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零式ヘッドモデル-38:電動化の企み [彩工家 零式]

塗装の手直しと続きはなかなか面倒くさくてその気になりませんが、そもそも本来塗装に入る前にやっておくべきだった残りの工作を今更ながら片付けます。

台座パーツの裏にアタリをつけましてごりごり。
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そしてさらにゴリゴリ。
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粉ァ〜〜雪イィィ〜〜!

一部をくり抜いて整形します。
20210530_zero3.jpg
粉アアァ〜〜雪イイイイィィ〜〜!
削りかすだらけ。

んでまぁ穴が開いたので。
20210530_zero4.jpg

スポッと。
20210530_zero5.jpg
マイクロサーボSG90が収まりました。


waves SG90 サーボ モーター 9g (180° 2個)

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小型でお安いサーボモーターです。
なんかに使おうとだいぶ前にお試しで一つ買ってみたものの、扱い方がよく分かんないんでほったらかしてましたが、ちょっと調べたらPICAXEにはデフォルトでサーボ制御用のコマンドがあるらしく。
20210530_zero6.jpg
試してみたらうまく動きました。

最初ブレッドボード上に回路組んだらどうにも上手く動かずやっぱり扱いの難しいアイテムなのか?と思いましたがブレッドボードが腐っててちゃんと導通してなかっただけっぽく。PICAXEのプロトボードに直結させたら難なく動作して拍子抜け。

小型で安い割に模型用としては十分なトルクがあるので、パーツのでかい零式のフェイスオープンにはそれなりに力が要るんですがなんとかなりそうです。

ということで、なんとかなった図!フェイスオープン!

ウヒヒ。
手動でもいいけどやっぱり電動化したいよね〜とはずっと考えてたので、思いのほかうまくいってご満悦ですよ。

かなりガッチリ固定してやらないとサーボ自体の力に負けそうですが、それさえクリアすればあとは電飾と塗装のみです。張り切って参りましょう。
ではまた次回。
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零式ヘッドモデル-37:電飾の下ごしらえ [彩工家 零式]

えいやで塗装した外装パーツの再修正はごってり吹いた塗膜が落ち着くまで数日放置期間が必要な気がしますので、電飾ギミックをちょこっと進めたり。

先日数年ぶりにトライした2012チップLEDの半田付けが下手くそながらどうにかなりましたので、1608サイズにも挑戦。
20210524_zero1.jpg
なんだかんだ、やればできるものです。

んで、電飾ユニットに仕込んでいきますが、電子工作警察が見たら全力で殴りかかってくるであろうレベルの構造とクオリティ…。
20210524_zero2.jpg
まぁ、目論み通り光ればいいんですけど。

今回、スペースの都合で初めてチップ抵抗ってやつを使ってみています。
あんまり小さいと苦労しそうだなと思ったのでちょっと大きめのにしてみたんですが、もうちょっと小さくても良かったかも。
20210524_zero3.jpg
いやまぁ、半田付けの技量はおいといてですね。
脳内設計ベースでちゃんと検証できてませんので、いざ組み上げて通電したらおかしなことになりそうな気もしておりますがどうなりますやら。

ではまた次回。
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零式ヘッドモデル-36:塗装開始! [彩工家 零式]

この土日、晴れ間があったので思い切って塗装フェーズへ。
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それらしくなってまいりました。

前日の予報では「洗濯日和」とか言ってたのにどんより曇ってた土曜、雨さえ降らなきゃまぁ…といよいよ本番サフ。
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どういうわけか、サフ前は存在しなかった傷が現れるので片っ端から処理しますが、サフ吹いたことで見えやすくなってるんじゃなく明らかにサフ地にキズが入ってるケースが散見されます。
パーツがでかい上にごってり吹いてるんですぐキズが付く。
キリがありませんし、どうせ塗装して写真撮ってネットに上げたら全く見えないのは分かってるんでもう割り切ることにします。完成を優先するフェーズに突入。

日曜、久々の晴れ間で気分もよろしいところで、えいやで塗装を開始してやりました。ぶわっと。
20210523_zero3.jpg
メカ部分はいつものMr.カラー307番グレーを基調に、奥まったカゲ部はジャーマングレーでつぶしつつ。
目玉部分はシルバーにしてしまおうかちょっと悩みつつ、グレーの上にふわっとだけシルバー吹いてちょっとだけ味付けしてみたり。上手くいってるかどうかは微妙ですが、首回りのメカ部とは若干変化がついたので単調さは軽減できたような。

で、今回わりと塗り分けないといけないとこが結構あるので、まだまだ塗装工程半ばではありますが、なんとなく仮で合わせてみたのが冒頭写真。
基本的に白黒グレーなのでまぁ色が付くことによる感動もそんなにはないわけですが、真っ白になるとそれはそれで雰囲気出ます。

が、一部大失敗も…。
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白は大面積なので、サフ用にと買った0.5mmのハンドピースで吹いてみましたけど、シングルアクションは使いにくいな…。
塗料の吹き出し量がこまめに調整できない構造で、吹き終わったらいちいち尻のネジを締めないと塗料がダダ漏れになって先端に溜まります。そしてうっかりそのまま再開すると溜まった塗料がびちゃっと汚らしく飛び散る。
白は安定のMr.GXカラー クールホワイトですが、久々に使ったら思いのほか濃度調整が難しく、扱いづらいハンドピースと相まってのこの有様です。
しかも、0.3mmとそこまで効率に差があったかというと、サフ用で使ってる時ほどの違いをそんなに感じなかったりもして…。だったら白地部分も0.3mmのダブルアクションでやればよかったですヨ。


さらに。
半ば強引に塗装を開始したのでやっぱり造形調整・表面処理が足りてないところもちらほらあり…。
特にこめかみ部分の微妙な凹ラインに変なスジが見えてしまってて、ここは直したい。
20210523_zero5.jpg
塗面のヤスリがけでどうにかなるか、あるいはパテ地まで調整が必要か。気が進みませんがやるしかありませんね。

一進一退ではありますが、無理矢理にでも塗装フェーズに突入したことで、終わりのない盛り削りで閉塞感から下がってたテンションはちょっと上向きになりました。
ということで、「このまま完成まで一気に突っ走りたいですね!」(笑)。

ではまた次回。
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零式ヘッドモデル-35:電飾テストその1 [彩工家 零式]

WFディーラー「彩工家」さんの1/8零式ヘッドをアレンジしつつ自作ギミックを仕込んでいます。

造形周りがようやく今度こそ遂に一段落した「ハズ」ですが天候不順でサフ吹いて表面仕上げからの本塗装にはしばらくかかりそう。
てことで、もう一つの目玉、電飾ギミックに着手しました。

電飾工作はレイバートラポを作った時(→LINK)に嫌というほどやって、チップLEDの半田付けとか当分いいわ…てなってましたが、気付けば早数年。
このところの終わらないパテ盛り削りにいい加減飽きて、在庫のLEDを確認したりとか下準備はしてたのですが、まずは造形面を片付けるべきだと自分に言い聞かせておりました。
久々に半田ごてを取り出し、感覚を思い出しながら。

で。
びかー。
20210517_zero1.jpg
キット指定のブキヤバーニアの形状からしても、ここは3mmで穿孔して砲弾型の超高輝度LEDをぶっこみたいところではあります。ただ、全体のバランスを考えるとあんまりギラギラに光るのも変かなというのと、なにより砲弾型だと内側でバイザー可動に思いっきり干渉するのが明白なので、ひとまずは2012サイズのチップLEDで。

2012とか大っきい方、と思ってましたが久しぶりだとこんなに小さいのか!って感じです。ただまぁどうにかこうにか無事点灯テストできました。(アノード/カソードを間違えたのはナイショです…)
そしてやってみるとやっぱり「電飾楽しー!ふぅ〜!」てなるね(笑)。
もうちょっと明るくてもいいような気もしつつ、このぐらいが程よい気もしつつ。


ところで、アオシマ版イングラムと指揮車が受注開始になりましたね。いちおうご紹介しておきます。








表面処理と塗装については天候とテンションがマッチするタイミングを計りながら、電飾周りも進めて参りますヨ。
ではまた次回。
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零式ヘッドモデル-34:最後の?造形修正 [彩工家 零式]

引き続き、各部の最終調整。
変わり映えのしない画像ばっかりですが…頑張ってはいるのよ…。

前頭部、さらにさらに盛って削って盛って削って盛って削って。
今度こそまぁこれでヨシかな、というところまで。
20210516_zero1.jpg
こんだけ弄る羽目になるとは、じゃぁ前は何をもって「ヨシ!」と思ったのやら…。
ヒンジ部のズレも誤魔化しましたがどうしても精度低くてブレが出るのはもう妥協かな。

で、ギミック周りをガチ固定したらあれこれ破綻し始めたシリーズ、これも何度弄ったか分からない顎を再度盛り削り盛り削り。
20210516_zero2.jpg
またしても軸位置がなんかおかしい気がしたので調整しました。今更にも程がある。
どうにも顔面のセンターが合わなくて苦労しています。

一旦埋めてしまってた、設定にある顎開閉ヒンジっぽいモールドをなんとなく再現しました。
20210516_zero3.jpg
ほぼ分かんないのと、前から見たときに悪目立ちしたらやだな、ってことでオミットするかどうかずっと迷ってましたが、いけなくもなさそうだったのでやってみました。
閉じてる時と開ききった時は頬ブロックに隠れて見えませんので、無くてもよかったとこではありますが、モールドの有無はともかくこの辺で区切りラインを決めておかないとどこまでが顎パーツなのか塗り分けに困るのもあり。
変更前の最初期構造の名残で右後方にアームが伸びてるのをそのままにしてるのは、万が一の時にもっかい使うかも、という保険でしたが、気休め程度のカウンターウエイトになるかもと残してます。どうせ組んだらほぼ見えないし。

で、顎をまたさんざん弄ったということは、顎下の「二重顎」パーツも要再調整。
てことで一旦破壊…からの再生。
20210516_zero4.jpg
ほんとここクリアランスが怪しいんでごってり塗装したあとでガリゴリ擦れて剥げそうなのが怖い。

とまぁ、今更シリーズでした。
位置決めが中途半端なままで先へ進むとこういう後戻りが発生する、ということがよく分かりましたので今後は気をつけたい所存。

一方で、完成に向けて残りの作業もちょっとずつ進捗はしております。
懐かしのバイザーパーツの厚紙ダミーにパテを盛り成形しました。
20210516_zero5.jpg
お察しの通り、バイザーのヒートプレス用の型にします。
こんなこともあろうかと用済みの厚紙ダミーを大事に保管しておいた…わけでもなく、作業卓の隅にほったらかしていただけです。有効利用できてよかったよかった。

そして、後頭部。
前頭部との嵌合面を一段彫り込みました。
20210516_zero6.jpg
ほんとはここ、嵌合部の隙間埋めのためにそれっぽい内部構造風の板状パーツを自作して貼り込んでやりたいところなのですが、全開時にバイザー可動ギミックがかなりギリまでせり出してくるので凸らせることができず…前頭部側はなおのことギミックに干渉するのでなにも付けられず。
とはいえ分厚い断面そのままだとこれも塗り分けに困りますので、外装と内装の区切りということで最低限このぐらいのことはしておきます。

今度こそ表面処理〜塗装に移れそうな気配ですが、「梅雨入り前には塗装を…」などと意識の低いことを言ってたらあっという間に梅雨入りしてしまいそうで、天候が気になる今日この頃です。
どうやらしばらくグズグズな天気が続きそうで困ったものです。

ではまた次回。
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零式ヘッドモデル-33:続・ギミック調整 [彩工家 零式]

このところのあれこれ調整の続きです。
外観にはほぼ影響しないところばっかりですがいちおう上げておきます…。

ギミックのコア部。
20210511_zero1.jpg
だいぶ前に、顎が垂れ下がるからとスプリングでテンションをかける仕様にしていましたが、廃止しました。
フェイスオープンは全て連動してるので、顎にスプリングのテンションをかけると目玉カバーの開き角にも影響します。それだけならどうにか誤魔化せていたのですが、バイザーギミックの開閉を目玉カバーを介して行うことになったため、さすがに無理が出ました。設計上はどうにか動作範囲を確保していても、閉じ方向にかかるスプリングの力にギミックが負けてしまい、最後のあと少しが開き切らない。

スプリングを外すとそれなりに全てうまいこと動くようになった一方で、当然ながら顎は垂れ下がるワケですが、そもそもの原因はヒンジの遊びです。だったら遊びを考慮して構造を若干タイトにしてやればいいだけの話。要はそれが面倒くさかったからやってなかっただけです。

