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イングラム3号機-24:左耳ギミック・動作テスト [彩工家 イングラム3号機]

予告通り、サーボを組んでの動作テストです。
てことで動画からどうぞ。

ようやくここまできました…。

前回記事の段階ではすぐに電動化テストに持ち込めそうな気がしてたんですけども、あちこち微調整してたら結構かかってしまいました。
そして、動画の通り現状決してまだスムーズとは言えないのですが、原因はある程度分かってますのでやるべきコトは見えてます。
基本的にはもろもろ仮組みゆえのガタつきです。特にこのスライドする耳ブロックを支えるフレームがまだしっかり出来上がってないのが要因の一つで、メインフレームともっとガッチリ固定できるようにする必要があります。
それ自体は簡単ですが、組み立てられるように設計するのが難しく、立体パズルの様相を呈してますのでなにがベストかはもうしばらく試行錯誤を続けます。

で、さんざん悩まされたアンテナ展開部、手動だとこのとおりちゃんと少しスムーズに動いてます。


動画ではちゃんとしてますが(ちゃんとしてるとこを切り取ったんですが笑)、どうしても下側が自重で垂れ下がりがちな症状はあるので、この辺はなにかしら一工夫が要りそうです。
とはいえ、上側の起き上がりの最初にてこの原理でかなりの負荷がかかるところ、アームを介してもサーボで駆動できるレベルに調整できたので、ここまでは大成功と言って良いでしょう。

だいぶ嫌気が差してきてましたが、こういう目に見える進捗があるとやる気がでますね。
ひとまずは、手放しでガシャガシャ動かしてニヤニヤ眺められるぐらいには安定動作させられるところまでもっていきたいです。

ではまた次回。
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イングラム3号機-23:左耳ギミック試行錯誤中 [彩工家 イングラム3号機]

引き続き、ひたすらFusion360とPhotonにかかりっきりです。
時間だけは費やしてるわりに、進捗が乏しいのでテンションも少し下がり気味。
ミスも増えて、設計もプリントもやり直し多発でそろそろまたブランクに突入か…という状況でしたが、少し光明が見えてきたような気も。

主に、左耳のアンテナをどう可動させるか、に取り組んでおります。
アンテナ自体の展開ギミックは出来てるので、それをいかに機械的に動かすかです。

先日の記事で書いた通り、スライド可動の確実性に大きな問題がありました。
ということでヒンジ角の割り出しとかクリアランスの調整にさんざん苦労して組み上げたのがこちら。
20240106_Ingram3_1.jpg
ご覧のとおり、平行リンク機構にスライダを組み合わせてどうにかアンテナ基部を前後に直線運動させようという作戦です。

が、結果としては大失敗。ボツです。まぁね、分かってはいたんですよ。
このサイズのヒンジ構造がウチの工作精度でマトモに動くわけはなく、遊びというかブレとガタつきが酷くて使いものになりませんし、肝心のスライド可動はやっぱり樹脂の摩擦抵抗に負けて引っかかるばっかりです。

ということで、コレも前々から考えてはいたハズなのになぜか棚上げしていた別案。
20240106_Ingram3_2.jpg
2本の真鍮線を並行に渡して強固なガイドを作成してスライドさせる作戦。

さらに。
20240106_Ingram3_3.jpg
「軸受け」として真鍮パイプをパーツ側に仕込んで摩擦抵抗を大幅に低減してやります。これをワイパー状のアームで前後に動かしてやろうというワケ。

大正解でした。
アンテナ基部パーツ自体のクリアランス微調整も相まって、非常〜にスムーズにスライドするようになりました。最初からこれにすればよかった。なんで棚上げしてたんでしょね。
あとはアンテナ自体を取り付けてどこまで狙い通りに動くかですが、左耳ブロック自体の伸縮機構の方の調整にもだいぶ手間がかかってしまったのでひとまずはココまで。

このまま順調にいけば、いよいよサーボを組み付けての電動化テストにこぎ着けられそうです。
ではまた次回。
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2回目のGUNDAM FACTORY YOKOHAMA [雑記]

