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零式ヘッドモデル-33:続・ギミック調整 [彩工家 零式]

このところのあれこれ調整の続きです。
外観にはほぼ影響しないところばっかりですがいちおう上げておきます…。

ギミックのコア部。
20210511_zero1.jpg
だいぶ前に、顎が垂れ下がるからとスプリングでテンションをかける仕様にしていましたが、廃止しました。
フェイスオープンは全て連動してるので、顎にスプリングのテンションをかけると目玉カバーの開き角にも影響します。それだけならどうにか誤魔化せていたのですが、バイザーギミックの開閉を目玉カバーを介して行うことになったため、さすがに無理が出ました。設計上はどうにか動作範囲を確保していても、閉じ方向にかかるスプリングの力にギミックが負けてしまい、最後のあと少しが開き切らない。

スプリングを外すとそれなりに全てうまいこと動くようになった一方で、当然ながら顎は垂れ下がるワケですが、そもそもの原因はヒンジの遊びです。だったら遊びを考慮して構造を若干タイトにしてやればいいだけの話。要はそれが面倒くさかったからやってなかっただけです。

てことで、画像の上の矢印部分のパーツを作り直しました。
当初2軸の距離が8mmだったところを7.5mmに…っていうレベルですこれが。7mmでは短すぎた。
支点力点作用点の位置が非常識なのと工作精度がイマイチなのとで、ここの0.5mmの調整で顎先では2〜3mmの違いが出ます。
どうにかこうにか。

画像の下の矢印のところは、これも面倒くさくて後回しにしていましたが今更ながら「底板」にコアブロックをビス止めできるようにしました。
ずっと真鍮線の軸打ちで止めてたのですが、何度も組んではバラしてを繰り返していたら穴がゆるゆるになってしまってすぐすっぽ抜けるので、覚悟を決めてやってやりました。

そしてずっと組んだままだったギミックを久々にバラして整備。
20210511_zero2.jpg
ホコリやら色んな削りかすが入り込んでたりしてたので、洗ってグリスを塗り直して再度組み上げ…るのですが、一つでも順番を間違えると組めないというややこしさ!
誰だ!?設計したのは! わたしです。


これでスッキリ軽快に動作するようになったかと思いきや、がっちりビス固定されるとまた想定外の不具合が発生するもので。スッキリどころか、いままで快調にガシャガシャ遊べていたのに動きが激シブになってしまいました。なんで。

固定がゆるゆるだった時はどうにかなってたところが、遊びがなくなって干渉しているようです。
随分前に相当な時間をかけて調整したハズの、操作用のバーと目玉ブロックのスライド機構との嵌合を改めて見直してみたり。
20210511_zero3.jpg
首を突き抜ける穴も改めてちょっと削り足したり。
逆に、変なガタつきがあったところは余計な隙間を埋めてタイトに調整しなおしたり。
タイトすぎてまた削ったり。
なにがどこに干渉してるのか分かんないことも多く、見当違いのところを弄ってることもしばしばです。


そんな中、前頭部開閉ヒンジの軸がこの有様です。
20210511_zero4.jpg
はい斜め〜。
これもまた例によって例のごとく、とっくの昔に気付いてたけど面倒くさくて放置してたところ。
顔面がガショッと前に出る動きの際、顎と前頭部の向きがごく僅かながら明後日の方向にズレるという欠陥がありまして、まぁココが原因だよねと修正。
併せて、最初期に付けた前頭部保持レールも今更コンマ数mmレベルで曲げて調整。


とまぁ、それで結果どうなったのかまったく伝わらない話ばかりで恐縮です。
前にも書いたかも知れませんがそもそもこのギミック、棒をほんの1.5cm引っ張るだけで全てが動作するという驚きの(自画自賛)構造ですので、調整も一筋縄ではいきません。
アナログ造形キットにデジアナハイブリッド設計の自作ギミックを行き当たりばったりで仕込もうとするとこんだけ苦労しますよ、っていう話でした。要領と手際が悪いだけともいう。

でもほんとに終わりが見えてきてる気がするぞ。

ではまた次回。
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