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イングラム3号機-30:続々・額アンテナ周りのギミック仮組み [彩工家 イングラム3号機]

WFディーラー「彩工家」さんの1/8イングラム3号機ヘッドに自作ギミックを仕込むチャレンジ。幾多の失敗作…もとい「試作」を重ねて、ここまできました。
20240505_Ingram3_1.jpg
前回それなりにできてた額アンテナの展開ギミック、ブレード大に続き、ようやくブレード小まで動くようになりましたよ…。
パーツはAutodesk Fusionで設計、Anycubic Photon Mono SEでプリントしています。

数回前の記事で書いた通り、ブレード小のほうは設定画でも本編でも展開機構らしきものが確認出来ないので、どうでっち上げたものか、というところで悩んでおり。
描かれてないものなのでやむを得ず造形しなくてはならないとしてもなるべく小さくしたい。ついでにただでさえ精密な造りになってしまっているので可動部は少しでも減らしたい。…という考えに囚われていたわけですが、それがコトを格段にフクザツにしていました。
んで、ミリ単位どころかコンマミリ単位のクリアランス調整が必要なこの額ブロック先端において、我が家の工作精度ではとても実現できぬ…!!!というのがここしばらくの顛末。

結果、割り切ってブレード小の展開ギミックもブレード大と同じ構造に切り替えました。
そしたらまぁ、予想以上にいろんな問題が一気に解決しましてね。
ブレード展開ギミック自体は「大」で実績がありますので難なくクリア。その上、構造を変えていたために展開動作に必要なアームのストロークの違いゆえに大小それぞれを別で動かす必要が生じていたところ、ストロークを揃えられたので動作用のシャフトも1本にまとめることが出来、ギミックが大幅に簡略化できました。

そして、いざ作って見て見比べてみたらこうです。
20240505_Ingram3_2.jpg
ジョイント部をダミー造形で小さく作ってた試作品が右、対して左が構造変更ver.のヒンジ。
大して変わりません。そもそも、裏側なので前から見えないからね…。
もっと早く方針変更するべきでした…。最近の苦悩はなんだったのか。

とはいえしかし、相変わらずサポート材なのかパーツなのか分からないサイズには変わりがありません。
20240505_Ingram3_3.jpg

駆動用シャフトの先端に、まずはブレード大のヒンジアームを取り付け。
20240505_Ingram3_4.jpg

続いてブレード小のアーム。
20240505_Ingram3_5.jpg
それぞれ、接続はφ0.3mmの真鍮線です。
設計データ上で開けた穴は小さすぎてプリント時に埋まってしまいますが、アタリ程度は残るので穴を穿けるのも一苦労ながらどうにかギリギリ精度を保っています。

んで、各ヒンジを穴から通しつつ額ブロックの中に収めます。
20240505_Ingram3_6.jpg
ここが意外とムズカシイ。
一旦畳んで通すわけですが、畳んで通すためのクリアランスを可動範囲とは別で考慮する必要があります。今回はまだ足りておらず一部精密ヤスリでゴリゴリとやってようやく。

んで、各ブレードを取り付けてこう!
20240505_Ingram3_7.jpg
待って、カッコよくない!?

設計変更と併せて、出来てたトコの微妙なクリアランス調整も行ったところ、動作が想定を遥かに超えてめちゃくちゃスムーズになったのも副産物。前回もそれなりにスムーズではありましたが、比べものにならないぐらい滑らかです。


ここまで来たら久々にサーボも組み込んで電動化のテストに移りたいところですが、とりあえずブレード展開部のテストを優先したために動作させる側のギミック周りはもう少し調整が必要なのでしばしお預け。ついでに、左耳周りももう少しパーツ分割の改良を検討中です。
GW中には電動テストまでいきたかったんですが、ギリギリ間に合わないかな…、どうかな…。

ではまた次回。
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