前回(→LINK)から約1年とちょっと。
横浜ガンダムこと、GUNDAM FACTORY YOKOHAMAを再訪しました。
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前回は日中だったので、夜のライトアップ演出も見たいなーとか、もうじき今度こそ終わりだからもう1回ぐらい行きたいなーとか考えていたところ、期待高まる新作劇場版が公開目前のガンダムSEEDをフィーチャーした冬季特別演出もあるよってことで行ってきた次第です。
この年末年始、ほんとにずーっとFusion360と睨めっこしてるので、気分転換。

…はいいとして。

現地着は17時半。
20240104_GFY_2.jpg
今日の横浜の日没は16時台ですので、すっかり真っ暗です。
そして、行ったことある方はご存じの通り、GFYって埠頭エリアに足を踏み入れてからがまぁまぁ距離あるんですよね。照明も少ない中、とぼとぼと遠くに見える明かりを目指して埠頭上を歩いて行きます。
そして、海辺、1月頭、夜、ときたらまぁ寒いわけで。その上なんか今夜の現地は一段と風が強く、入り口のお兄さんから「強風で一部演出が中止になる可能性があります」とお断りがあったほど。
つまり、めちゃくちゃ寒い。
遮るモノが何一つありませんのでね。

到着したら、ちょうど通常の起動演出が終わったところでした、が最初の写真です。
いちおうタイムテーブルは把握してから行ってるわけですが、目当ては特別演出なので通常演出は別に。ちょっとショップ覗いたり、前回なぜかあんまり見ないままだった解説コーナーを改めてちゃんと見たり。この動くガンダムのガンプラ、売ってるのを見ると買いたくなってしまうんですけど、どうせ積んで場所取るだけなので前に入場特典でもらった1/200で我慢…。
寒いからかカンファレンスルームが待合室として開放されてて、暖房が効いてて超快適でした。ただそこで時間潰すような「待ち」も特になく、色んな場所からちょこちょこ写真撮ったりしながら時間調整はほぼ作戦通りです。

で。
夜verのガンダム。
派手なケバケバ照明よりも、こういうライティングがいいよねぇ…。
20240104_GFY_3.jpg
カッコよ。

目当てのSEED演出は、そんなに特別面白いもんでもありませんでしたが、主題歌が流れるだけでアガります。ポージングもこれは見たことないやつかな。
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たぶん、もう少しいろんな見せ方が出来ると思うんですよねこのガンダム。
安定してルーチンの興行をやるとなるとそうカンタンではないんでしょうが、もう一息なんか欲しい感じもあります。

ちなみに、さすがに三が日が明けたばっかりの夜しかも寒い、ということでお客さんは少なめ?かつ、見たところ半分以上どころか大半がインバウンド客だったんじゃないかな。

ドックタワーの横には劇場版SEEDの新機体のでかいビジュアルが。
20240104_GFY_5.jpg
暗くてよく見えないけど。
そしてこの機体、「かぶり物」がカッコ悪いんで自分は今のところあんまり気に入ってないです…。

会場を囲む壁面には、SEED/DESTINYのEDのワイドビジュアルも掲出。
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シンかっこいいよシン…。

むしろクリスマスツリーみたい(笑)な新年装飾。
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いやー、劇場版ガンダムSEED、楽しみですね!!

からの。

ブルー・ライト
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ヨコ〜ハ〜マ〜♪
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おあとがよろしいようで。

とにかく寒かったですが、楽しいだけマシですね。
…といろいろ思いを馳せながら、平和な日常をありがたく楽しんでいきたいところです。
ではまた次回。
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イングラム3号機-22:新春3Dプリント [彩工家 イングラム3号機]

あけましておめでとうございます。
新年早々、天災で大変なことになっておりますが…富山出身者としては気がかりでありつつ。

年末から、Fusion360と格闘する日々が続いております。
可動ギミック周りの設計がなかなか進まないんですが、とりあえずいったん組んでみたいところまできたので新春Photon稼働。
20240101_Ingram3_1.jpg

