SSブログ

零式ヘッドモデル-15:バイザー可動検証編 [彩工家 零式]

ついに鬼門のバイザー周りに着手。

キットのバキュームフォーム製クリアパーツは柔らかいため、仮組みしてみたところでいろいろ誤魔化せてしまうので、厚紙ダミーを用意してクリアランスを確認します。
20200731_zero1.jpg

一番幅のでかい上端部がクリアできれば引き上げても収まるはず。
20200731_zero2.jpg
…なのですが、頭部側も一番幅が広いのは下端のバイザーと接する部分なので、普通に考えたらこれどうやったって収まるワケがありませんよ。

なのでまぁ、ある程度後ろに下げながら…てことにはなりますが、だとしてもだいぶキビシイ。
20200731_zero3.jpg
パーツに厚みのある部分は多少削り込めるとはいえ、見えてる断面はまだしも上方にいくほど余裕がなくなるのは分かりきってるので限界があります。バイザー幅をどこまで諦めるかとのバランス調整がキモになりそうです。

バイザーを引き上げるギミックも、後ろに下げつつ上に引き上げる、となるとなかなかタイトな予感…。
てことでここもデジタル設計を試みることにしつつ、Fusion360の勉強も次のステップへ。
20200731_zero4.jpg
軸位置とかをちゃんと設定するとヒンジの可動範囲とかをシミュレートしてくれる便利機能があるんですが、なかなかクセが強くていまひとつちゃんと使えません。でもこれをマスターすればこういう可動ギミックの設計には強い味方になりそうです。まぁ本来そういうソフトなんですけど。


そんな合間に、面倒くさくて保留してた首元の補強パーツも作りました。
20200731_zero5.jpg
ビス止め位置がセンターとれてないんで若干斜めになっちゃったけど、どうせ見えないんで気にしない…。
これで耳つけても後頭部の荷重をけっこうしっかり保持してくれるようになりました。全体を仮組みしてみたところ、いい感じに前後の重心バランスもとれてるようで一安心です。


そして余談ですが。
こういうでかいモデルは写真の撮り方ひとつで全然違って見えるもんですね、て話はイングラム1号機の時も何度かした気がしますけど、見栄えテストついでにレンズによる見え方検証など。
20200731_zero6.jpg
普段お手軽にiPhoneで撮ってますが、久々にデジタル一眼を引っ張り出して撮ってみた。
前の記事の写真と比較していただければよく分かりますが、やはりスマホの超広角レンズとマトモなレンズで全然違うし、テレ/ワイドでまったくパース感が違ってプロポーションも別物です。
やっぱり最終的にはアイボールセンサーを信じるしかありませんねぇ。


で、バイザー可動、うまくいくでしょうか。
差し替えなしの完全変形を目指す上ではここが最後の山場。なんとか諦めず形にしたいところです。
ではまた次回。
nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー