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イングラム3号機-20:前頭部の角度修正 [彩工家 イングラム3号機]

前回発覚した前頭部の角度がおかしい件、修正していきます。
大工事、と言いましたがそこまで大変なことにはなりませんでした。

まずはズレの程度を正しく把握するため、仮の内部フレームを作り直し。
20231104_Ingram3_1.jpg
各部の対称をとるためのガイド用として3D設計・プリントしたものですが、なんか歪んできていて…お前が歪んでたらハナシにならんやろ、と。左右のブレがないように補強を追加して再出力しました。

で、ガイドにプラパイプを突っ込んで額センサーのセンター軸を出してみるわけですが。
20231104_Ingram3_2.jpg
やっぱりこの通り。
ミリ単位とはいえ見るからにズレてますし、仕込む予定のギミックを設計していくうえでは致命的です。

ただこれを解消するには単純に角度を少し変えてやればよいだけなのと、前頭部パーツ自体の左右対称はこれまでの調整である程度はとれているので、後端部が接する後頭部前端を右側だけすこし削り取ればOKです。
20231104_Ingram3_3.jpg

つっても変なスキマが空いてしまうんでパテ埋め調整。
20231104_Ingram3_4.jpg
チラ見えしてますがついでに少しブレが見えた前端部もちょっとだけ盛り足し。

整えてこう。
20231104_Ingram3_5.jpg
いやまったく、細かすぎて選手権ですけれども、だいたい真っ直ぐにはなりましたかね。

前頭部の角度が変わったということはですよ、前頭部に合わせて一生懸命調整していた顎パーツが今度は合わなくなるという必然…。
20231104_Ingram3_6.jpg
こちらも同様に右の付け根側を削って調整しました。

玉突きであれこれ。
後頭部のスジ彫りも右側だけ前頭部のズレに合わせて曲がっていたので埋めて彫り直します。
20231104_Ingram3_7.jpg
この辺は目立たないしやらなくてもほぼ影響はないところですけれども…。
ただね、ズレてるラインがあると錯覚で見当が狂うのでなるべく直せるところは直しておきます。

ま、やっぱりパッと見ではなにひとつ分かりませんがね。
20231104_Ingram3_8.jpg

1号機と比べて後頭部が二回りほどもでかいのはさすがにデカすぎでは、とかも気にはなりますが…。
20231104_Ingram3_9.jpg
この辺をどうにかしようとすると全部作り直すことになりかねないので目を瞑ります。

で、前頭部の位置関係が整ったところで、久々にFusion 360のターン。
額センサー部の3D設計を進めます。キットパーツを採寸してデジタル造形に置き換えていく単純作業…と思いきや、ちゃんと設計し始めるとまたこれが辻褄が合わないんだ…。
20231104_Ingram3_10.jpg
キットの問題ではなくて、例によって例のごとく設定の問題です。
いやこれ設定通りに作ると収まらない…。

「設定の完全再現」を目指してるワケじゃないんだ、と自分に言い聞かせますが、とはいえじゃぁどう誤魔化せばいいのかというと、ここは形状の解釈論ではなく完全に物理的クリアランスの問題なのでなかなか答えが出ません。

進んでるような進んでないような、ですが、目先やるべきことがハッキリしているので、停滞期に比べたらだいぶ順調です(当社比)。
ではまた次回。
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