズカシイ!!
これ初心者がいきなりトライしていいモデルじゃなかったんじゃ…などと思いつつ、毎度ながらネットで先人たちの作例を見つつ、中心部・外周部・前髪、の3層に分けて造形してます。
20161002_fig6.jpg
まだ細かい嵌合の調整をしてませんが、だいぶ正解に近づいてはきてるような。
襟足から後ろへはもう1層足す予定です。あとは毛束感をどこまで出したものかがまた悩みどころですが、そもそもフェイス部の似せがまだ不十分なので…。


さらに、腰のマントみたいなものの正体はジャージの上着なんですが、前で縛った袖の部分をラフな芯だけですがくっつけてみました。
20161002_fig7.jpg
細かい形状はここから詰めていくとして、取り敢えず足りなかったパーツが付くだけで情報量増えてそれっぽくなってきた感あります。


今回もタイムリミットが、という話を前回しましたが、実は無謀にもWFへの出品を目論んでおりまして。先日、ありがたいことに予備申請が無事通ってしまいましたので、お次は本申請です。締め切りは来週!
それまでに全体をそれなりにカタチにしなくてはいけませんが…まだこんな状態で本当に間に合うのか!?!?!?

ではまた次回。

未経験からのフィギュア作り-2:頭部 [フィギュア原型チャレンジ]

無謀なチャレンジ、続きです。
前回までで、なんとなく人型にはなったので、首から下はいける気がしてきました。

問題はやはり頭部ヘッドです。
余談ですが、調べても由来がいまいち分からない「頭部ヘッド」て言葉は、間抜け感があってけっこう好きです。

とりあえずでかすぎるのでがりごり削り、後頭部と顔面を分割しました。
20160919_fig1.jpg
どこでどう分けるのが王道なのか分かりませんが、見たことのあるガレキだとこんなかんじになってたよね〜、ということで、肌色部分が1パーツになるようにしてみました。
ざっくり削ってなんとなく顔のフォルムに近づけてみます。

目の周りのディティールをちょっと盛ってみました。
ご覧下さい!
20160919_fig2.jpg
謎の宇宙人爆誕です!

………。

ちょっと削って、目口を描いてみました。
20160919_fig3.jpg
フィギュアってふつうこんな顔してないよねぇ…。
というか、典型的な「初心者が頑張って初めて作ったけど全然似てないフィギュア」になってる気がします。当然ですが。


めげずにさらに調整。
20160919_fig4.jpg
う〜ん。
とりあえず「フィギュアの顔っぽく」はなってきた気がするぞ。

さらにちまちまと弄りつつ、やっぱり髪の毛がないとイメージが掴みにくいということでざっくり造形してみたのがこちらです。
20160919_fig5.jpg
雰囲気はでてきたような。
似てるかどうかでいうとまだ微妙です。


平行して、胴体を真っ二つに。
20160919_fig6.jpg

がっちりとダボを打ちました。
20160919_fig7.jpg
こんなでかいダボ穴ではマトモに複製できない気がしますが、とりあえず造形中の作業効率のためということで…。


さらにあれこれ弄って、全体像。
20160919_fig8.jpg
佇まいは悪くない……気がする!

とまぁ、ここまでは(かかった時間は別として)わりと着々と来ましたが、恐らくこの辺で「初めてのフィギュア作りの一番楽しいパート」は終わりな気がします…。
ただまた今回もタイムリミットがありますので、なんとか頑張らねばなのですが。


しかし、我ながらなんで唐突にフィギュア作りに挑戦する気になったのかは疑問でした。前からやってみたいなーという思いはあったのですが。
考えてみると、前回のレイバートラポがある意味で自分の今の技術の集大成だったので、それが一区切りついて全然違う新しいことをしてみたくなったからかなと思ってます。
この話は前にも書いたかもですが、大体なんか作ってるときには、題材なり素材なり手法なり、なにかしら一つは新しいことをしたいなと思ってるのです。
なのでチャレンジのないものは放置プレイになりがちで、チャレンジしてみてうまくいくとそこで満足して放置プレイになりがちという…。結局放置プレイかよ!

ではまた次回。

未経験からのフィギュア作り-1:素体 [フィギュア原型チャレンジ]

引き続き更新が途絶えがちですが、何もしてないわけではありません。
ただ、これまでのブログの色とかなり方向性が違うので、載せようか結構迷ってました。かといって他に載せるネタもないので、載せちゃいます。

結論からいうとタイトルの通り、唐突にフィギュア作りを始めました(笑)。
仕掛かり中のあれこれはまた放置プレイです。

毎度、ワンフェスの後には、素敵な作品のあれこれを見たテンションで「俺にもできるんじゃね?」などと壮大な勘違いにふけるのが恒例なんですが、今年はフィギュアではないですが自作のアイテムを初めて展示出品したことをきっかけに、友人の影響もあって変なスイッチが入ってしまい…。


何を血迷ったか、勢い余ってとりあえず芯材となるアルミ線と、エポパテを少々、スパチュラなんかも買ってみました。
20160913_fig1.jpg
フィギュア作りとか、やったことありません。初体験の初心者です。
ただ「耳年増」ではあるので、知識だけはなくもなかったりするのをいいことに、ちょっくらやってみようかと思い立ってしまったのです。


アルミ線でなんとなくのフォルムを造形〜。
20160913_fig2.jpg
赤いのはいつも行く100均にそれしか売ってなかったからで、意味はありません。
これにとりあえずパテを盛りつけてみます。

じゃじゃーん!!
20160913_fig3.jpg
………。
………。
………。
これがちゃんとフィギュアになるんでしょうか………。

アタマを載せました。
20160913_fig4.jpg
で・か・い(笑)。

といってもこのアタマ、実は今回作ったものではなく。
いつもパテを余らせてしまうので「フィギュア作んのってどんな感じかな〜…」と丸めてみたりして、ちょびっとずつ盛り足しながら「あ、こりゃダメだ」となっていたものです。
まさかちゃんとフィギュアの一部として陽の目を見るときが来ようとは。


そんなこんなで一抹の不安を覚えながらも、ネットのノウハウ記事の見よう見まねで盛って削って、こんな感じに。
20160913_fig5.jpg
うん。
「人のカタチには」なりましたね。

問題はここからです。
今回は某アニメキャラを題材に1/8スケールで作ってみているんですが、初心者がどこまでのクオリティを出せるものやら…。果たしてちゃんと似せられるのでしょうか。
何のキャラを作ってるかはまだ内緒です。っていうかちゃんと作れるまで恥ずかしくて言えません。

ただ、キャラクターフィギュアのスクラッチ経験はないとはいえ、設定画をにらみつつパテを盛って削って劇中の描写と自分の中のイメージを織り交ぜつつ造形する作業、と考えると、イングラムヘッドでさんざんやったことと同じです。
…と気付いたら、なんかできそうな気がしてきました。

はてさて、どうなりますやら。

仕掛かり中のも合間でちゃんと進めますよ〜……。
ではまた次回。
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