こんなにプレートいっぱいに出力したのは久しぶりです。
20240101_Ingram3_2.jpg

設計が甘かったりプリントのブレが酷い箇所があったりで、嵌合の微調整が必要なところだらけではあるのですが、とりあえず主なところは組めました。
てことで額と左耳の現状です。
20240101_Ingram3_3.jpg
いちばんの懸念はやはりキットパーツとの位置関係。
もちろん、それなりに計ってやってはいますし各部ごとにはある程度合ってることを確認しつつ作ってはいるとはいえ、メインのフレームに組み付けてちゃんと位置合わせが出来てるかは、ちゃんと組める状態まで持ってこないと確認出来ないので不確定なままでした。
画像の通り、ここまでのところはなんとかなってるようで一安心です。

できれば仮でも動作確認的なところまでいきたかったのですが、可動させるどころではないぐらいギッチギチだったりするので明日以降に持ち越しです。ただまぁ、悪くはない進捗ですかね。
可動ギミックがまた机上の空論に終わる可能性が少なからず残されているのですが…。

そんなこんな、引き続きゆるゆるとやってまいります。
今年もよろしくお願いいたします。

ではまた次回。
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イングラム3号機-21:停滞期からの再起 [彩工家 イングラム3号機]

また長らく間があきました…。
前回記事ラスト、「停滞期に比べたらだいぶ順調です」とかどの口が言うんだという感じです。

いやね、やってなかったわけじゃないんですけど、なかなか成果が出ず。

各部のモデリングがある程度は出来てきたので、本丸のサーボ駆動ギミック周りを進めようとしたらこれがまぁ難題でして。
20231217_Ingram3_1.jpg
スペースが無いわけじゃないんですが、とはいえ配置の正解がなかなか分からない。
かつ、毎度ながらできる限り動力は少なく済ませたい、ので必要以上にハードルが上がってます。動くとこ全部にひとつずつサーボつけちゃえばすぐ出来るのは分かってる。でもそれはなんか嫌なのよー。
で、そもそものサーボの置き位置が悪い、ということに気付くまでに無駄に時間を要してしまってうんうん唸りながらまったく進まない時期がしばらく続いてました。
当初、零式ヘッドのギミックの発展系でいけるんじゃないかと考えてて、基本的な構造を零式ヘッド踏襲で考えてたんですけど、それがよくなかったですね。

結局、サーボの上下左右前後を反転してやればあれこれ上手く収まるんじゃないか、という結論にやっと到達してからは早い…ワケでもなく…。
20231217_Ingram3_2.jpg

難題がコレ。
20231217_Ingram3_3.jpg
以前上げたのからだいぶ設計変更してますが、左耳アンテナの展開ギミック。

動作としてはこう。
20231217_Ingram3_4.jpg
赤矢印のように前方へとアンテナ基部がスライドすることで上下に展開する仕組みです。構造上、青矢印のところで動かさないといけません。
ただ、単純に青矢印のとおり引っ張ってやればよいかといえば、赤矢印方向への摩擦抵抗のせいで、緑矢印のような回転方向の動きになってしまう。これでは引っかかって動かないこと必至です。

なので、このように…
20231217_Ingram3_5.jpg
動かす力がちゃんとギミック構造通り「並行」に働くような仕組みが必要になるわけ。
サーボの回転運動を直線運動に変換するのはそう難しくないもののそれなりの構造が必要ですが、こうちゃんと「並行」に力をかけられるギミックとなると…。

どうにかシンプルな構造を発明しないといけないんですが、厄介なのはこの左耳、ジャコッと飛び出すっていうね。毎度言ってる、「動いたパーツの一部がさらに動く」っていうのはホントにムズカシイ。
しかも、動力からの距離が伸びるわけで、動かすべきポイントと動作の起点が離れていると、ウチの加工精度では遊びやパーツ剛性の問題でちょっとやそっとでは上手く動かないのが目に見えています。