てことで、画像の上の矢印部分のパーツを作り直しました。
当初2軸の距離が8mmだったところを7.5mmに…っていうレベルですこれが。7mmでは短すぎた。
支点力点作用点の位置が非常識なのと工作精度がイマイチなのとで、ここの0.5mmの調整で顎先では2〜3mmの違いが出ます。
どうにかこうにか。

画像の下の矢印のところは、これも面倒くさくて後回しにしていましたが今更ながら「底板」にコアブロックをビス止めできるようにしました。
ずっと真鍮線の軸打ちで止めてたのですが、何度も組んではバラしてを繰り返していたら穴がゆるゆるになってしまってすぐすっぽ抜けるので、覚悟を決めてやってやりました。

そしてずっと組んだままだったギミックを久々にバラして整備。
20210511_zero2.jpg
ホコリやら色んな削りかすが入り込んでたりしてたので、洗ってグリスを塗り直して再度組み上げ…るのですが、一つでも順番を間違えると組めないというややこしさ!
誰だ!?設計したのは! わたしです。


これでスッキリ軽快に動作するようになったかと思いきや、がっちりビス固定されるとまた想定外の不具合が発生するもので。スッキリどころか、いままで快調にガシャガシャ遊べていたのに動きが激シブになってしまいました。なんで。

固定がゆるゆるだった時はどうにかなってたところが、遊びがなくなって干渉しているようです。
随分前に相当な時間をかけて調整したハズの、操作用のバーと目玉ブロックのスライド機構との嵌合を改めて見直してみたり。
20210511_zero3.jpg
首を突き抜ける穴も改めてちょっと削り足したり。
逆に、変なガタつきがあったところは余計な隙間を埋めてタイトに調整しなおしたり。
タイトすぎてまた削ったり。
なにがどこに干渉してるのか分かんないことも多く、見当違いのところを弄ってることもしばしばです。


そんな中、前頭部開閉ヒンジの軸がこの有様です。
20210511_zero4.jpg
はい斜め〜。
これもまた例によって例のごとく、とっくの昔に気付いてたけど面倒くさくて放置してたところ。
顔面がガショッと前に出る動きの際、顎と前頭部の向きがごく僅かながら明後日の方向にズレるという欠陥がありまして、まぁココが原因だよねと修正。
併せて、最初期に付けた前頭部保持レールも今更コンマ数mmレベルで曲げて調整。


とまぁ、それで結果どうなったのかまったく伝わらない話ばかりで恐縮です。
前にも書いたかも知れませんがそもそもこのギミック、棒をほんの1.5cm引っ張るだけで全てが動作するという驚きの(自画自賛)構造ですので、調整も一筋縄ではいきません。
アナログ造形キットにデジアナハイブリッド設計の自作ギミックを行き当たりばったりで仕込もうとするとこんだけ苦労しますよ、っていう話でした。要領と手際が悪いだけともいう。

でもほんとに終わりが見えてきてる気がするぞ。

ではまた次回。
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零式ヘッドモデル-32:ギミック調整と各部の今更なアレ [彩工家 零式]

さて、前回懸案のバイザーギミックの基本構造がなんとなく出来たことで、工程の見通しが開けつつモチベーションも上がり気味な今日この頃、いい流れが来ております。

世の中大型連休でしたが、平日も半ば在宅気味だったり、かと思えば連休中に出勤だったりと、曜日の感覚が無くなりかけている今日この頃なわたしですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
世界規模の大運動会とかマジどうでもいいんでさっさと中止にしろと思いますがこのブログとは主旨が違うのでほどほどに。

でね。
バイザーギミック、前回記事の通りまたも再調整して再出力して、なかなかいい塩梅になりました。
20210509_zero1.jpg
この辺のパーツ、もう十数回プリントし直してる気がしますが…ようやく一段落な感じ。
併せて、これを動かすための目玉周りの機構も現物合わせでひたすら貼り足したり削ったりで可動範囲とクリアランスの微調整。悪くない結果を得ています。

