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イングラム3号機-25:今更の大工事 [彩工家 イングラム3号機]

タイトルの通りなんですが…毎度おなじみのこのフレーズから。さんはい、

「「左右の対称が、とれていません!!」」

いつもながらアナログ造形キットゆえの形状不均一に起因するところとはいえ、今回ばかりはこれ完全にわたしの補正ミス、修正間違い、把握漏れ、盛大なやらかしとしか言いようがありません。
なぜここまで気付かなかったのか。


前回、電動ギミック仮組みがまずまずの結果に終わりほくそ笑んでいたのですが、ふとひっくり返してみたらこれです。
20240121_Ingram3_1.jpg
お分かり頂けるだろうか。

20240121_Ingram3_2.jpg
センターを出すためにデジタル設計して組み込んでいる「底板」に対して、左の頬/耳ブロックが右より明らかに外に出ています。しかもかなりガッツリと。

そりゃね、パーツの外観を整えるためには前や上から見ることがほとんどです。とはいえ、下から見ることが無かったわけじゃないですし、底板の位置関係なんてさんざん見てたのにここが左右センターに来ていないなんていう根本的すぎるところをなぜ見落としていたのか本当に不思議。
つまり、これまでずっと「センター」だと思ってたラインがそもそもセンターじゃなかったということになりますので、そりゃ次から次へと合わないところが出てくるのも当然です。
もっと早く気付いていれば、このズレを織り込んだセンターラインの設定が可能でしたが、ちょっと前に前頭部の傾きを補正したあたりが最終ラインでしたね。


今となっては全体ちょこちょこ弄って辻褄を合わせることは困難ですので、とりあえず左頬/耳ブロックをまるごと内側へ数mm引っ込めるしかありません。やるべきことがシンプルといえばシンプルなんですが、左耳はこの通りリング状のダボで噛み合う構造なので、このリングの底を彫り込んでいくというなかなかに難易度の高い工作なので気が進まず…。
20240121_Ingram3_3.jpg
ただこういうのはもう、勢いでエイヤとやってしまうに限ります。

で、エイヤと。
20240121_Ingram3_4.jpg
意外とあっさり出来ました。

どうにか今度こそ?本当のセンターを出すことが出来た模様。
20240121_Ingram3_5.jpg

補正の過程で破壊せざるを得なかったビス止めブロックも再造形。
20240121_Ingram3_6.jpg

ウサ耳の位置合わせ用ダボが干渉するので後頭部も削るはめになります。
20240121_Ingram3_7.jpg
が、ちょっとやそっと削ったぐらいじゃ全然足りません。

途中で止まってたウサ耳のねじれ補正の続きと併せて、耳と後頭部まわりをガリゴリとやってやりました。
20240121_Ingram3_8.jpg
このところずっとギミックの設計と試行錯誤ばかりだったので、久しぶりにレジンを削りまくる作業はいい気分転換になったということにしておきましょう。


そして当然ながら、前頭部も嵌まらなくなってるワケで…。
20240121_Ingram3_9.jpg


なにより最大の問題は、左耳の位置が引っ込んだのに合わせ、先日ようやく可動テストに持ち込んだ電動ギミックの位置も数mmずらしてやる必要があるということ。
サーボの可動角とか厳密に計算しているので、単純にどこかを短くすればいいというものではありません。ならばとサーボの位置ごとずらすとなると、ただでさえ悩んでいる「残りの」ギミックを収めるスペースが侵蝕されていくことに。これは悩ましいぞ。

ということで、順調かと思いきやとんだ落とし穴にずっぽりはまっているところです。
ではまた次回。
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