デジタル設計は試行錯誤がやりやすいのがメリットですが、とはいえ無計画に作り始められるかというとそんなことはなく、脳内設計である程度の目算がないとCAD上でも設計のしようがありません。

とはいえ少しずつ、少しずつですが、答えが見えてきているようないないような。
部分的にでも形にして動作テストに持ち込んでテンションを上げたいので、メインフレーム部分の構造も同時進行で考えながら。
20231217_Ingram3_7.jpg

で。
これも毎度ながらですが、「設計出来てもこれ組み立てられないんじゃね!?」という事態を回避しないといけないというハードルが立ちはだかる。その上、3Dプリンタの特性を踏まえて、出力時に精度を確保するためにはプリント方向までも考慮にいれたパーツ設計が必要になるわけで、もう考えることだらけです。

てなわけで、めんどくさ〜…ってなってやる気が出ないこともしばしば、というこのひと月半ぐらいでした。
でもまぁ、上記の通りアレコレありつつも再び前に進み始めた気がしますので、もうしばらくはこのペースでいければと。
ではまた次回。
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イングラム3号機-20:前頭部の角度修正 [彩工家 イングラム3号機]

前回発覚した前頭部の角度がおかしい件、修正していきます。
大工事、と言いましたがそこまで大変なことにはなりませんでした。

まずはズレの程度を正しく把握するため、仮の内部フレームを作り直し。
20231104_Ingram3_1.jpg
各部の対称をとるためのガイド用として3D設計・プリントしたものですが、なんか歪んできていて…お前が歪んでたらハナシにならんやろ、と。左右のブレがないように補強を追加して再出力しました。

で、ガイドにプラパイプを突っ込んで額センサーのセンター軸を出してみるわけですが。
20231104_Ingram3_2.jpg
やっぱりこの通り。
ミリ単位とはいえ見るからにズレてますし、仕込む予定のギミックを設計していくうえでは致命的です。

ただこれを解消するには単純に角度を少し変えてやればよいだけなのと、前頭部パーツ自体の左右対称はこれまでの調整である程度はとれているので、後端部が接する後頭部前端を右側だけすこし削り取ればOKです。
20231104_Ingram3_3.jpg

つっても変なスキマが空いてしまうんでパテ埋め調整。
20231104_Ingram3_4.jpg
チラ見えしてますがついでに少しブレが見えた前端部もちょっとだけ盛り足し。

整えてこう。
20231104_Ingram3_5.jpg
いやまったく、細かすぎて選手権ですけれども、だいたい真っ直ぐにはなりましたかね。

前頭部の角度が変わったということはですよ、前頭部に合わせて一生懸命調整していた顎パーツが今度は合わなくなるという必然…。
20231104_Ingram3_6.jpg
こちらも同様に右の付け根側を削って調整しました。

玉突きであれこれ。
後頭部のスジ彫りも右側だけ前頭部のズレに合わせて曲がっていたので埋めて彫り直します。
20231104_Ingram3_7.jpg
この辺は目立たないしやらなくてもほぼ影響はないところですけれども…。
ただね、ズレてるラインがあると錯覚で見当が狂うのでなるべく直せるところは直しておきます。

ま、やっぱりパッと見ではなにひとつ分かりませんがね。
20231104_Ingram3_8.jpg

1号機と比べて後頭部が二回りほどもでかいのはさすがにデカすぎでは、とかも気にはなりますが…。
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この辺をどうにかしようとすると全部作り直すことになりかねないので目を瞑ります。

で、前頭部の位置関係が整ったところで、久々にFusion 360のターン。
額センサー部の3D設計を進めます。キットパーツを採寸してデジタル造形に置き換えていく単純作業…と思いきや、ちゃんと設計し始めるとまたこれが辻褄が合わないんだ…。
20231104_Ingram3_10.jpg
キットの問題ではなくて、例によって例のごとく設定の問題です。
いやこれ設定通りに作ると収まらない…。