かと思いきや、ですよ。

前回書いた、いまいち設計通りにアームが上がりきらない問題は、軸の設計ミスもありつつ結局の所やっぱり前頭部内側のクリアランス不足。またあっちこっち現物合わせで削り込みました。
ところどころもう穴が開きそう…と思ってたら後部上面ダクトが突き抜けたりして慌ててプラ板で埋めたりしております。
そうやって前頭部を削り込んでいったところ、今度は後頭部との嵌合面に隙間が生じて中が見えてしまう自体に陥り、慌ててパテを盛り足したり。
20210509_zero2.jpg
もともと後頭部のここ、ちゃんと左右対称とれてなくて右側がちょっと足りないなーとは思ってたんですよ。でも目立つとこじゃないしまーいっか、とスルーしてました。全体の精度が上がれば上がるほど、いろんな誤魔化しが効かなくなってきます…。


というわけで外装周り、こないだ2回も捨てサフ吹きませんでしたっけ!?っていうレベルで造形を今更弄っております。
20210509_zero3.jpg
額センサー下部は少し盛り足し。
ここ、思いっきり内側に張り出してるため跳ね上げたバイザー前端との干渉が最もシビアな部分。大して外観に影響しなそうだったので少し埋めてやったら、内側のクリアランスが劇的に改善しました。
併せて、度重なる形状修正に伴って一旦埋めてたバイザー上部の台形モールドを彫り込んでみたり…しましたけどフリーハンドだと限界がありすぎでしたね…。

前々回記事(→>LINK)の冒頭画像のとおり、バイザー本体の形状が定まってないので保持アームにアタリを兼ねさせるような形状にして検証を続けてたんですが、3D出力パーツなんで当然ながら(歪みやすい樹脂使ってるとはいえ)左右の対称がとれてるんですよ。
それを前頭部パーツに合わせてみたら、あら思った以上にちゃんと左右対称になってるじゃん!ていうのと、でもまだちょっとズレてるよね…、てのが如実に明らかになりまして。
それに端を発して、これまで都度どこかを基準にバランスをとってたあちこちが「やっぱりズレてる…」のオンパレード。一度修正したところを元に戻すような修正もひとつふたつではありません。

向かって右の目線ラインは、パネルごと上げたら上げすぎてたので貼り足して下げたら今度は下げすぎたか…?と思って削り込んでたところ、どうやら元通りぐらいでちょうどよかったっぽいのでまた貼り足しています。
で、どうやら顔のセンターがどうやら0.5mm〜1.0mmほどズレてるっぽい…。


右の頬ブロックのパネル、頬ブロック自体のバランスを調整した際に少し後ろにズラしていい感じにできてましたが、どうも反対側と傾きがズレている模様…てことでここも削り込んで再度修正。
20210509_zero4.jpg

さらに頬ダクト周りの造形も追加修正。
20210509_zero5.jpg
こういうダクト内部の仕上げって手間かかりますよね。プラ材の切れ端に紙やすり貼ってちょこちょこ削ったりしなきゃいけないじゃないですか。そういうのほんとにメンドクサイので苦手です…。
めんどくさがりがモケイ作るんじゃないよって話ですけど(笑)。

しかもこの頬ブロック、前頭部後方下端との嵌合をパチピタにしようと結構苦労して調整してましたが、それによって本来はセンターのスライドレールで保持されるべき前頭部が、この後頭部との嵌合部で支えられるようになってしまってました。つまり、閉じた状態のときレールの保持を離れて頬ブロック上面に押し上げられてコンマ数mmのレベルでちょっと浮く形に。結果、ガショッと前に出るときに必要以上にガタつく症状がでていました。これに気付くのにだいぶかかったんですが原因が判明したので頬ブロック上面もまた削り込んでクリアランスを確保したり。


フリーハンド加工に限界を感じた前頭部のモールドは、一旦またパテ埋めしたところに自作したスタンプで型押しする作戦で再挑戦。
20210509_zero6.jpg
一見うまくいってるようですが、あとで仕上げてみたら深さが足りずいまいちで、結局フリーハンドで追加調整するハメになったり。なんだかなーです。

からの、一度は「ヨシ!」てなったハズなのに、改めて見てるとあっちもこっちもバランスが取れてねーじゃん…てことでもうこの有様ですよ。
20210509_zero7.jpg
センターラインのズレを補正した分、少しはバランスが狂うのは分かるんですが、とてもそれでは説明が付かないレベルであれこれおかしい…気がする!!てことで盛って削ってまた盛って削ってまたもったところがこちらです。

