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ZBrush coreフィギュア原型-2:仮出力など [デジタル原型チャレンジ]

デジタル原型チャレンジの続きです。

WF本申請直前でなんとなく形になってきてた頃。
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またまたキンプリですよ。"KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-"から香賀美タイガくんです。

こうしてみるとまるで、よく皆さんの作例で拝見するデジタル造形のフィギュア原型みたい。というかデジタル造形のフィギュア原型なんですけど、改めてこう「いかにもそれっぽい」雰囲気になってくるとちょっと盛り上がる…というか、縁遠かった憧れのやつが自分にも出来てることがちょっと不思議な感じです。
以前も書いた通り、3DCGは何度も手を出しかけては挫折していたので、よくぞここまで来たなぁという感慨。
まぁ、そんな思いにふけってる暇はないんですけど。

で、この時点では自家プリントとかまだ夢だったので、D主の友人にデータを送りつけて仮出力してもらいました。
おおー。できてるー!!
20200102_taiga2.jpg
このときはまだ出力を前提にしたパーツ分けとか全然できてなかったので、このままではパーツになりませんが、データ上でどの程度作り込むと実寸でどう見えるのか、実際に出力されたものをみるといろんなことが分かってきてとても参考になりました。

で、この仮出力品を踏まえてパーツ分けとか細部ディティールの調整とかちまちま進めて。
なかなか進捗状況が芳しくないんですがタイミング的にそろそろ物理的な材料を揃え始めないとヤバイですよということで、前回記事の通り12月半ばになってようやく稼働状態に持ち込んでいた自前のPhotonにかけてみることにします。

モデリングしたデータをプリント用のデータに変換するスライサーってやつ。
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プリンタ付属のものですが、これがめちゃくちゃ使いにくくてですね…。
ただやること自体はシンプルなので、パーツを並べてサポート材をオートで付けて、ポチッとな、で出来上がりです。

そんな大晦日でした(笑)。

昼頃からスタートしたものの、やっぱり時間がかかります。
スライサーの時点で予想プリント時間が出るんですが、いざプリントし始めるとプリンタが言う予想時間が倍ぐらいに伸びてるのはなんでなんだろ…。

夜はお出かけ予定だったので、その前には出力終わって欲しかったものの当分終わりそうになく。ただ、中を覗き込んでみると、それらしいものが出来ています!!
20200102_taiga4.jpg
順調なのではないでしょうか。出来映えが気になりますがやむを得ず放置して某カウントダウンライブへ…。室温があまり低いとうまくいかないようなので、エアコンをつけっぱなしにして出かけます。

そしてライブの余韻に浸りながら終夜運転の電車で帰宅しましたのが元日午前2時。
さっそく確認してみます。

じゃじゃん。
20200102_taiga5.jpg
お〜!できてるー!
いい感じじゃぁないですか。
見たところ変な剥がれとかエラーもなく、キレイにパーツの形で出来ていますよ。
またまた大成功です。

で、さすがに一度寝て、起きてから早速仮組みしてみますが…なかなかこれが。
噂には聞いていたとおり、ダボ部分にはそれなりの遊びを設けておかないとうまいことハマらないようです。遊びがなさ過ぎるのと微妙に太るのとでちゃんと組めない。

とりあえず無理矢理はめ込んでいけたところだけ。
20200102_taiga6.jpg
うむむ。悪くないのでは…。

この髪のディティールとか指先とか、アナログでやろうとするとむきー!!てなるところですが、デジタル造形・出力でこんなにカンタンに出来ちゃうんですねぇ。
どうりでフィギュア原型やってる方がみんなデジタルに移行するわけだわ、と。

ちょいちょいデータ側で追加調整が必要ではありますが、デジタルデータでしかなかったパーツを現実のものとする手段を得ましたので、まだ先は長いですが道筋は完全に見えました。
いやこれ万が一うまく出力できなかったら、締め切りまで時間ないしどうしたものかと思ってましたので、うまくいって一安心です。

幸いそれなりに正月休みがありますので、仕事始めまでにどこまでいけるかが勝負。
ではまた次回。
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