「設定の完全再現」を目指してるワケじゃないんだ、と自分に言い聞かせますが、とはいえじゃぁどう誤魔化せばいいのかというと、ここは形状の解釈論ではなく完全に物理的クリアランスの問題なのでなかなか答えが出ません。

進んでるような進んでないような、ですが、目先やるべきことがハッキリしているので、停滞期に比べたらだいぶ順調です(当社比)。
ではまた次回。
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イングラム3号機-19:さらに頬ブロックの形状変更 [彩工家 イングラム3号機]

いろいろやったわりには何も進んでない感じ。

現状です。
20231029_Ingram3_1.jpg
先端部の形状出しはまだ途中で軽く角を落としてみたのみ。
主に上面センサー周りをやっつけました。

ごく僅かな差なんですけど、これで全体のまとまり感が増した、ような気になってる。
20231029_Ingram3_2.jpg
後端が1mmちょい高くなるように傾斜を少し強めてパテ盛り。さらに○の前方と傾斜面との接点が少し○のラインから外れて前に出るように。
併せて上面センサーの角度を今度こそ垂直になるように調整…したはずが、ビス止めすると固定のテンションで微妙になんかずれる…。

右。
20231029_Ingram3_3.jpg
こっちも同様です。
左と比べると、前頭部側面のマルイチが嵌まる穴の位置が左右で全然違うのがよく分かります。これも追って直さないとですね。

正面から。
20231029_Ingram3_4.jpg
雰囲気は悪くない。

しばらく設定画ばっかり参照してたんで頭が「設定再現」みたいな方に過剰に寄りすぎてましたが、考え方をちょっと軌道修正できたので落とし所のベクトルは見えてきています。

が。
20231029_Ingram3_5.jpg
前頭部があからさまに左に曲がってる!

いやこれ症状としてはこのシリーズあるあるなんですけど、なんで今更この状況なのか。
考えてみたら、前頭部自体の左右バランスは調整したものの、ちゃんと固定する前だったのでこうして組んだ時のバランス検証ができていませんでした。ギミック設計といったりきたりしながらやってるからこうなる。
どうしてくれようって感じですがやるしかありません。大工事です。

ではまた次回。
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イングラム3号機-18:続々・頬ブロックの形状変更 [彩工家 イングラム3号機]

頬ブロック続き。

上面のセンサーを引っぺがしたところではありますが、ウサ耳側へ。
あちらを立てればこちらが立たず、ではないのですが、玉突きで次から次へ「となればココが」となっており…まぁ一つずつ潰していきます。

ということで、このキットに着手した最初期に、大型キットならではの極太湯口と間違えて削り飛ばしたウサ耳の接続部を再生させます。
20231015_Ingram3_1.jpg
耳の断面に合わせてプラ材を成形。

で、頬ブロック側、○の一部にガッツリ穴を開けました。
20231015_Ingram3_2.jpg
けっこうな重量のあるウサ耳パーツを保持することになりますから、単なる貼り付けでは到底支えきれないであろうということで、こうやってガッツリと接続します。

こうなりました。
20231015_Ingram3_3.jpg
ちらり見えておりますが、この頬ブロックを頭部に接続するプラ材のベロともプラ+プラでプラ用接着剤を使ってしっかり固定。レジン+プラだと瞬着に頼らざるを得ないのですが、溶着系で強度を出すことで少しはマシになるかなと。
ビス止め部と繋げることで、よりしっかりとウサ耳を保持する作戦です。

で、全景(仮)。
20231015_Ingram3_4.jpg
なんか、ギミックばっかり弄ってましたので、こうして組み上がるのは初めてでは。

いや、いまさら…!?