ギミックとの兼ね合いで調整が必要な部分以外、極力キットの造形を生かしたかったんですが、この辺はもうキットパーツのラインがよく分からなくなってきてしまいました…。
そもそもが額センサー周りの曲面構成、これぞ出渕デザインの真骨頂ってぐらいの立体化泣かせなので、一筋縄ではいかないのは分かりますけれども。
それでもあーだこーだやってて、どうにかこうにか、そろそろ落としどころでしょうか?みたいなことは何度言ってもオオカミ少年なので止めておきますが(笑)、この辺でそろそろ捨てサフの本番(!?)に進みたいですね。


相も変わらずな一進一退の超絶牛歩っぷりでお恥ずかしい限りですが、最初に書いた通りやる気と進捗とどちらも自分としては悪くない気がしてるんで、張り切って進めて参りたい所存です。
ではまた次回。
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零式ヘッドモデル-31:バイザーギミック基本動作出来! [彩工家 零式]

散々悩んでたけどなんとなく見えてきた気がしていたバイザー開閉ギミック。
案ずるよりなんとやら、動くようになりました!

どやぁ…。

形が合わないキット付属のバキュームパーツを仮で合わせてるのでズレが気になるとか、細かいとこがいろいろしっくりきてませんがそこはおいおい。とりあえず開いて閉じるんで大成功ですよ。


バイザー後端がこめかみ部分からちょっと見えちゃってるのは要修正ポイント。
20210424_zero2.jpg
これ、ギリギリ収まるように設計したはずなんですけど、各部の遊びや歪みでキッチリ動作しきってない感じでしょうか。その分を踏まえて設計上で微調整かな…と思ったらなんかデータで軸位置がおかしなことになってたのでそのせいか?修正してもっかりやり直しだ。何度同じパーツをプリントしてることやら。

一方、当初の想定ではなんとかなると思ってましたが、バイザー前端部を横から見えない位置まで引き上げるのは多分不可能。実物大ならやりようはあるでしょうが、ちょっとこのサイズだと置きたいところにヒンジが置けないとか、諸々のクリアランスの問題で限界がありますね。


それでも正面から見ると角度によりますがほぼ見えないとこまでは現状でも収まってます。
20210424_zero3.jpg
まぁ透明なんでよく分かりませんけど…。

見づらいですがギミックこんな感じです。
20210424_zero4.jpg
中央の白い塊が前回目玉カバーに取り付けた「角」を整形したもの。
これが奥に見えるグレーのバイザー保持アームを後ろへと押すと、アームは軸を中心に上方へと跳ね上がる仕組みです。
目玉カバーはキットパーツほぼそのままなうえ形状も複雑なので、3D設計上での位置調整ができず、面倒くさそうで気が進まなかったのですが、意を決して現物合わせ地獄を覚悟でやってみたら思いのほか細かい位置関係がほぼドンピシャでハマり、微調整だけでうまいこといきました。(もっと早くやればよかった)

対して閉じる際はバイザーのアームに生やした真鍮線(写真で「角」の上にうっすら見えてるのがそれです)に「角」が引っかかってバイザーを前方に引き戻す動きになります。これも位置合わせが面倒くさそうだから現実的でないな、と長らく選択肢から外していたパターン。
最初はスプリングを仕込んで閉じる作戦でしたが、やってみたら必要なテンションをかけるとスプリングの力が強すぎて開くのにすごい力がいるうえ前頭部ごと跳ね上がってしまう始末で不採用。
結果としてぐっと軽く動作するようになりましたし、非常にシンプルな構造にまとまったのも満足です。(もっと早くやればよかった)

後頭部の開いた隙間からアームの後端がチラリしちゃうんですが、ここは耳がかぶってくるんでそんなに気にならないはずなのと、これはこれで内部メカっぽいので(というか内部メカですけど)このままでもいいかな。
20210424_zero5.jpg


と、だらだら書いてるうちに修正パーツの出力が終わったようです。
バイザー本体の作り直しとかまだまだありますが、いよいよ終わりが見えてきた気がしますので、このまま一気に完成まで突っ走りたいですね!といういつものフレーズでお別れです(笑)。
ではまた次回。
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零式ヘッドモデル-30:バイザーギミック続きとか [彩工家 零式]

