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イングラム3号機-23:左耳ギミック試行錯誤中 [彩工家 イングラム3号機]

引き続き、ひたすらFusion360とPhotonにかかりっきりです。
時間だけは費やしてるわりに、進捗が乏しいのでテンションも少し下がり気味。
ミスも増えて、設計もプリントもやり直し多発でそろそろまたブランクに突入か…という状況でしたが、少し光明が見えてきたような気も。

主に、左耳のアンテナをどう可動させるか、に取り組んでおります。
アンテナ自体の展開ギミックは出来てるので、それをいかに機械的に動かすかです。

先日の記事で書いた通り、スライド可動の確実性に大きな問題がありました。
ということでヒンジ角の割り出しとかクリアランスの調整にさんざん苦労して組み上げたのがこちら。
20240106_Ingram3_1.jpg
ご覧のとおり、平行リンク機構にスライダを組み合わせてどうにかアンテナ基部を前後に直線運動させようという作戦です。

が、結果としては大失敗。ボツです。まぁね、分かってはいたんですよ。
このサイズのヒンジ構造がウチの工作精度でマトモに動くわけはなく、遊びというかブレとガタつきが酷くて使いものになりませんし、肝心のスライド可動はやっぱり樹脂の摩擦抵抗に負けて引っかかるばっかりです。

ということで、コレも前々から考えてはいたハズなのになぜか棚上げしていた別案。
20240106_Ingram3_2.jpg
2本の真鍮線を並行に渡して強固なガイドを作成してスライドさせる作戦。

さらに。
20240106_Ingram3_3.jpg
「軸受け」として真鍮パイプをパーツ側に仕込んで摩擦抵抗を大幅に低減してやります。これをワイパー状のアームで前後に動かしてやろうというワケ。

大正解でした。
アンテナ基部パーツ自体のクリアランス微調整も相まって、非常〜にスムーズにスライドするようになりました。最初からこれにすればよかった。なんで棚上げしてたんでしょね。
あとはアンテナ自体を取り付けてどこまで狙い通りに動くかですが、左耳ブロック自体の伸縮機構の方の調整にもだいぶ手間がかかってしまったのでひとまずはココまで。

このまま順調にいけば、いよいよサーボを組み付けての電動化テストにこぎ着けられそうです。
ではまた次回。
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