ハナシを戻して。
ウサ耳に着手したのは、この頬ブロック上面センサー部の位置関係を精査するために辻褄合わせが必要だったからです。
20231015_Ingram3_5.jpg

若干前後しますが、根本を少し彫り込んでみたりしてます。
20231015_Ingram3_6.jpg

ちょっと後ろに下げつつ、1mm上に上げました。
20231015_Ingram3_7.jpg
このセンサー、上端が○の上面とツライチっぽくもありちょっと下っぽくもあり、解釈に迷うところのひとつ。そことウサ耳前端との距離感を確かめる必要があったのです。
かつ、何度も書いてますがこのセンサー部、正面は垂直であって欲しいところ、ちょっと俯角がついてしまってたのを補正したつもりがしきれてなかったのを改めて補正しています。
下端が面に接してないところはこれからなんとかします。前から後ろへと進んでいって、後ろから前へと戻ってくる、という加工のリレー。


で、前述の通りいまさらながら全体像を把握したところで見えてくるアレコレ。
ちょっと、分かってきました。

ではまた次回。
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イングラム3号機-17:続・頬ブロックの形状変更  [彩工家 イングラム3号機]

引き続き、頬ブロック周り。
前回始まってしまった大工事の続きです。

頬ブロックの先端を下にずらす工事。
何度か微調整を加えて3Dプリントパーツを接着しまして、ガリゴリと削りました。
20231009_Ingram3_1.jpg
が。
どう見ても、先端をちょっと延長してみてるのがよくない感じ。
(ちなみに左だけ延長幅が長いのは整形中に削りすぎたからです…)
でもここ伸ばせるとギミック的には楽になるんだよなぁ…。

ん〜……。
でもこれ、どうみても正解じゃない気がする…。。。
のですが、取り敢えず先へ進みます。

そもそも論に立ち返って。
この3号機、なんか「顔がでかい」気がしてたんですよ最初から。
というのと、あれやこれやと自分好みに改造してしまったシリーズとの並びも気になり、久々に1号機を引っ張り出してきて並べて比較。
20231009_Ingram3_2.jpg
こうしてみるとそこまで致命的な差はないようにも見えます。ただ、1号機は主にトサカ部をだいぶ元キットから弄りましたので対比の把握が難しい。

このシリーズ、キットでは左耳の○のサイズを1〜3号機でどうやら統一してあるっぽいんですけれども、そこに一つの要因がある気がしていて。
3号機の○って、設定的との整合性で言うと、他よりちょっと大きいのが正解なんですよ。そしてこのキット、それ故に○に対して「顔」がやっぱりちょっと大きい…気がする。

顎を比べてみます。
20231009_Ingram3_3.jpg
だいぶ差がありますが、これも、1号機の顎をそもそもガッツリ削って小顔化しましたので、キットの正しい検証にはなってません。あくまで「我が家ver」のハナシ。
とはいえ、並べるのは我が家の既存品なので、合わせなければ。

というわけで、顎を一回り小さくすることにします。
20231009_Ingram3_4.jpg
ついでに、バイザー下端の一段落ちてるラインももう少し広げてみます。

てことでこう。Before/After。
20231009_Ingram3_5.jpg
頬アンテナ部が前に出過ぎ感はやっぱりありますが、位置を下げたのは正解な気がします。
そして顎を小さくした分、額の出っ張り具合も気になってきますが、ここはiPhoneの広角レンズで撮ってるがゆえの見た目もありますので、肉眼との匙加減に悩むところっていうか、ここ弄り出すともうドツボでしかないので最小限の加工でバランスをとりたいです。

となるともう、どこを基準にすればいいかがまた迷子。

そして、いつぞやの記事(→ イングラム3号機-8:各ブロックの嵌合調整 )で、「あとあと大慌てで切り取るハメになるかもならないかも」などと言っておりましたが、予言的中です。
頬ブロック上面のセンサーを剥ぎ取りました。
20231009_Ingram3_6.jpg
きれいに接合面を処理してあったのでもったいないですが、思いのほかガッツリくっついてた割には、思いのほか簡単に取れました。
これをどうするつもりやら…ですが。

左耳の○がちょっと小さめ、だけど全てをそれに合わせることはどう考えても非現実的。
その中で、一番バランスよく収まるサイズ感を探りながらどうキットパーツを生かしていくか。

