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イングラム1号機-20:本塗装・その2 [彩工家 イングラム1号機]

風もなく快晴で、絶好の塗装日和となった今日。引き続き本塗装です。

前回だいたいの下地は出来てるのですが、前述の通り、白塗装はなかなか発色せず…。
地道な塗り重ねでぼってりとした塗膜を作るしかありません。
グレーサフじゃなくて白サフとかベースホワイト使えば?と思われるかも知れませんが、実はそうでもないのです。
以前、この指揮車を作ったとき、発色のためにとサフレスで成形色の白プラに直に白塗装したのですが、白に白だと「塗れてるのかまったく分からない」という事態が発生しまして。
発色的にはデメリットになるのですが、白塗装には白じゃない下地、という結論に達したワケです。

さて。
前回までで、こんな感じになってました。
20140511ingram1a.jpg
梨地っぽいんですが、それなりの光沢感は出ています。
が、この光沢は生かさずに一旦ヤスって「中研ぎ」します。光沢命のカーモデルでは一般的な技法ですが、今回も警察「車輌」ですからね。本来、最後のクリアを吹く前に研ぐものですが、厚塗りしすぎてダレてしまった部分、ムラになってるところなどを調整しながら、一旦平滑面を出した上で再度重ね塗りです。

ところで、前回以降、とある大惨事が起きていました。
ご覧下さい。
20140511ingram1b.jpg
パッキリと逝ってしまっております。
部屋の片付け中、棚の上の積みプラの山が轟音と共に崩壊し、作業台を直撃。よりによってこの繊細な左耳パーツが引っかけられて床に落下し、見るも無惨なクラックと相成りました…。

完全に塗装が完了する前でまだよかったですが、前にもクラックを修復した箇所。再度の修復作業はなかなかテンション下がります。
20140511ingram1c.jpg
どうにかこうにか補修しましたが、そもそもが超厚塗りになっているため、補修箇所と無事な部分の段差がなかなかキレイに消えず。
画像でも若干段差になってしまってるのが見えますが、そのあたりの処理も含めての「中研ぎ」作業となった次第でした。
ついでに、今更顔を出した気泡なども、塗料をパテ代わりにする荒技で処理しながらの重ね塗り。

さらに問題。
とりあえず出来てるパーツから塗り始めてしまったので、形状修正中だったパーツは重ねが足りず、明らかにパーツごとに色味が違います。
20140511ingram1d.jpg
違和感が出ないよう、バランスをみながら塗り足していく作業はなかなかしんどいですな。
やはり、同じ色のパーツは色味に差が出ないよう一気に吹くのが鉄則だと思い知るなど。

とまぁ、いろんなトラブルに見舞われながら、ベースの白塗装はほぼほぼ終了。
20140511ingram1e.jpg
やっぱり白くなるとイングラムらしくなってきますね。

まだまだムラになってるところや表面処理の甘さが塗面に出て来てるところがあるので、この後は再度の中研ぎと適宜さらなる重ね吹きを行ってから、いよいよクリアを吹きます。その後、細部の塗り分けに入る予定です。

ではまた次回。
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