そんなに進んでないですが、ずっと上げるモノがないのもなんなので微進捗報告。

あれやこれや。
20210420_zero1.jpg
何度出力しなおしたか分かりませんが、当面の最難関であるバイザー開閉ギミック、ようやく諸々のバランスが落としどころに近づいてきた気がしますんで、最後の微調整に向けてココもまたガッチリ固定出来るようにビス止め仕様に。
これでやっと位置関係がハッキリする部分もありますんで、現物合わせでさらに細かいクリアランスの調整をして参ります。

そして写真の通り、目玉カバーのパーツに謎の「角」が2本生えました。

以前コメント欄で書きました「なんとなく見えてるけど難儀しそうなA案」は、開閉する前頭部の可動角を吸収できるようにスライド部分も考慮にいれつつ開閉動作を実現できるカッチリとしたヒンジ可動パターン。
綿密に計算すればできる気がするけど可動のストロークを確保するのがちょっと難しそうなのと、ヒンジにかかるトルクが所々やばいことになりそうだな、って感じもありつつ、なにより設計が面倒くさすぎて気が進まなかったデス。

そして「いまいち見えてないけどうまくいけばベターなようなB案」は、前頭部の開閉にあまり影響されない、単純にバイザーのアームを目玉カバーが押し上げるパターン。
「押す」だけなので構造は単純なぶん、押してない時に元に戻ってもらう必要があるのでスプリングを仕込んで閉じ方向にテンションをかける必要があり、そのテンションに負けないようにするのが気を遣うところ。さらに前頭部の開閉自体、下から押し上げてるだけで位置は自重で保持してるだけなので、バイザーを押し上げたつもりが前頭部ごと必要以上に開いてしまわないようバランス調整が難しそう。

「もっといい抜本的解決策C案」は思いつく気配がないので…(笑)。
とりあえず構造のシンプルさをとろうかな、ということでこのB案方向をまずトライして、どこまでいけるかやってみています。


一方、始めてしまった表面処理の続きもやってますが、弄りすぎてちゃんと合ってない耳と頬ブロックの接続部を久々のポリパテむにゅっと、で仕上げようとしてみたりしました。
20210420_zero2.jpg
が、なにがどう悪かったのか大失敗…。
いつも通り片方に離型剤代わりのリップクリームを塗りたくったはずが、どっち側にも食いついてしまってどうしようもなくなったかと思えば、結果そのどっちも捨てサフ面ごとボロボロ剥がれ落ちてくる始末。
余計なパテは全部剥がせたものの、ごってり吹いた分厚いサフ層があちこち剥がれて面がガッタガタになってしまったのでこの辺はイチからやり直しです…。

でもまぁ、表面処理作業はやれば終わるんで、面倒くさいけどそこまでのことでは。バイザーギミックの方が少しは進展してるだけ、前進してる気はしておりますよ。
問題は、前頭部の形状をかなり弄ったのでそのバイザーのクリアパーツ自体あらためて作り直す必要がありそう、という点です。はてさて。

ではまた次回。
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零式ヘッドモデル-29.5:停滞してるけど進捗中… [彩工家 零式]

またひと月あいてしまいました…。

ちょっとシゴト忙しめだったり、別趣味で週末埋まったりとかもありつつ、やってることはやってるんですよ。それでも進んでないのでなかなか記事にしづらく…。

パーツのサイズに苦戦しながらの表面処理、ようやく2度目の捨てサフ。
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一方で、表面処理始めてしまったけどギミック完成してないじゃん!?ということでちまちまとバイザー開閉ギミックを並行で進めてます。
随分前になんとなくは出来てたものの、細かいクリアランス調整とかパーツのバランスとかの微調整がなかなか難しくて。
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仮組みして現物合わせでズレを計測して3Dデータに反映しまたプリント、をひたすら繰り返す日々です。どーしても一発でスパッとは決まらないんですよねぇ。

という感じの一進一退な今日この頃です。
そんな中、こういうパーツを自宅で出力できちゃうなんてね!ってのを3Dプリンタ導入からかなり経ちますがいまだに思います。
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まーでもちょっとずつ、完成に近づいてる気はする!
ではまた次回。
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