これ、1・2号機よりも零式よりもやっぱり遥かにハードルが高そうです。
ではまた次回。
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GUNDAM NEXT FUTURE [EAST]が楽しかった話 [雑記]

先日、話題のイベント、GUNDAM NEXT FUTURE [EAST]に行きました。
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はい、ガンダムです。
パトレイバーが好きなので、ガンダムのファンである自覚がとても薄いのですが、冷静に考えると自分が思ってるより遥かにガンダムが好きらしく、というかどこからどう見てもガンダムファンです。

さておき。
最近いろいろなイベントが行われてる新宿住友ビルの三角広場とやら、初潜入。

いきなり恒例の立像たちがお出迎えです。
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各種イベントでアレコレ見てるので、特段の感動はないですけれども、ずらり歴代のが並ぶと壮観。

イベント主旨としては、最新作「ビルドメタバース」と「SEED FREEDOM」のガンプラ軸での宣伝がメインで、直近作「水星の魔女」の展開とかガンプラをスキャンしてVRで戦えるやつの紹介もありながら、みたいな感じですかね。

てことで10周年のビルドシリーズ展示。
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ビルドファイターズ大好き。
割と最近全話見返しましたが、巨大ロボットモノアニメがすっかり流行らなくなった時代にどうガンダムを楽しんで貰うか、いかにガンプラに触れて貰うか、という戦略の実現を見事に果たしながらも、アニメとしても面白く、子ども達に見て欲しい作品です。
対象年齢を少し上げた「ダイバーズ」の方は、ファイターズに比べると若干失速した感はありますが、十分良く出来たアニメ。

そしてシリーズ最新作「ビルドメタバース」。
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企画した頃は無限の可能性を見た人も多かったんでしょうが、今やすっかりオワコン感あるメタバースを冠したタイトルには若干の滑稽さを感じたりもしますが、片や「ガンダムメタバース」はどこまでバンダイ本気なんでしょうかね。

一方で、公開されたアニメのほうはといえば、ビルドシリーズ大好きな人間からすると感涙モノの傑作で。「メタバース」とか言わない方がよかったんじゃないかと言うぐらい、ビルドファイターズの精神が正当に受け継がれたガンプラアニメですので皆さんご覧下さい。
ガンダムビルドメタバース公式

で、なにセカイくんも出るの!?
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シリーズではトライのセカイくんが一番好きなので期待。

そしてそしてコレですよ。
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誰もが諦めかけていた新作劇場版「SEED FREEDOM」。

に合わせてのSEEDシリーズ展示。
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令和の時代にSEEDの回廊を抜けるとそこは平成でした。
SEED/SEED DESTINYの展示!!からの、劇場版新機体!!
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まぁ詳しいことは例によってそういうサイトをご覧頂くとして。
こないだも言いましたが、ガンダムで一番好きなのがSEED DESTINYなんですよ(世間の評判が悪いのは知ってる)。
まさかね、今になってこんなに盛り上がるとはね。
SEED/DESTINYもこないだ全話見返しました。

んで、「楽しかった、水星の魔女!」『すいせいのまじょ!』
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グエル先輩のフィギュアとかチュチュ先輩のキット化とか!

そんなこんなで、豪華展示盛り沢山で、新作アニメも新作キットも楽しみになる素敵イベントでした。

驚くべきはこれがなんと「入場無料」ってこと。
宣伝施策とはいえ、会場内では声優多数出演のステージイベントが複数催され(無料配信も)、これでもかという大規模な展示があって、さらには超豪華お土産まで貰えます。
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ビルドシリーズ10周年記念の豪華小冊子とか、最新ガンプラのカタログ冊子に加えて、エコプラの1/144ガンダム組立体験ver.までついてきます。
これで「無料」!!

[EAST]新宿会場は、日付変わって本日9日(月・祝)まで開催ですのでぜひ。

やー、バンダイとガンダムのビジネス規模がでかすぎますね。
そして自分、やっぱりガンダム大好きじゃねーか(笑)。
ではまた次回。
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